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ライブツイートログ8【 クリスマスプレゼントだよ! 『人物関係定規』 】

さーてそろそろはじめるかー

準備はいいかい? テレビの前のみんなー!!
おー、集まってきてるね。
じゃ、さっそくやろうか!

ライブツイート講座 クリスマス特別編!

『美風サンタからなろう作家のみんなにプレゼント!』

いくよー!!!

さて……
本当なら今夜はプロット教室第3回の締めを行う予定だったんだけど、
何しろクリスマスだからね。
今夜はプロット教室にふさわしい小説を書く時の新しい定規を用意してきた。

知っておいて損はないはずだ。

『人物関係定規』って言うんだけど――

お話を構築するさい、その背景となる人間関係――

1:主導権
2:力関係
3:主人公周辺

――の3つにおいて図式化したものだ。
図式化というより、必要要素を絞り込んだ物と言ったほうがいい。

さてその3つを画像で添付する。
 
人物関係定規1:主導権 人物関係定規2:闘争勢力図人物関係定規3:主人公周辺

さて、ここまでいいかな?
よし、それではそれぞれの定規について解説する。
色々と例題となる作品が出るから注意してね

まずは1の主導権

ファクターとなるのは
1:力(権力/武力)
2:金
3:技術

一つの組織をまとめ上げ、ある目的へと組織全体を進ませる際にだれが中心と鳴って主導権をにぎるか? と言う命題

たとえばエヴァンゲリオンのネルフ周辺だとこうなる

1:権力/武力:日本政府・国連
2:金:ゼーレ
3:技術:ネルフ

実はこの構図であえてこう書いたが、作中で1の権力/武力と2の金を象徴する物が見方によってゼーレが権力を持っているように見えたり、日本政府はただ金と場所と資材を提供するだけの金づるにしか見えなかったりするのがミソ。

実際にあのネルフとゼーレと日本政府の3すくみの構図の中で最終的に力を持っていたのは日本政府だったというのは、旧映画版の戦略自衛隊によるネルフ粛清を見れば一目瞭然だ。

エヴァにおいて、加持リョウジはネルフのゲンドウに対して尊大な態度で振る舞っていたが、彼の背後には日本政府があったと考えるべきだ。
ゲンドウはシンジをこの恐ろしい三角構図から逃がすために、あの手この手の作戦を練り、シンジの親友を傷つけてまで息子をエヴァから降ろした。
だが、それを政府関係筋のエージェントである加持が言葉巧みにエヴァに戻してしまう。ここでゲンドウは、この力と金と技術の主導権において決定的に敗北したのだ
これがTV版エヴァの『男の戦い』のエピソードの顛末なのだ
コレ以後、ゲンドウは精彩を欠き、ネルフからも降ろされるのだ

さて、この主導権の構図がもっと分かりやすい形で現れるのが――
タイムボカンシリーズの3悪である。

いやほんとに(笑)

第1作のタイムボカンのマージョ一味と
第2作のヤッターマンのドロンボーを比較しよう

①マージョ一味

金:マージョ
技術:グロッキー
力(武力):ワルサー

②ドロンボー

金:(該当なし)
技術:ボヤッキー
力:ドクロベー

こう言う違いがある。

マージョ一味はシンプルだ。
金持ちのマージョが主導権を握って、武力と技術を持った二人の子分を駆使してダイナモンドの横取り計画に奔走する。
マージョの悪っぷりが光るのだ

だがヤッターマンのドロンボーは違う

まず金の部分に該当する人物が居ない
だからインチキ商売で荒稼ぎする必要がある

さらに権力を持っているのがドロンボーの内部ではなく雇い主であるドクロベーだと言うことだ。ドロンジョは中間管理職と化して悲哀のあるお色気担当になり、トンズラーに至っては何の要素もない。(力すら無い)

タイムボカン最終作のイタダキマンの三悪に至っては
三人とも3つの要素を持っていないのだ!(何しろ浪人生の設定だから)
そら人気なくして打ち切られるわ(笑)

以上が1の主導権の定規だ。

続いて2つ目の『闘争勢力図』だ。

1の主導権が一つの組織、あるいは1つの目的に向けて進んでいる複数の集団を示しているのに対して――
2の闘争勢力図は真っ向からぶつかり合う異なる組織のパワーゲームのバランスを取り扱うことになるのだ。

例として文豪ストレイドッグスをあげる。

最初の盛り上がりの第1部と言える『対職人ギルド戦』のエピソード
フィッツジェラルド率いるギルドの日本への総攻撃の話だがこれを2の闘争勢力図にて描くと次のとおりとなる

①武装探偵社:情報+暴力
②ポートマフィア:暴力+金
③内務省異能特務課:権力
④ギルド:金+情報+権力+暴力

コレを見るとギルドが全てを所有していて圧倒的な勢力である事が一目で解る。だが対する武装探偵社もポートマフィアも片手落ちである。

だからこそ、ギルドの勢力を圧倒するために何らかの形で武装探偵社とポートマフィアとが連携し力を合わせる必然性が生まれるのである。

そしてこの2の闘争勢力図は別名こう呼ばれるのだ――

『大人の世界』

――と。

ここまでOK?

さて3つ目だ。

3の主人公周辺である。

完全に主人公から見た視点を中心として、それを取り囲む4つの要素からなりたっている。

1:主人公

2:仲間/同胞
3:趣味/技術
4:大人/目上
5:異性(または恋愛対象)

これを走り屋漫画の代表格『頭文字D』で表すとこうなる

1:主人公:藤原拓海

2:仲間/同胞:親友いつき、秋名スピードスターズの仲間、走り屋のライバルたち
3:趣味/技術:走り屋としての公道レース、ダウンヒルテクニック
4:大人/目上:父親の文太、ガソリンスタンドの店長
5:異性(または恋愛対象):茂木 なつき

さらにワンピースのルフィ

1:主人公:ルフィ

2:仲間/同胞:麦わらの一味のクルー、エース、サボ、ビビなど
3:趣味/技術:海賊としての冒険、
4:大人/目上:対立する敵海賊、海軍、シルバー・レイリー、ガープ、など
5:異性(または恋愛対象):ハンコック(いまのところ)

無論、この5要素が全て揃ってないケースもある

ガルパンの西住みほ

1:主人公:みほ

2:仲間/同胞:大洗学園の戦車道部の仲間、ライバルたち
3:趣味/技術:戦車道
4:大人/目上:文科省、父兄
5:異性(または恋愛対象):無し

頭文字Dの場合、要素としては仲間と技術の要素が大きく、大人は非常時以外は優しく見守っているだけである。そして5の異性はラブロマンスにならず、むしろ主人公の技術を乱すトラブル要素として働くことになる

ルフィの場合

3が趣味や技術の枠を大きく超えて夢や野望として主人公を突き動かす原動力となっている
2の仲間はそれを支援する味方であり、夢を共有する同胞である
4の大人はソレを妨害する阻害要因であり壁である
5にはルフィーは目もくれない。

3が何より大事でありそれだけが全てだからだ

最後のガルパンのみほ

分かりやすいくらいの青春スポーツ物である。
特に異性が全く居ない。ラブロマンスを挟む余地のないくらいに青春スポーツ物の構図だからだ。

大人はそれを支援する者も居れば、決定的に妨害する者も居る。

仲間の支援を受けて、目的であるスポーツという技術にむけて一直線に進むのだ。爽快ですらある。

そして、この3つ目の主人公周辺の構図はこう呼ばれる

「若者の世界」と――

そのため、主人公を若者として規定して描く場合、

若者の世界である主人公周辺と、
大人の世界である闘争勢力図が相互に関わり合いながら、物語が進んでいく。

1の主導権は大人/若者のそれぞれの領域で微妙に関わり合いながら進んでいくのだ。

まとめ的な最終例として『鋼の錬金術師』を上げてみよう。

一気に行く準備はいいか?

鋼の錬金術師の3つの定規

1:主導権

金:アメストリス国家+アメストリス国軍
権力:国家錬金術師、さらにその背後の国軍と、さらにさらにその背後の『お父様』
技術:錬金術師、練丹術師(シン国人)

2:闘争勢力図

アメストリス国軍:金+情報+権力+暴力
ブリッグス要塞守備部隊:暴力+情報
国家錬金術師:金+情報+暴力
一般軍人:暴力(武力)
イシュバール人:暴力+情報
ホムスクルス一派:情報+暴力
お父様:情報+暴力+権力

3:主人公周辺

1:主人公:エドワード
2:仲間/同胞:アルフォンス、ヤン、グリード、マスタング大佐たち
3:趣味/技術:錬金術、オートメイル
4:大人/目上:マスタング大佐たち、アームストロング、ヒューズ大佐、イズミ師匠、ホーエンハイム、ブラッドレイ
5:異性:ウィンリィ

実は鋼の錬金術師と言う物語の最大の『肝』だが――

この『大人の世界』の権力闘争劇と『若者の世界』のエルリック兄弟の冒険行とが、両面とも破綻すること無くしっかりと描かれており、物語当初では若者の世界の中の小さな領域でしか物が見れていなかったエドワードが困難にぶつかり成長しまたつまづき、さらに『大人の世界』の論理に圧倒され、挫折しつつも、それでも立ち上がり成長を果たして大人になり、堂々と大人の世界の中で、自らの悲願と夢を達成するという

『若者の世界』から『大人の世界』へと飛躍して行くシェチューションが存在するのである。

今月、公開された実写映画だが、はたしてこの構図はシッカリと描かれているだろうか? もし大人の世界が描かれておらず、エドワードの周辺だけを狭く描いて終わったのなら、ファンが激怒したとしても不思議ではないだろう。

(なんかこのオチっぽいな、映画評を見てると……)

さて次で締めである

さて、クリスマスプレゼント『人物関係定規』

ご理解いただけただろうか?

色々と工夫しながら活用してほしい。

今回の講座はここまでだ!

乙でした!

ζ
■D:美風

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[ 2018/01/06 01:29 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

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