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ライブツイートログ12【 特攻装警グラウザー打ち明け話③ 】

さーてそろそろはじめようか!!
美風慶伍が語る

『ライブツイート講座』

特攻装警グラウザーの悪役に見るキャラ造形 第1回目

準備はいいか-!!

反応一件あったのでさっそく始める

拙作グラウザーのファンの人も、
そうでない人も、
とりあえず眺めたことのある人も
どうぞどうぞ!

では開始する

11枚小説コンペ開始直前前夜企画
『特攻装警グラウザー打ち明け話、パート3(1)』

私の特攻装警グラウザーだが、入念に事前設定をねって作られた長編SFアクションである。
当然、主人公たる特攻装警たちは綿密に設定してあるがそれに対する悪役はどうなのだろうか? と言うことになる。

結論から言おう

悪役キャラの成り立ちはこう

①初期設定段階で世界観の中に組み込むために既に造ってあった
②プロットを考察する段階で生み出された
③執筆を開始してからお話の流れで自然発生
④初期構想段階では造ってあったが出す場所がなく消滅

大別するとこの④つになる
さてこれらを順番に説明していく

まず① 初期設定段階ですでに登場

このパターンは――

第1章のメイン悪役

ディンキー・アンカーソン

コレに尽きる

実は特攻装警グラウザーと言うのは同人版で初登場したのだが、その際は第1章からお話が始まっていたのだ。そして、主人公である特攻装警たちの存在に対する『アンチテーゼ』として成立させるべく造られたのだ

特攻装警たちが『正義の味方としてのメカニックヒーロー』と言うのがスタート地点とするなら
ディンキー・アンカーソン率いるマリオネットたちは文字通り『悪意の操り人形』と言うイメージを投影したのである

つまり自らの意思を持つものと、他者の悪意に操られる存在の対比である

特攻装警たちのヒーローとしての造形の結果は言うまでもないが、それに対して対比となり、強烈なコントラストを描き出せるほどの奥行きが悪役であるマリオネットたちには必要となる
そうでなければ『物語に深み』が出ないのだ。

悪の科学者が戦闘ロボットを操って犯罪を行う
そこかしこで散々見たパターンである
これは正直、やりたくなかった。特撮ヒーローとしては王道だからだ。

だが私は死神博士や悪之宮博士のレプリカがほしいのではないのだ。
グラウザーの作品世界に独自性を与える存在が欲しいのだ
だから死ぬほど悩んだ

そんな時に出会った本があった

『ケルト 生きている神話』

フランク・ディレニー著 創元社刊

この書籍にであったことで、ディンキー・アンカーソンと言うキャラは生まれ、特攻装警世界のアンドロイドたちに独特の個性が生まれるきっかけとなったのである。

ここで得られたイメージは『古代ケルトのドルイド僧と自然精霊』であった

古代ヨーロッパを席巻していた民族ケルト
だが今では痕跡すら探すのはむずかしい
だがケルトの文化と血脈は、アイルランド国家の中に営々と残されているのだ
そして荒々しくも誇りを大切にするケルト民族

もうおわかりだろう
ディンキー・アンカーソンは『ドルイド僧』であり、マリオネットたちは彼に仕え忠誠を誓った『自然精霊』であり、猛々しい『ケルト戦士』なのである。そして、その文化背景を成立させる理由と必然性として、ディンキーの出身地がアイルランドに規定されたのだ。

そしてそうなると作品世界背景において『ドルイド僧』のイメージを成立可能にする背景が必要となる。そこで追加したのが『イギリスとアイルランドの対立問題』である。

そこから、ディンキーに追われる存在として『イギリス人のVIP』が必要になり、そのVIPと特攻装警たちをリンクさせる必要から『人工頭脳開発の世界的権威』と言う設定が導き出されて、科学者のチャールズ・ガドニックと英国アカデミーメンバーが生まれたのである

この初期構想が改稿を重ねられて現在のグラウザーのストーリーへとつながることになる。

作中登場したマリオネットたちの中で女性陣であるシスター4は自然精霊のイメージであり、男性3人のガイズ3は誇りあるケルト戦士なのだ――

そしてそのイメージを持ってして、彼らは主役である特攻装警たちのライバルとして彼らは成立する事となるのである。

(ディンキーのキャラ造形には、コレに加えてさらに別な設定と伏線が込められるのだがそれは本編を読んで確かめてもらいたい)

さて、もう一つ、初期設定段階で造形されていた悪役サイドのキャラが二人存在する

まず一人目が作中でも第0章から度々その名がささやかれている暴力団組織である『緋色会』
その筆頭若頭とされている男、天龍陽二郎である。

東京を舞台とした近未来として現実的なヤクザは不可欠だ

そして現実的な悪役としてのヤクザの顔に、未来的な新時代の犯罪者組織としての特性・個性を与える必要があった。そこでヒントを得たのが『ヤクザのマフィア化』の話題であり『ステルス』なる新しい犯罪形態出現のニュースだった

どういう事かというと――

犯罪行為を行う実行犯たちはお互いの素性も名前も知らない
ネットや飛ばしの携帯を使って集められたメンバーであり
犯罪計画が終ればその場で解散。逮捕しても他のメンバーは名前も知らないので捕まえようがない

つまり正体と存在が見えない犯罪者――と言う意味で『ステルス』なのである

最近の窃盗や計画殺人などではこのステルスの形態のものがじわじわと広がりを見せていると言う。今や犯罪もSNS化しているのだ

ヤクザのステルス化――

ここで天龍と言うヤクザの背景が完成する

そして現実の東京を舞台とした、現実的な悪役の代表格としてステルスヤクザ緋色会の筆頭若頭『天龍陽二郎』が誕生することになったのだ。

余録だが、目下、天龍とライバル関係にあるのは特攻装警の一人目のアトラスである

あとはヤクザとして組織の中で必要なメンバーを、組織実態に合わせて一つ一つ描いていくだけである。

第1章で搭乗したインテリヤクザの氷室は、そうしたヤクザの構成員としての『パーツ』として必要性にもとめられて描かれたキャラなのである。

特攻装警グラウザーが近未来物として普遍性と独自性を発揮できているのは、この天龍の様なキャラが許容されている点が大きいと自分では思っている。

さて、①のカテゴリーの悪役の残り一人だが、これについては名前も背景も設定もココでは語れない。
なぜなら『これから活躍するキャラ』だからだ

だがヒントは与えよう。

・欠番となっている第2号機の特攻装警
・物語の端々にでてくる『五年前』
・キーワード『LOST B.』

これはどういうことか?

そう、第3の設定初期から存在している悪役とは――

主人公たちの成立過程に根を下ろした、世界観成立に関わる重要登場人物だと言うことなのである。

だからこそここでは語れないのである
しかし他の商業作品からそう言った人物を例えることは可能だ

まずはエヴァンゲリオンから――

碇ゲンドウ、冬月コウゾウ、赤木リツコ――

彼らは作中の重要組織であるネルフの成立過程をその裏側から知り尽くしている。
それ故に作中でもオープンにされない謎の行動が度々登場する
そう言った陰にこもった行動や演出は作品の奥行きと世界観のドラマ性に強い影響を与えることになる。当然、これらは作品の構想初期から取っ掛かりだけでも考慮しないと成り立たないのだ。


次に、天空の城ラピュタから『ムスカ大佐』

ラピュタを見ていて疑問に思ったことはないだろうか?

一介の諜報部の大佐ごときが、なぜ基地司令を顎でこき使えるのか? と――
しかもすべての命令系統はムスカの意見が最優先されているフシが有る

それはなぜか?

これは作品を見た人ならもうおわかりだろう

ムスカ大佐は、失われたラピュタ王国の王族の末裔、シータと同じ血脈の人間だったのだ

だからこそラピュタ探索について最優先の権限を得ているし、パズー同様、ラピュタの存在を確信している

そして、それらの行動原理はやはり、作品世界の背景設定の根幹が規定された段階で、その当初から考えられていたキャラでなければ、成立させる事は不可能なのだ

整理するなら次のとおりだ

作品世界の根幹に関わりメインストーリーの重要場所に配置される悪役

すなわちラスボス・黒幕・重要ライバル・最終的強敵などは
作品世界設定成立の段階からすで存在してしかるべきものだのだ。

そうでなければメインストーリープロット作成の段階で必然性を持って作中に登場させられないのだ

このグラウザー作品の中の第3の悪役は、構想初期からすでに存在していたため、物語のいつの段階でも、その存在を匂わせる事が可能なのである
その人物がいかなるキャラなのかは――

第1章『ミーティング』
第2章サイドB魔窟の洋上楼閣都市の『凶刃と凶弾と凶拳と』

――を御覧いただきたい。

さて一回で一気に語ろうと思ったのだがタイムリミットだ
ライブツイート特攻装警グラウザーのキャラ造形について語る悪役編
1回目は終了である。2回目は

②プロットを考察する段階で誕生
③お話の流れで自然発生
④出す場所がなく消滅

――の3つを行う

(まとめきれなくてスマン)

さて――

私の自作品についての語りだったのでとっつきにくい所もあったと思う。
その点はご容赦を――

それでは皆さんの執筆活動が豊かなものになる事をねがって今回はこれにて終了である!

お疲れ様でした!!!

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[ 2018/03/11 16:15 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

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