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ライブツイートログ3【 脱線銃講座『硝石求めてンコまみれ』 】

 アクションを書きたいと思っているけど基礎知識がない人や、基本ファンタジーだけど銃を登城させる場合どうなるのだろう? と思っている人を想定してます。わしがグラウザーを書く上で長年集めた知識が土台なのだが・・・

 それではスタート!

 ライブツイート、銃についてのちょっとしたお話!!

 まず始めるのは『火薬』について
 なぜそこから始めるかと言うと、銃にしろ火砲にしろ、『火薬』が発明されてこそ出来るものだからだ。しかも火薬って以外と政治や地理的状況に左右されるものなのだ。これはファンタジーモノでも重要だ。

 さて火薬を作るのに必要なものとは?

 それは以下の3つの材料

1:炭素(石炭や木炭)
2:硫黄(火山があればどこでも取れる)

 この2つはわりと手に入る。実は意外と難しいのが次

3:硝石(硝酸カリウム)

 これが恐ろしく手に入らないのだ!
 ちなみに炭と硫黄は可燃物と助燃剤の役割をはたす。硝石はこれに対して、酸化剤と言って燃焼することで酸素を出し、より爆発的な燃焼を起こす役割が有る。ぶっちゃけ、硝石がなければ火薬も爆薬もできない。当然、銃も火砲もできないことになる。
 まずこれ。
 それで漫画のドリフターズを思い出せ。
 平野耕太さんの書いてる歴史上の色んな人がわんさか出てくるあの奇天烈な漫画でだが、あの中で剣と弓やしかない文明社会の中で、織田信長たち3人はまず『火薬』を製造するのに炭と硫黄はすぐに入手出来るとして、硝石に相当する物を集めるのにものすごい苦労をしている。
 なぜなら硝石は恐ろしく水に溶けやすいからだ! だから石炭などの様に地下を掘ったらすぐに出てくるという性質ではない。人為的に苦労して硝石に相当するものを作らないといけない。この硝石を作る方法がなかなか見つからないために、世界的に見ても火薬を発明出来る地域はごく限られている。
 日本で銃が大々的に登場したのは戦国時代だが、銃を使うのには火薬が居る。だが火薬を作るのには硝石がいる。しかし日本の様に多雨な気候では硝石は望みゼロである
 ではどうするか? 
 そう――、輸入するのである。
 戦国武将がバテレンのキリスト教を認めたのはここに理由が有るのだ。
 信長はキリスト教を認めたし、九州の島津はキリシタン大名も多い、
 そして、どちらも火縄銃の運用においては猛者である。そらそうだ、火薬に必要な硝石の入手で太いパイプを持ってるんだから。しかし、戦国時代後半、キリスト教は禁教となった。だが、銃はさらに爆発的に増えていった。

 なぜか?
 それは硝石を自己生産出来るように成ったからである。
 自分で作れるなら外国人に頭下げて異教を認めなくてもいいわな。だから、キリスト教は禁教として弾圧されたわけ。しかし、この硝石の自己生産というのが・・・

 あまり書きたくないが必要だから書く。

 はっきり書くと「アンモニア」を直接的な原料として原始的な方法で化学変化を起こして硝酸を手に入れ、それを濾過・凝集して純度の高い硝酸カリウムを生み出す。
 ぶっちゃけ言っちゃうと生物の遺骸や排泄物を原料に、土中内で自然細菌と反応させ、それに草石灰を混ぜ合わせて硝酸カリウムを長時間かけて生成していたのだ。
 日本国内だと富山と長野の県境近くの五箇山地方などが硝石生産では有名だった。あの世界遺産の合掌造りの中で硝石生産がせっせと行われていたのだ

 この他にも、人間の生活の場の土間や床下の土にも天然の硝酸カリウムは長い年月の間に蓄積されていく。これを定期的に回収して、煮詰めて凝縮して、硝石の結晶をつくる。ここまでやらないとファンタジー世界や、現実の中世世界での火薬は手にはいらないのである。
 つまり温暖湿潤な湿度が高い気候だと硝石は人為的に生産しないと手にはいらないのである。
 だが例外はある。雨さえ降らず、硝酸カリウムの原料となる「排泄物」が蓄積する環境があると例外的に硝石は産出可能だ。
 地球だと『チリ硝石』と言うのがある。
 どんなものかはググってもらうとして、当然そういうのがあって希少価値がアレば戦争の種にもなる。つまり、ファンタジー世界でも火薬を産出可能な文明とするには、この硝石を自然産出する地理的条件があるか、自己生産可能な技術的文化が無いとだめなのである。
 雨や緑が豊富な文明で火薬をバンバンつかってるとするなら、その国の何処かで、ンコまみれになって硝石を作らされている人が必ずいることになるのである。

(ご飯中の人ごめん)

 これが火薬の生産に必要な文明的条件の話である。
 だから中世の戦場では大砲を運用する人々と言うのは火薬の専門家であり、その生産技術や管理維持のプロである。そのため地位的にも高く、王侯貴族や諸侯も尊敬の念をはらっていたと言う。
 だが、火薬を調合する工程が黒魔術めいているので、しばしば魔女狩りや異端審問の対象になったこともあるとか

 さて・・・

 ちなみにこの炭と硫黄と硝石から作られるのが、

『黒色火薬』

――である。・

 原始的な化学技術の文明では、この黒色火薬が大半だった。だが現在は黒色火薬は使われていない。大量の白煙が出る問題が有るのと、水分を含有させないとだめで安定しないためだ。

 安定性とそして煙の出ない火薬――

 それを『無煙火薬』というのだがそれは銃の発明過程のあとのお話である。

 ここまでOK?
 さてこの次が『銃の誕生』へと繋がる。
 ファンタジー世界や戦国時代では同じみの『火縄銃』である。

 なんか銃の歴史解説みたいになってしまった(;^ω^)

 次回は『火縄銃から近代銃へ』

ファンタジーノベルにおける、銃の文化的なレベルとの対称性について書く。

さて今回はこの辺で!!!
でわ!!

ζ
■D:美風

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[ 2017/11/15 00:08 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

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