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あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!

本年もよろしくお願いします!

美風慶伍

今年も小説に支援サイトにがんばります!
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[ 2017/12/31 23:59 ] インフォメーション | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ7【 プロット教室『3つの幕と真ん中の点』③ 】

#ライブツイート講座
#プロット教室

さて、そろそろ準備するか。

ツイッターの前のみんな、準備はいいかーい?

それじゃさっそくはじめます

ライブツイート講座
プロット教室第3回『3つの幕と真ん中の点』

第3幕――結末について

はじめるよーーー

OK?

さて。映画『ルパン三世カリオストロの城』を題材にプロットについて考察するこの講座
いよいよ、締めの第3幕目についての解説となった

つまり
1:序:発端
2:破:進行と転換
3:急:解決

の3の急:解決――の部分だ

その前にカリオストロの城のプロットを再度掲示する
 
カリ城第1幕 カリ城第2幕
カリ城第3幕 
ツイッターの表示形式が微妙にかわったのでつかいづれぇ・・・(# ゚Д゚)

さて
序破急に分けたプロットは確認できたかな?
確認できたら第3幕の部分を見て欲しい。

OK?

じつはこの第3幕では全く新しい要素は何も加えられていない。

婚礼の儀、
大司教の来訪、
国際中継、
銭形とICPOの確執、
ルパンとクラリスの馴れ初め、
伯爵の真の野心、
ゴート札の存在、
カリオストロの暗殺の歴史

――これらはすでに序と破の段階で語られたものばかりである。

実は第3幕というのは、序と破の部分で貼られた伏線があってこそ成立するセクションであり、伏線回収が成功してこそ、綺麗に成り立つ部分なのだ
特に危機的状況の解決のための『解決手段』と言うのは、結までの部分ですでにヒントが与えられている必要があるのだ

ルパンの場合は不二子が与えた『大司教の来訪』と言う部分だ
さらに銭形に対しては電話でルパン逮捕なら大手を振って突入できるとヒントを与えている
実はこの銭形突入に不二子がついて行っているシーンがラストでの不二子の原盤奪取につながっており、二重に連鎖した伏線となっているのである

実はプロット作成において最も苦労するのがこの『伏線』である

伏線の提示にはいろいろな手段があるが、
要は『クライマックスの解決』のための解決手段を『事前に仕込む』事が
伏線の主たる役割なのである。

本編を執筆してからでは伏線は貼れない
文章を起こす前に伏線を成立させるためにこそ、プロット作成と言う作業が必要なのである

この第3幕でレクチャーできる要素はたったひとつだ
『第3幕で描く要素は、全て第1幕・第2幕にて準備済みの物のみとする』
これは絶対に守らねばならない

OK?

さて、商業作品でこのルールが守られなかったばっかりに、最終回が台無しになってしまった作品がある

合体ロボットアニメの名作『コンバトラーV』である。

敵勢力キャンベル星人のボス、ジャネラ女帝は自分が死ぬ時に、
地球を破壊できるほどの巨大核融合弾を作動させる。
絶望するコンバトラーチームたち。

ところが――

キャンベル星人の穏健派を名乗る神様みたいなのが登場、不思議な力でいきなり巨大核融合弾を消滅さてしまう

この穏健派の存在はまるっきり前フリ無しで事前伏線もゼロ。
最終回の一番ラストに突然出てきたのだ。感動もへったくれもあったものではない。主役たるコンバトラーVの面目は丸つぶれで終わる。

つまりだ――

こう言う終わらせ方を『デウス・エクス・マキナ』と呼び『機械仕掛けの神』とも呼ぶ。

シナリオの伏線回収も無く、事前前フリもない要素で、物語の締めを強引に行うことをこういうのである

この手段で作品を終わらせてバッシングを受けた作品はけっこうあるのだ

少年ジャンプでヒットしたギャグマンガ

「ハイスクール奇面組」

フジテレビ系のアイドルが主題歌を歌ってヒットもしてる。

長い連載の後に、最終回のラストで「ヒロインの見ていた夢でした」といきなりの夢オチを敢行。単行本ではラストを書き換える羽目に陥ってる

そして、伏線を貼るだけ貼って、回収せずに逃げ切ったのが
旧作の新世紀エヴァンゲリオンである。

これについてはアレコレ言う必要はないとおもう

謎をちりばめるだけ散りばめて意味不明のラストシーン
あれではファンは怒るの当たり前である

伏線における『謎』とは

プロット作成における『借金』である

読者から『興味』と言う利益を前借りしているのである。

借りたものはシッカリと返さなければらない。
それも読者・視聴者が納得する方法でだ。

そして謎を謎のまま放置する場合でも『借金の踏み倒し方』と言うのがあるのだ

謎だらけのストーリーでありながら借金を返さずに見事に華麗に踏み倒しきった名作がある。

富野由悠季監督のつくった傑作『無敵鋼人ダイターン3』である。

次に説明する

ここまでOK?

解説している人間が古いからねスマン

実はダイターン3は序と破の部分で――

主役の波乱万丈と、敵サイボーグ・メガノイドの開発者は元々は『同じ家族』
万丈の父はマッドサイエンティスト(後に行方不明)
母と兄はメガノイド開発実験の犠牲となった
メガノイドの首領の二人は『夫婦』
サイボーグ・メガノイドはメガボーグと言う巨大ロボットに変形できる

――と言う伏線がはられている

これらの伏線から

敵首領夫婦は波乱万丈の行方不明の両親の成れの果てなのでは? と言う憶測を視聴者に与えることになる。そしてこの『謎』は最終回まで引っ張られ視聴者をガッチリと掴んでしまう

さらには主役ロボのダイターン3ってもしかして、万丈の兄さんのメガボーグなんじゃないの? と言う憶測すらできてしまう。

そこから最終回では『兄の亡骸を使って、父と母の成れの果てと戦う主人公』と言う悲劇的な構図を『視聴者の疑念の中だけで』成立させてしまうのだ

事実最終回は悲惨なもので、正義のロボット物にありがちな
『平和が戻ってきた! みんなの勝利だ!』
みたいな感動はまるっきり無い

最終先頭で敵を倒し、心身とも擦り切れてしまった波乱万丈がどこにも出てこないと言うラストにつながる

そしてアニメ史に残る感動のラストを成立させているのだ

もう少し横道にそれる

最終決戦を終えて地球に戻ってくるが、主人公たる波乱万丈は消息不明のまま。
そればかりか万丈が運営していた波乱財閥は活動停止、解散の憂き目に会う。
二人のアシスタントも、万丈を慕う少年も、そして極めて有能な執事も万丈の下を去ってしまう
誰も居なくなった万丈邸、それを執事のギャリソン時田が鍵を締める。

そして、万丈邸前でバスを待つ時田の背後で、朝焼けに照らされた万丈邸がうつる
その万丈邸の端、テラスのある部屋で朝日に映し出されて一人のシルエットが映る。
だがそのシルエットが何者なのかは描かれない。
あれは地球に返ってきた万丈本人なのか?
万丈は幸せになったのか?
すべてが語られず、余韻の中で物語は終わる。

単なる勝利譚に終わらない大人の余韻に満ちたラストシーンである

この『視聴者の憶測の中で謎の真実を成立させている』と言うのがミソである。

『結論と真実ってこういうことじゃないの? こうだったら納得できるんだけど』と言うところまで視聴者・読者の思惑と関心を持っていくとに成功しているのである

だが富野さんはこの謎をあえて解説しない

『本当はどうなのかは貴方が考えてください』

――と言うスタンスで一切に口をつぐんだままなのだ!

これが『謎』と言うものに責任を持つというあり方であり、説明責任何もなく〝まとめきれなかった〟と言う残念感だけを残して終わった旧エヴァとの根本的な違いなのだ。

(以上、個人的脱線終了)

脱線、してすまん

さてカリオストロに戻る。

カリオストロの城で貼られていた伏線について説明する

人物について
クラリスはカリオストロの大公夫婦の娘
大公夫婦は火事で死亡
クラリスは修道院で暮らしていた、
だがカリオストロ伯爵との婚姻の為に連れ戻された
カリオストロ伯爵は公国の闇を担っている

犯罪:
ゴート札の存在
公国の裏事業としてのゴート札
公国は国際社会に影響力を持っている

お宝:
クラリスの指輪と伯爵の指輪、それが合わさって秘宝が手に入る
指輪には秘宝の謎が仕込まれている

婚礼の儀:
伯爵主催でクラリスとの婚礼が強行される
その際に法王庁の大教皇が来訪する

ルパン関連:
ルパンはカリオストロにて過去がある
ルパンとクラリスは面識がある
ルパンもゴート札を狙ったことがある
銭形の行動はルパン逮捕のためだけに許可される

―だいたいこんな感じ

これらの伏線が回収へと向かい始めるポイント――
それが前回説明した『ミッドポイント』なのである

ミッドポイントは、お話の折り返し地点と呼ばれているが、
それはこの伏線回収に絡む部分もある。

ミッドポイント以後、それまでの貼られた伏線や謎が順次解き明かされ、
またクライマックスでの危機的状況の解決には、事前に伏線で貼られている事が求められる――

ここまでは理解できたとおもう

そして、最終決戦が集結し、危機的状況が解決し事態が好転する
(ハーフハッピーエンド、アンハッピーエンドの場合はこの限りではない)

そして事態解決の後に訪れるのが『ラストシーン』である

カリ城の場合、ラストシーンはルパンがクラリスを抱いたまま水路入り口へとたどり着くところから始まる

実はカリ城は、このラストシーンに本作最大の伏線にして謎の解決を持ってきている。

つまり『カリオストロに隠された秘宝とはなにか?』と言う謎である

これがあるからクラリスは伯爵に狙われ、ルパンも公国へとやってきたのだ
そしてそれが湖底に眠る古代ローマの遺跡だと明かされる

それはルパンのような一介の泥棒には身に余る物であり、その時点でその秘宝を担うのがクラリスの役目なのだと視聴者に暗に匂わされている

そしてその後のシーンでクラリスのルパンへの告白とつながる
だがそこでルパンはクラリスを拒む。抱きしめずに別れを告げる

このクラリスの求愛の拒否と、秘宝がルパンにはそぐわない身に余る巨大な物だと言う事実はリンクしている。
これもまた伏線であり、クラリスがルパンにとってあまりにも身に余る存在だという事実を突きつけて最終シーンの締めとしている。

そして観客は知るのだ

『ルパンは英雄ではない。泥棒と言う犯罪者なのだ』と――

ここに作品の根源的テーマと方向性である

『泥棒を主役にした冒険活劇』

と言う要素の消化と解決が見られるのだ。

すなわち――
作品のラストシーンは単なる終焉ではない。
作品の根源的テーマを最終解決する、最大のメインテーマ回収セクションなのである。

そしてさらに言うなら

作品の全ての伏線の要素は最終ラストシーンに帰結するのだ

この事を十分に考えるとラストシーンの重要さがよくわかると思う。

さて、今回はここまで、
次回でいよいよ第3回のラストである。
つまり――

『作品のプロットテーマの消化と、ラストシーンについて』

――である

プロット教室の最初にて『テーマ』と言う言葉を使って若干の混乱を起こしてしまったが、アレのリターンマッチである。

作品を書き始める場合、スタート地点が必要である
そしてその作品全体の向かうべき方向性を把握し、プロット構築の主軸となるもの――それが『プロットテーマ』である。
この場合のテーマとは『作品の根源的要素を文章として短く示した物』だ。

いわゆるテーマ性とかメッセージ性のことではない

作品のアイディアや構想をこのプロットテーマに起こすところから全ては始まるのだ。

さて、今回は以上だ。
次回は予定変更がなければ12月23日だ。よる9時から開始する

さてここでお知らせである!

サンクス・スクエア主催掌編小説コンペ『11枚小説』

第1回目を来年1月末に開催する事となった!!

来週週明けに詳細内容をサンクス・スクエアにて告知する!

美風初の小説コンペ主催である!1

それともう一つ!!

わたしは古い世代の人間なのでどうしても題材が古くなる

ツイート講座をご覧の方の中で題材として出して欲しい比較的最近の作品があったら推薦して欲しい。
(マジで)

できれば映画の方が助かる

どうかご協力願いたい。

さてでは今日はこれにて終了である!
お疲れ様でした!
 
[ 2017/12/17 09:17 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ7【 プロット教室『3つの幕と真ん中の点』③ 】

#毎週定期開催
#ライブツイート講座
#プロット教室

みんなー! 準備はいいかーーー!!

では美風慶伍のライブツイート講座
プロット教室、通算第5回目
『3つの幕と真ん中の点』
はっじまーるよーーー!

この最初のレスが返ってくるまでの時間が何とも(;^ω^)

さてさてではさっそく始める。
プロット教室の第3回『3つの幕と真ん中の点』

プロットに序破急に相当する3パートについての開設だ。
前回は第1幕について説明した。

カリ城第1幕 
①序:発端

――の部分だ。

ここまではOK?

プロットの題材には金曜ロードショーのおなじみ、
カリオストロの城を扱ってる。

前回、第1幕のプロットを掲載したのでまず再掲する

前回を要約すると

第1幕では
 1:ツカミ
 2:5W1Hの状況説明と情報共有
 3:登場人物の紹介とキャラ立て
 4:お話全体を引っ張る『ネタフリ』
――が行われ、それらを前提として『事件』が発生する。
 そして、その事件の結末をもって第2幕へとお話を結びつけていく。ここまでが第1幕

そして、第1幕のラストで発生した事件をきっかけとして第2幕の序盤に発生する問題へとつながる。そしてお話の本筋である第2幕――

②破:進行と転換

――へとつながっていく。
カリオストロの城の第2幕:破について書いたプロットが以下である。

カリ城第2幕 

非常に中身が濃く、怒涛のように事件と出来事が発生しているのがわかると思う。

そしてこれが物語の〝序盤〟と〝急展開〟を繋ぐ〝破〟の部分なのである。

さてそこで質問だが――

小説のプロットを書いていて、

序盤のキャラ立てはなんとかなる。

終盤のクライマックスでの盛り上げもどうすればいいかは想像つく

だが『その序盤とクライマックスをどう繋いだらいいかが分からない』

と言う人は居ないだろうか?


分かりやすい程のお答え。ありがとうございます。

ここでまず、カリ城の第2幕の流れについて考察してみよう

カリ城のお話の骨子は、ルパンの窃盗劇である。

つまり目的となるお宝の在り処へと侵入し、お宝を探し、困難をのりこえて盗み出し、目的地から脱出してくるのがキーフレームである

そして、そのお話のキーフレームの土台となる――

・人物/状況説明
・登場人物たちのキャラ立て
・お話全体を貫く『ネタ振り』

――を行うのが第1幕である。

つまり第1幕にて第2幕にて必要なものがちゃんと用意されていれば第2幕は動き出すのである

そして、カリ城においてなされているネタ振りは

1:カリオストロ公国と言う国
2:偽札・ゴート札
3:公女クラリス
4:カリオストロ伯爵とクラリスの婚礼の儀

――が挙げられる。

そして、それらを動かすためのキャラとして、

ルパン一味+銭形+埼玉県警機動隊
クラリスと、クラリスゆかりの庭師の老人
カリオストロ伯爵
城の衛兵
暗殺者・影

――が出揃う。

そしてネタ振りを主役であるルパンが動かす事で第2幕が進むのである。

ここまでおK?

先に核心から書いてしまうが

第2幕:破は進行と転換である

2つに分かれているのである

つまり第2幕ではクライマックスに向けて一本調子で順調に進んでいるわけではなく、途中にて一旦、イベントが発生するのである。

前半でおこなわれるのが、
まず問題解決への行動である
第1幕の終盤で発生した事件は、お話全体に関わる問題解決を深刻化させる出来事であり、それを回避、ないしは解決するために主人公が行動を起こす。

すなわち、決断し、時には葛藤し、障害を乗り越えてひたすら進むのである。

カリ城のルパンの場合、
貯水池の入り口からルパンと次元が侵入し、クラリスが監禁されている部屋へとたどり着き、地下へと落とされても銭形と共闘して脱出に成功、再度クラリスを救助しようと向かうまでがそれである。

途中、いつかのトラブルが起きるが、何れも大きな問題とはなっていない

むしろ、再び、クラリスのところへとたどり着くまで、ルパンの心境に変は無く、まっすぐに〝お宝〟へと向けて果敢に挑んでいるのである。

これが第2幕前半である。

だがそこに投下される巨大イベントがある

【ミッドポイント】である。

ここまでOK?

実は第2章にていちばん大切なのが、このミッドポイントの存在である

お話の折り返し地点と言っていい。

実は第2章は一本調子でクライマックスへと進むわけではない。

比較的順調に進んでいた主人公たちの行動や物語にひと波乱が起き
主人公たちに心境的な変化が現れるのである

この心境の変化をもたらす事件こそが『ミッドポイント』である

だから物語に盛り上がりがある著名な作品を見ていると中盤のど真ん中にて大きな事件が起き、それにより主人公が強く心変わりして、
それによりクライマックスへと新たに強い意志と目的意識で、行動を再開しているのである

例をあげる

天空の城ラピュタだが、
主人公パズーの心境の変化から見ていると大きなターニングポイントになる事件がある。
ムスカによる拉致である。

シータは奪われ、金銭をあてがわれて保釈され、意気消沈で帰宅する
そこに現れるのが空賊のドーラ一味、そして船長のドーラおばさんである

このドーラおばさんとの邂逅により、パズーの心に大きな変化が起きる。

そしてシータの救出とラピュタ到達へと向けた強い意志がパズーに芽生えるのである。

そしてここから劇的にシータの奪回、空賊への加入、ラピュタへの出発とつながり、父の旅路を追いラピュタへ到達へと向かうのである

例をもう一つ

仮面ライダーWのビギンズナイトだ

左翔太郎は師匠であるおやっさんの変身である仮面ライダースカルに出会い敗北、否定されることで打ちのめされる。

そしておやっさんが死んだ思い出の地へと赴き感傷に浸る。
だがそこにフィリップが現れ口論となり、その末に和解するのだが――

そこでフィリップは翔太郎にこう問うのだ。

『もう一度聞くよ? 悪魔と相乗りする勇気あるかな?』

そして翔太郎はそれに誠実に答えて再び、探偵として事件解決のために立ち上がる勇気を取り戻すのである

これが『ミッドポイント』の一例である。

ここまでOK?

さて、カリ城の場合はどうだろうか?

ルパンの心境と言う点で見るなら
大きなターニングポイントとなるのが

『2度めのクラリスへの接近と、狙撃による負傷、そして、指輪の強奪』

である

そこまでどんなトラブルにあっても
『空だって飛べる』と豪語して乗り越えているルパン
だが――

それが徹底的にうちのめされ瀕死になり、クラリスという目的としたお宝も、紋章の指輪も奪回されてしまい、ほうほうの体で逃げ出す羽目に陥るのである。

この時、ルパンは身も心もズタズタである。

このミッドポイントでの変化は色々とある、
挫折からの再起、
散り散りとなった仲間の再集結
絶対的な敗北、不屈の復活

具体的にはこうだ――

ラピュタのミッドポイントはキーは『心理的成長』だ

子供の世界の中での逃避行からムスカという大人に阻止され撤退
だがドーラと会い負け犬根性を喝破され覚醒する
故郷を捨てる覚悟を決め、大人でも子供でもない自分自身として
シータを奪回、そして父と同じ『冒険者』としてラピュタへと旅立つのだ

仮面ライダーWビギンズナイトのミッドポイントは『再確認』

絶対的な心理的ささえであった師匠鳴海荘吉、そのおやっさんに敗北し否定されることで探偵としての自尊心を失う。
だがそこに現在の信頼できるパートナーであるフィリップと衝突し
なぜフィリップと相棒となったのかを再確認することで――
自らの探偵としての出発点と動機とポリシーを取り戻し
再び『帽子の似合う探偵』として戦い始めるのである。

ならばカリ城の場合はどうだろう?

カリオストロの城のミッドポイントは『敗北』と『不屈』である。

僅かな隙を見せたことで老獪なカリオストロ伯爵とその手下たちにまんまとしてやられ、すべてを奪われるルパン。
だが、彼はそれでも折れない。一度盗むと決めた〝お宝〟に向けて、死に物狂いで再起を目指す。そして――

婚礼の儀の際にバチカンから大教皇が派遣されるとの情報をえて、
泥棒として再度、お宝を盗むための挑戦をしかけるのである。

まずここまでOK?

そして、ミッドポイント以後の後半。

どん底からの復活、
心理的な変化、
そして、問題の最終的な解決のために新たな解決策を主人公たちは獲得する。

そして来るクライマックスへ向けて、
最大の障害を乗り越え打ち破るための最終決戦へと望むのである。

実は第2章の後半は物語の進行が急速に早くなる。
当然である。
結末に到達するまでに発生しうる大きなトラブルが
クライマックスの最終決戦だけなのだから、余計なトラブルや枝道を仕込む余裕はもはや残されて居ないのである。

ストーリーのスピードと展開を一気に加速させて、
第1章と第2章前半までに積み上げてきた伏線やキャラ立てや、エピソードを踏み台として、ラストへ向けて一直線に進むしか無いのだ。

そしてそうなるように、ココまでの時点で事前情報を回収し終えておかねばならないのだ。

カリ城の場合は、敗北後に庭師の老人の家で、
クラリスとの馴れ初めの過去が語られる。
そしてなぜ、ルパンがクラリスを救うことに熱心にならざるをえないのかがあらためて説明される。

そうする事で、この時点までのルパンの行動の全てに必然性がうまれるのだ。

そしてそれがあるからこそ――

『なぜ、ルパンはカリオストロ伯爵に挑み、彼を排除しなければならないのか?』と言う理由付けが成功するのだ。

それが成功した時、物語は第3幕へと突入する。

1:序:発端
2:破:進行と転換
3:急:解決

の中の急:解決である。

さて、ココまでで第2幕の説明となる

OK?

補足、

ラピュタの第2章後半で回収された物は
『パズーの父は本当にラピュタにたどり着いたのか?』
と言う疑問の解決である。
父と同じ旅路を進みラピュタへとたどり着いたことで、その疑問が解け核心へと変わる。そしてラピュタでの最終決戦へとつながる

仮面ライダーWビギンズナイトの場合は、
事件の解決と、復活して現れた鳴海荘吉と仮面ライダースカルの正体の喝破。探偵として事件の核心を解決することで、真犯人との最終対決へとすすむのである。

さて、そろそろ時間的にアウトとなってきた。

第2幕の説明として不備なところもあると思うが
今日はいったんここまででシメとしたい。

次回、来週土曜日の夜9時から、第3幕の解説を行いたいと思う。

さてそこでお知らせだが――
今回の第2幕の説明だが、
これで十分とは思っていない。

もし、まだわからない所。
疑問のある所があれば、レスでもDMでも良いから送ってほしい。

次回のライブツイート講座の際に回答したいと思う

よろしいか?

それにしても――

第2幕の破

本当に難しい!
解説を考えるだけでも凹みそうです!
いい解説になっていると良いのですが――

皆様の手助けになっていると信じて――

また来週!!!!!

|ω・`)ノシ

[ 2017/12/17 08:29 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ6 【 プロット教室『3つの幕と真ん中の点』② 】

 ライブツイート講座!
 はじまるぞー

 準備はいいかーー?!

 おぼろ月夜の頑張り入道・美風慶伍です!

 ライブツイート講座
 プロット教室第3回
『3つの幕と、真ん中の点』その2
 これから始めたいと思います!

 アー・ユー・レディ?

 反応が心もとないですが始めます。
 さて前回、プロットを3つのパートで分けるという事を説明しました。
 すなわち『序・破・急』です

この序破急をさらに分けると――

1:序:発端
2:破:進行と転換
3:急:解決

――と言う形になる

 さてここまではいいかな?

 さて、序、すなわち発端とは、いわゆる『ツカミ』の部分だ
 世界観を提示し、登場人物や状況を読者に伝え、登場人物であるキャラを立てて行き、ストーリーの方向性を決める『ネタフリ』をするセクションである。

 次に来るのが破、そして進行と転換
 物語が勢いを増し、最大の山場へと向けて加速していくセクションだ。もちろん、最大の山場のクライマックスでの問題解決に向けて『伏線』を貼っておくのもこのセクションである。

 そして3つ目が急、そして解決
 破から急にかけての最大の山場での最難関の障害が立ちはだかり、これ解決と障害克服に向けて、主人公たちが行動する部分だ。
 当然、序でのネタフリや、破での伏線はここで回収される

 そして事件は解決と収束へと向かい、終幕、さらにオチへと向かう

 ここまでOK?

 さてでは前回、サンプル作品として以下の作品を提示した

 1:ルパン三世カリオストロの城
 2:銀河鉄道999映画版
 3:特攻装警グラウザー第0章 (ーー;)

 3はともかく1と2は知っている人は多いと思う。

 念のため聞くが1と2、知ってるよね?

(ここでアンケートをやった)

 あらら、999は見たことない人が多いのね(汗)

(注、つべやデ○リー○ーションにおちてるよ!)

 では今回はまず1のカリオストロの城から始める。

 2の999もプロットづくりのサンプルとしては分かりやすいので可能なら目を通して欲しい。

 さてここまでいいかな?
 
 これまでにプロットづくりのツールとして

『プロット定規』

――についてレクチャーしてきたが、今回はこれまでに説明した『3つの幕』を意識して、カリオストロの城をもう一度プロット定規で書くことにする。
 ただ一括して貼り付けると大きくなるので、今回は各幕ごとにツイートしていく。

 さてでは最初の第1幕――
 ルパン三世カリオストロの城の序の部分を貼る。
 前回のプロットよりかなり細かくかいてるのでよく見て欲しい

カリ城第1幕 

  さて、読めたかな? では解説に入る。

 ルパン三世はキャラとしては怪盗物に入る。
 ターゲットであるお宝のもとへと自ら侵入し、障害を突破してこれを強奪。さらに侵入対象から脱出してくるのがお話のメインフレームである。当然これはカリ城でも同じである。

 その為にはシナリオ的にはまず、窃盗対象のターゲットを決める所からはじまる。
 それがまず最初のツカミのカジノ襲撃である。ここでルパンたちが泥棒であること、そしてルパンが次に狙おうとするのが『ゴート札』なる偽札である事が明示される
 非常にシンプルなツカミである。

 次いで、OPの後に場面はヨーロッパ山中のカリオストロ公国へ。
 リヒテンシュタインやスイスやドイツの山岳地帯を彷彿とさせる場面の中、会話にてルパンの口からカリオストロ公国がいかなる国でいかなる環境にあるのかが語られる

 ここでおぼえてほしいのが『5W1H』である


■5W1H――

いつ(When)
どこで(Where)
だれが(Who)
なにを(What)
なぜ(Why)
どのように(How)

――これらの物語の基本となる前提情報を、読者と作者の間で共有しなければならないのだが、それを分かりやすく可能な限り自然に表現して読者に提供するのが、第1幕の最初の役目である


カリ城の場合――

いつ:現代
どこで:カリオストロ公国
だれが:ルパンと次元
なにを:ゴート札を
なぜ:泥棒稼業のため
どのように:盗みに向かう

――と言う必要情報が端的に示されているのである

 私は今まで多数のレビューをしてきたのだがお話の冒頭部にて、この5W1Hの提示と読者との共有が、しっかりと行われていない作品に多数遭遇してきた。作者が必要な説明を忘れて、説明したつもりになっているケースが結構あるのである。逆に優秀な作品ほど、必要な情報を必要なだけ適切に提供できているのだ

 そして、次が最低限必要な登場人物の登場――
 すなわち『登場人物のキャラ立て』である。

 ルパンと次元、五右衛門、不二子、銭形と言った定番に、カリオストロ公国の人々や、カリオストロ伯爵、伯爵配下の衛兵や暗殺者『影』そして、肝心なクラリス姫と、庭師の老人
 これらが一通り顔を出すのだ
 お話を展開する上で事前に紹介されていなかったキャラが、後半になりいきなり登場するのは避けたい状況なのである。なのでお話の重要部分に関わる人物たちはこの第1幕で出しておかねばならないのである。

 そして、もう一つが――

『ネタフリ』である。

 ネタフリ――
 つまりはそのお話の中でのもっとも重要な情報や出来事やエピソードにして、登場人物の行動目的となる物が読者に対して示される事である。

カリ城の場合、

『カリオストロ公国』と『禁断の偽札・ゴート札』
『クラリス公女』と『摂政・カリオストロ公爵』と二人の婚礼

――がこれにあたる

 さて、ここまでOKかな? 今回は長いよー頑張ってついてきて!

 さて、第1幕の中でのこれらの情報が提示され、読者と作者の間で共有が完成したとする。
 そこでお話を動かすために起こるのが『事件』である。
 だがカリ城の第1幕では事件は3つ起こっている

 1つ目が、冒頭でのルパンたちによるカジノ襲撃
 2つ目が、カリオストロ公国入国後の、クラリス姫をめぐるカーチェイス
 3つ目が、ルパンと次元が暗殺者『影』に襲撃される一件だ

 じつはこの3つ、シナリオ的には意味が全く異なるのだ。

 カジノ襲撃は『ツカミ』ルパンと次元と言うキャラを紹介しゴート札の存在を提示するシーンだ。
 クラリス姫カーチェイスは、カリオストロ公国の実体とクラリス姫の存在を視聴者・読者に示す部分でキャラ立ての一つである

 本当の事件発生は3つ目の暗殺者襲撃なのだ
 この暗殺者襲撃が起こることで、カリオストロ伯爵と、クラリスと、指輪を保持しているルパンとが結びつき、お互いに関わり合う必要がうまれるのである。ルパンとしても城への侵入の難易度が上がり状況が悪化するのだ。
 ルパンの『おもしろくなってきやがった!』のセリフにはこんな意味が有ったのだ。

 さて、第1幕のラストでは、この『事件発生』が起こる
 状況が悪化、ないしは深刻さが増し、より主人公たちの行動が重要になり、必然性が生まれてくるのである。そして、そこで生じた勢いを保ったまま、第2幕へと登場人物たちを動かし、第2幕でのお話の流れの出発点として機能するのである

 つまり第1幕では

 1:ツカミ

 2:5W1Hの状況説明と情報共有

 3:登場人物の紹介とキャラ立て

 4:お話全体を引っ張る『ネタフリ』

――が行われ、それらを前提として『事件』が発生する。

 そして、その事件の結末をもって第2幕へとお話を結びつけていくのである。
 ここまでが第1幕である

 っと――
 本当は今日でカリ城の3つの幕全部を解説するつもりだったが、想像以上に時間がかかった。
 全部終わるのに朝まで掛かりそうだ(汗)なので今日はココまでにしたい。
 私としては、まさか解説にこんなに時間をとるとは思わなかった。予想外である(汗)
 資料はすでに造ってあるので、来週は必ず開催する。
 
 開催時刻は土曜9時スタートである。
 では次回。
 プロット教室、第3回『3つの幕と真ん中の点』③
 に続くっ!! はでわ!

ζ
■D:美風

[ 2017/12/04 21:22 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ5【 プロット教室『3つの幕と真ん中の点】① 】

よーいしょっと

さて、そろそろはじめるか

えー、一週間ぶりのご無沙汰、ライブツイート講座

プロット教室。

第3回目なんだけど……

ほんとに需要あるかな?
ちょっと不安

需要は
全く反応ねぇ……・ω・

よかった。反応あったのではじめます。
よういはいいか?
では、ライブツイート、プロット教室第3回目
『3つの幕と折り返し地点』その1
はじめます。

さて、1回目と2回目で、プロット整理の道具である
『プロット定規』について色々と説明してきた。
おさらいとして表示する。

[オチ]

これな。

実際の使い方を画像で貼る。

映画カリオストロの城の場合のプロット定規である。
 
カリ城1 カリ城2 カリ城3

ここまでOK?

よし続ける。

さて、今回話すのは実際のプロット定規の使い方の中で、
『序盤』『中盤』『結末』と言う3つのパートの存在についてである。

例のプロット定規の中で私がプロットポイントと呼んでいる

『 ┼ 』のマークのことである。

これの具体的な使い方についてだ。
実は前回、前々回、『起承転結』は忘れろといったが、
あれは小説のためのものではなく、本来は4コマ漫画のためのものだからだ。

小説やシナリオの世界ではこう呼ばれるのだ。

『序破急』と。

この序破急の流れを『3つの幕』と呼ぶのだ。

ここまでOK?

では、序破急のそれぞれの要素について説明する

序:

 まずは物語とキャラクターの『つかみ』の部分。読者を作品の中へと引っ張り込む部分。
 そして、主人公を中心として、状況説明や、世界観の提示
 さらに〝行動の動機〟〝主人公の現時点に至るまでの経緯〟

さらには〝これからなにをしたいのか?〟〝どう言う目的があるのか?〟
と言う事を読者に対して理解してもらう部分だ。

そしてそれらの事を通じて、主人公をより魅力的に『立たせる』作業を行うと言うセクション。

それが『序』である。

まずOK?

次に『破』

序でつくられた世界観や登場人物たちが動き出し、一つの方向へとその動きを加速させるセクションである。

まず先の序のラストで事件が起こり、この事件を追う形で物語が加速を始める。そして、さらなる障害の発生や、主人公の挫折、あるいは問題解決のための試練が起こり――

クライマックスへと向けて、状況の変化起こり、
主人公たちの行動に対する最大の試練へと繋がるセクションである。

物語の目的を失わせず、読者をしっかりとひきつけ、そして、クライマックスとラストへと物語を一気に牽引する重要な部分、それが『破』である。

ここまでOK?

さて、いよいよ『急』だ。

結で無く急

その意味をじっくりと考えて欲しい。

先の『破』のセクション、
そのラストで作品最大の困難が登場人物たちを待ち受ける。そして、その最大の困難のまっただ中へと飛び込む瞬間、それが『急』の発端である

この『急』のセクションでは
端的に言って物語を結末ヘと向かわせるための事件解決のエピソードが描かれる
だが単に取ってつけたように解決されるのではなく、ここまでの『破』の部分で事件解決・問題解決のためのいとぐちがあらかじめ描かれている事が多い
これを一般に『伏線』と言う

すなわち『急』とは、『破』までの流れの中での伏線を回収しながら、
物語のクライマックスで描かれる最大の試練・困難を克服し乗り越えながら、主人公たちの目標を達成し事件解決へとつなげるセクションなのだ。

そして、さらにこれに続くのが『オチ』である。

ここまでOK?

事件が解決し、主人公や登場人物たちに変化が現る。
そして、それは幸せであることもあり、そうで無いこともある。

それらを読者へと提示し、余韻をあたえ、物語を締めくくる部分であるのだ。

これが『オチ』だ。

伏線をしっかりと回収し、事件を収め、物語をきちんとまとめあげる。
それがが理想的なオチであり、理想的なラストシーンなのは言うまでもない。

さて、ここまでOK?

さて、残念ながら今回はここまでだ。

次回はこの序破急の3幕の実戦と、
3幕の効果的な活かし方に絡む『ミッドポイント』と言う重要点について説明する。

そのサンプルとして、

1:カリオストロの城
2:銀河鉄道999(映画版)
3:特攻装警グラウザー第0章(おい)

の3つを取り扱う。

未見の方は目を通しておいておくように。

さて、それではこれにて!!

サンプルとして扱って欲しい作品があったらリプしてくださいね・

それでは!

ζ
■D:美風

[ 2017/12/04 21:10 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)