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レビュー作成裏話【美風慶伍の頭の中】 第2回 【 本日ハ所ニョリ磁気嵐、重油雨ノチ音波風 】

はい第2回目である。
美風慶伍の頭の中。
そして第2回目の題材はSF作品である。

SF.SF,SF………

この2文字を見ただけで、コンバットを目撃したGの如く散っていく読者がどれだけいるだろうか?
もったいない。
とてつもなくもったいない話である。
だからこそ考えた――

バリSFのこれ、どーーーーーーやったら、色んな人に読んでもらえるんだろ?
しかしソレは本レビュー史上最大の難関峰への登頂を目指すアルピニストのごときであった。

でははじめます。
【 美風慶伍の頭の中 】

第2回
作品名 【 本日ハ所ニョリ磁気嵐、重油雨ノチ音波風 】
作者 【 庵乃雲 】

 SF好きの人、SFを心から愛する人、皆様には大変申し訳無いが、
 現在の小説家になろうではSFは良い印象を得られているとは到底おもえない。
 内容を読まずにSFと言う2文字だけで表紙すらめくらない人間があまりに多いからだ。

 SF嫌悪症候群――

 これを何とか克服しなければSF作品の有効なレビューは書けない。
 ソレは特攻装警グラウザーと言うSFを書いている私であるからこそ痛感するのだ。

 さて――
 本作『本日ハ所ニョリ磁気嵐、重油雨ノチ音波風』は、想像を絶する奇想天外が気象事情が跋扈する未来?の地球を舞台とし、無限長の巨大レールの上を絶え間なく前進する『格子構造体』と呼ばれる20キロm四方の立方体の内部にまさにシロアリの如くにしぶとくたくましく生存している人類の生きるさまを描いたヒューマンドラマSFである。

 ………はい、ここまで5行でこのページ閉じようとした人。何人居る?

 ひー、ふー、みー……‥
 あ、はい。了解。うん(;一_一)

 そうなのだ。
 『説明が難しそう

難しい、ではなく〝難しそう〟

 こう感じた段階でその作品から離れる人は壮絶に多いのだ!
 なぜなら……

【なろうにはSFに特有の論理考証や理系の知識概念に不慣れな未成年読者があまりに多いからだ!】

 ましてやこれだけ異世界系が跋扈している現在ならなおさらのはずだ。
 今回のこの本日ハ所ニョリ磁気嵐、重油雨ノチ音波風【略して以下『ニョリ』】のレビューは当然としてSF臭をいかに減殺しつつ、物語の面白さを凝縮して読者へと届けるか? と言うことに徹底して頭を悩ませる事になる。
 だが――
 上記の水色の文字文、どう見ても「SF解説」だよね。うん……
 はっきり言おう。【レビュワー泣かせ】である。つまりどういう事かというと――

『説明文章』ではレビュー出来ないのだ!! llllll(-ω-;)llllll

 どーしろって言うの……
 わし田舎に帰っていいですか? 
 ガッデム。ここで断念したらレビュワーの名折れである。ましてや私を信用して作品を読んでくれとリツイートしてくれた庵乃雲さんに対して失礼である。ならば――

『この作品の最大の面白いところを徹底的に調べ上げよう』

――そう思った次第だ。そうするためには『全ページを徹底的に読み込まねばならない。
 多分、査読するのに一番時間がかかったのは間違いなくこの作品だ。

 そして丸半日をかけて査読した結果、結論がコレだった。

【 イサカ可愛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!! 】

――マジで。

 それだけではない。登場するキャラクターたち一人一人の個性が際立っているのみならず、この奇想天外世界の中の唯一の都市である『コルニコグ市』に住んでいる全ての住人たちが生命力に溢れまさに『生きている』のである。
 そのライブ感と生命感がとても無く輝いているのだ!!

 そっか――、そう言う事か。
 ならば、それを読者へと伝えるのみだ。そうするにはどうすればいいか?
 頭をひねった結果出た答えは。

『俺の言葉で語るから悪い意味でSF臭が残る。ならば【イサカ自身に自らの言葉で説明してもらう】しか無いだろう』

――と言う結論に足したのだ。それで考えたのが『2次創作パターン』だ。
 イサカとニコニコが、まだコルニコグに来たことのない読者に対して、観光案内を伝えるというスタイルを思いついたのだ。そして伝えたい面白さの要点を箇条書きにすることにした。極力イサカの口調になるようにして。
(イサカは朴訥でありぶっきらぼう、でめんどくさがり屋である。でも有能)

 そこで抜き出したのが以下の特徴だった。

①本都市にオイてはあたし、イサカとニコニコに注目すべし

 この物語のキーは主人公である【イサカとニコニコ】であり、まずはそこを追うところから物語を読むことを勧めている。

②都市の土台である格子構造体については、そういうものだと諦めるべし

 都市の土台である格子構造体はSF概念の核の部分、ここは〝そう言うものだ〟とスルーしてくれと読者に伝えている。

③仕事終わりにアタシの定時放送はきけ

 夕方19時にはイサカの気象案内のライブトークがある。ただ半分以上はイサカのおしゃべりでバラエティと化している。コルニコグの市民はイサカの定時放送でその日の終わりを知ると言う。

④重力地震に注意(注意してもどうにもなんない)

 突発的に発生する空間振動事故。ただし予見も対策もできない。

⑤お土産はシジュンク横丁で

 コルニコグ最大の繁華街。食い道楽から遊びまでなんでもある

⑥お泊りはアリマ湯屋で(ナノに手を出したらはったおす)
 
 イサカが足繁く通う湯屋、要は泊まり付きのお風呂屋だが湯女もいる。しかも無駄に和風テイスト。ナノはアリマ湯屋の湯女の一人。

⑦機械蟲の串焼きが絶品

 作中に度々出てくる珍味。イサカの好物。実際に食べてみたい。

⑧警備部門マジ頼りになる

 本作の最大の災害にして〝敵〟である特殊災害に真っ向から立ち向かうのがこの〝警備部門〟の強者たちである。

⑨特殊災害は諦めるものではなくみんなで立ち向かうもの

 コルニコグ市民の共通した信念で、どうにもならないではなく、どうしたら生き残れるか? 市民全員で力を集結して立ち向かうのが彼らの生き様なのである。

⑩オヴォン・マツリをみんなで楽しもう

 なにやら文化と名称が間違って伝わったらしい。
 だが〝生きている〟と言う事を目一杯に確かめ楽しむためにコルニコグでは最大の娯楽として楽しまれている。

⑪キョクトウクオリティ

 作中に度々登場するのが『極東開発』と言う技術開発企業だ。そのレベルの高さと仕事の速さは天下一品。それを評して出るのがこの単語。

 そして、コルニコグに実際に行ってみたいというワシのおもいを書き、作品に満ち溢れている『あふれるばかりの生命力』について解説文を加え書いたのがコレである。


【格子構造体都市:ヘルニコグ観光案内】 著、イサカとニコニコ

①本都市にオイてはあたし、イサカとニコニコに注目すべし
②都市の土台である格子構造体については、そういうものだと諦めるべし
③仕事終わりにアタシの定時放送はきけ
④重力地震に注意(注意してもどうにもなんない)
⑤お土産はシジュンク横丁で
⑥お泊りはアリマ湯屋で(ナノに手を出したらはったおす)
⑦機械蟲の串焼きが絶品
⑧警備部門マジ頼りになる
⑨特殊災害は諦めるものではなくみんなで立ち向かうもの
⑩オヴォン・マツリをみんなで楽しもう
⑪キョクトウクオリティ

★楽しかったですヘルニコグ!え?まだ行ってない?それはもったいない貴方も行きましょうよ!
★真面目な話、絶望的な錆びついた奇想天外世界。都市構造もさることながら、それに襲い来る想像を絶する特殊災害。絶望感すら漂うはずなのに、ヘルニコグに生きる人たちの眩しいばかりの生命力が光る一品。命の讃歌が描かれた名作!


 以上だ。
 書き終えたあとはルパン3世じゃないが『今はこれが精一杯』と言いたい気分だった。
 庵乃雲さんには歓んでもらえたので凄い嬉しかった。

 さて今回はこれまで
 次回は音叉さんの左団扇奇譚を予定している。

 あー、あの連中また腹すかしてるんだろうか?

 では
 ばいなら。

ζ
■D:美風

 
 
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