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ライブツイートログ2【 プロット教室『プロット定規で背中は掻けない』 】

へい!!
皆の衆!!
今夜9時から先週大失敗に終わったあの講座をやり直しするよ!!

プロット教室第2回(やりなおし)

『プロット定規で背中は掻けない!』

前回教えたプロット定規を準備して正座して待ってな!!

プロット定規ってこれだ

[オチ]

┼ ← これがプロットポイント

わかった? 今回はこれの使い方

『ひどく個人的なプロット教室第2回』

―プロット定規をしゃぶり尽くす―

はじまりはじまり!!

プロット定規とはこう言うもの

・完成が予想される紙面を想定して、文章の〝頭〟から〝終〟まで順番に物語シナリオの要素を辿っていくための基準となる【線】

と言う事。

ここで前回書いたスコップ猫のプロット定規を再掲する。

始 女子高生歩いてる
┼ スコップ猫と合う
┼ 女子高生ひらめく
終 スコップ猫帰る

これがまず大まかな流れ

これにさらに細かいシナリオ要素を入れていく。


始 女子高生歩いてる
┼ スコップ猫と合う
│ ・スコップ猫からケットシーを連想
│ ・家に来るように提案
│ ・二人で話し合う、扉の話聞く
│ ・女子高生同行、扉探すが見つからない
┼ 女子高生ひらめく
│ ・自宅に飛んで帰る
│ ・屋根の裏の猫の国の逸話【ケットシー伝説】
│ ・屋根の裏に見つかる扉
終 スコップ猫帰る
オチ【扉閉じない】

はっきり言おう。

『┼』← このプロットポイント

これは物語上、シーンの切り替えや、物語の流れをターニングポイントとなる『重要な分岐点』となるポイントの事だ。
起承転結で言えば、
物語が加速する【承】
物語のクライマックスとなる【転】
がこれにあたる

スコップ猫のプロットで言うと、

┼スコップ猫と合う

『主人公の女子高生がスコップ猫と出会うシーン』

┼女子高生ひらめく

『スコップ猫と一緒にすったもんだして、何かに気づいて事件解決に近づくシーン』

の2つがプロットポイントを記述する部分に該当する。

逆にプロットポイントでない部分に書かれたプロット要素は

『シナリオの流れが変わる分岐点ではないが、シナリオ上描写される物語の構成要素を成すもの』

と言う事になる。

スコップ猫の場合。

┼ スコップ猫と合う
│ ・スコップ猫からケットシーを連想
│ ・家に来るように提案
│ ・二人で話し合う、扉の話聞く
│ ・女子高生同行、扉探すが見つからない
┼ 女子高生ひらめく

――の〝・〟で始まる部分が該当する

この場合、スコップ猫と女子高生がであって猫の置かれた事情を察して、女子高生が事件解決の緒に気づくまでの間は、物語の動きとしては一方向であり、順序よく淡々とすすんでいる事になる。

これが〝┼〟の女子高生ひらめくで物語のオチへと一気に動くことになるのだ。

つまり、『物語の流れ』が変わった瞬間である。

これが『プロットポイント』である。

プロットポイントとプロットポイントに挟まれた部分が一つの『節』であり、1エピソードに該当する。

つまりプロット定規とは――

物語の頭から終わりまで、プロットポイントで全体の流れの動きを管理把握しながら、連続しているエピソードの繋がりを整理するためのツールと言うことになるのだ

なお――

短編であればプロットポイントは少ない。
長編であればあるほどエピソードは増えるので、プロットポイントも増えていく

これを駆使すれば、なんどプロットを練ってもお話が短編に収まらない!

ということをある程度防げるのだ!

さて、ここまでOK?

多分――

『お前は何を言ってるのだ?!』

と言う御仁も多いだろう。多分居るはず。
だってスコップ猫読んだことのない人のほうが絶対多いし

_| ̄|○

いやがっくりきてる場合じゃない。

ならば誰もが知ってるポピュラーな作品でプロット定規を書く

昔話『桃太郎』だ
古典童話の鬼退治の桃太郎だ。
そう桃から生まれた桃太郎が鬼退治――ってあれだ
あれでプロット定規を書いてみる。
1枚目
桃太郎1 
2枚目
桃太郎2 
 
桃太郎をサンプルにするとプロット定規はこうなる。

プロットポイントまでで細かな要素は書いてない。
(かなり細かにプロットポイントを書き込んだかもしれん)
そしてさらにここから細かなシーンエピソードを書き入れていくことになるのだ。

ちなみにこの桃太郎プロット定規、かなーり細かにシーンを割り込んで書いている。

どちらかと言えば絵本と言うより、小学生3年4年あたりを意識した長めのお話のパターンのプロットとなる。

これを絵本レベルの短編とした場合が次になる

初:老夫婦仕事に行く
┼老婆桃を拾う。桃の中から赤子
┼大きくなった桃太郎、鬼退治に向かう
┼桃太郎、3匹の家来に会う。きびだんごをお礼に
┼鬼ヶ島到着、鬼退治
終:鬼の財宝を持ち帰り老夫婦と幸せに暮らす

これが物語を粗く簡略化したパターン。

さて、かんたんな昔話レベルでも、プロットポイントを細かに加えてエピソードを加えたパターンと、最小限のエピソードのみに絞り込んだことでお話がシンプルになったパターンとの違いがわかったかと思う。

さて次はもっと長編でプロット定規を作成した場合である

では次は皆の衆日テレの金曜ロードショーでおなじみの

『カリオストロの城』でやってみる。

カリ城1 
カリ城2
カリ城3

どうだろうか?

プロットポイントのみの記述でも物語のおおまかな流れは十分に掴めるのが分かると思う。
あとはそれぞれのプロットポイントとプロットポイントの間の部分に必要なファクターを書き加えていくだけなのだ。

ただこの場合重要なのは、プロット定規が時間軸にかならずしも添っているわけではなく『実際に書かれる紙面にそって進んでいる』と言う点だ。もし過去エピソードを挟んで紙面が進んでいたりする場合、プロットポイントもそれを想定して構成する必要があるのだ。

これについては――

次回のお楽しみ!!!!

第2回『プロットポイントの意味と使い方』
ご理解いただけただろうか?!
さて次回第3回は――

『プロットポイントと構成要素を書き込んでいく』

――を行う。

もっと実際に即してプロット定規でプロットを練る実例を紹介する。
(予定だ)

ではばいなら。

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[ 2017/10/22 22:20 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

レビュー作成裏話【美風慶伍の頭の中】 第2回 【 本日ハ所ニョリ磁気嵐、重油雨ノチ音波風 】

はい第2回目である。
美風慶伍の頭の中。
そして第2回目の題材はSF作品である。

SF.SF,SF………

この2文字を見ただけで、コンバットを目撃したGの如く散っていく読者がどれだけいるだろうか?
もったいない。
とてつもなくもったいない話である。
だからこそ考えた――

バリSFのこれ、どーーーーーーやったら、色んな人に読んでもらえるんだろ?
しかしソレは本レビュー史上最大の難関峰への登頂を目指すアルピニストのごときであった。

でははじめます。
【 美風慶伍の頭の中 】

第2回
作品名 【 本日ハ所ニョリ磁気嵐、重油雨ノチ音波風 】
作者 【 庵乃雲 】

 SF好きの人、SFを心から愛する人、皆様には大変申し訳無いが、
 現在の小説家になろうではSFは良い印象を得られているとは到底おもえない。
 内容を読まずにSFと言う2文字だけで表紙すらめくらない人間があまりに多いからだ。

 SF嫌悪症候群――

 これを何とか克服しなければSF作品の有効なレビューは書けない。
 ソレは特攻装警グラウザーと言うSFを書いている私であるからこそ痛感するのだ。

 さて――
 本作『本日ハ所ニョリ磁気嵐、重油雨ノチ音波風』は、想像を絶する奇想天外が気象事情が跋扈する未来?の地球を舞台とし、無限長の巨大レールの上を絶え間なく前進する『格子構造体』と呼ばれる20キロm四方の立方体の内部にまさにシロアリの如くにしぶとくたくましく生存している人類の生きるさまを描いたヒューマンドラマSFである。

 ………はい、ここまで5行でこのページ閉じようとした人。何人居る?

 ひー、ふー、みー……‥
 あ、はい。了解。うん(;一_一)

 そうなのだ。
 『説明が難しそう

難しい、ではなく〝難しそう〟

 こう感じた段階でその作品から離れる人は壮絶に多いのだ!
 なぜなら……

【なろうにはSFに特有の論理考証や理系の知識概念に不慣れな未成年読者があまりに多いからだ!】

 ましてやこれだけ異世界系が跋扈している現在ならなおさらのはずだ。
 今回のこの本日ハ所ニョリ磁気嵐、重油雨ノチ音波風【略して以下『ニョリ』】のレビューは当然としてSF臭をいかに減殺しつつ、物語の面白さを凝縮して読者へと届けるか? と言うことに徹底して頭を悩ませる事になる。
 だが――
 上記の水色の文字文、どう見ても「SF解説」だよね。うん……
 はっきり言おう。【レビュワー泣かせ】である。つまりどういう事かというと――

『説明文章』ではレビュー出来ないのだ!! llllll(-ω-;)llllll

 どーしろって言うの……
 わし田舎に帰っていいですか? 
 ガッデム。ここで断念したらレビュワーの名折れである。ましてや私を信用して作品を読んでくれとリツイートしてくれた庵乃雲さんに対して失礼である。ならば――

『この作品の最大の面白いところを徹底的に調べ上げよう』

――そう思った次第だ。そうするためには『全ページを徹底的に読み込まねばならない。
 多分、査読するのに一番時間がかかったのは間違いなくこの作品だ。

 そして丸半日をかけて査読した結果、結論がコレだった。

【 イサカ可愛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!! 】

――マジで。

 それだけではない。登場するキャラクターたち一人一人の個性が際立っているのみならず、この奇想天外世界の中の唯一の都市である『コルニコグ市』に住んでいる全ての住人たちが生命力に溢れまさに『生きている』のである。
 そのライブ感と生命感がとても無く輝いているのだ!!

 そっか――、そう言う事か。
 ならば、それを読者へと伝えるのみだ。そうするにはどうすればいいか?
 頭をひねった結果出た答えは。

『俺の言葉で語るから悪い意味でSF臭が残る。ならば【イサカ自身に自らの言葉で説明してもらう】しか無いだろう』

――と言う結論に足したのだ。それで考えたのが『2次創作パターン』だ。
 イサカとニコニコが、まだコルニコグに来たことのない読者に対して、観光案内を伝えるというスタイルを思いついたのだ。そして伝えたい面白さの要点を箇条書きにすることにした。極力イサカの口調になるようにして。
(イサカは朴訥でありぶっきらぼう、でめんどくさがり屋である。でも有能)

 そこで抜き出したのが以下の特徴だった。

①本都市にオイてはあたし、イサカとニコニコに注目すべし

 この物語のキーは主人公である【イサカとニコニコ】であり、まずはそこを追うところから物語を読むことを勧めている。

②都市の土台である格子構造体については、そういうものだと諦めるべし

 都市の土台である格子構造体はSF概念の核の部分、ここは〝そう言うものだ〟とスルーしてくれと読者に伝えている。

③仕事終わりにアタシの定時放送はきけ

 夕方19時にはイサカの気象案内のライブトークがある。ただ半分以上はイサカのおしゃべりでバラエティと化している。コルニコグの市民はイサカの定時放送でその日の終わりを知ると言う。

④重力地震に注意(注意してもどうにもなんない)

 突発的に発生する空間振動事故。ただし予見も対策もできない。

⑤お土産はシジュンク横丁で

 コルニコグ最大の繁華街。食い道楽から遊びまでなんでもある

⑥お泊りはアリマ湯屋で(ナノに手を出したらはったおす)
 
 イサカが足繁く通う湯屋、要は泊まり付きのお風呂屋だが湯女もいる。しかも無駄に和風テイスト。ナノはアリマ湯屋の湯女の一人。

⑦機械蟲の串焼きが絶品

 作中に度々出てくる珍味。イサカの好物。実際に食べてみたい。

⑧警備部門マジ頼りになる

 本作の最大の災害にして〝敵〟である特殊災害に真っ向から立ち向かうのがこの〝警備部門〟の強者たちである。

⑨特殊災害は諦めるものではなくみんなで立ち向かうもの

 コルニコグ市民の共通した信念で、どうにもならないではなく、どうしたら生き残れるか? 市民全員で力を集結して立ち向かうのが彼らの生き様なのである。

⑩オヴォン・マツリをみんなで楽しもう

 なにやら文化と名称が間違って伝わったらしい。
 だが〝生きている〟と言う事を目一杯に確かめ楽しむためにコルニコグでは最大の娯楽として楽しまれている。

⑪キョクトウクオリティ

 作中に度々登場するのが『極東開発』と言う技術開発企業だ。そのレベルの高さと仕事の速さは天下一品。それを評して出るのがこの単語。

 そして、コルニコグに実際に行ってみたいというワシのおもいを書き、作品に満ち溢れている『あふれるばかりの生命力』について解説文を加え書いたのがコレである。


【格子構造体都市:ヘルニコグ観光案内】 著、イサカとニコニコ

①本都市にオイてはあたし、イサカとニコニコに注目すべし
②都市の土台である格子構造体については、そういうものだと諦めるべし
③仕事終わりにアタシの定時放送はきけ
④重力地震に注意(注意してもどうにもなんない)
⑤お土産はシジュンク横丁で
⑥お泊りはアリマ湯屋で(ナノに手を出したらはったおす)
⑦機械蟲の串焼きが絶品
⑧警備部門マジ頼りになる
⑨特殊災害は諦めるものではなくみんなで立ち向かうもの
⑩オヴォン・マツリをみんなで楽しもう
⑪キョクトウクオリティ

★楽しかったですヘルニコグ!え?まだ行ってない?それはもったいない貴方も行きましょうよ!
★真面目な話、絶望的な錆びついた奇想天外世界。都市構造もさることながら、それに襲い来る想像を絶する特殊災害。絶望感すら漂うはずなのに、ヘルニコグに生きる人たちの眩しいばかりの生命力が光る一品。命の讃歌が描かれた名作!


 以上だ。
 書き終えたあとはルパン3世じゃないが『今はこれが精一杯』と言いたい気分だった。
 庵乃雲さんには歓んでもらえたので凄い嬉しかった。

 さて今回はこれまで
 次回は音叉さんの左団扇奇譚を予定している。

 あー、あの連中また腹すかしてるんだろうか?

 では
 ばいなら。

ζ
■D:美風

 
 

ライブツイートログ1【 プロット教室『プロットについての枯れ知識』 】

9月6日ライブツイートしたやつの加工ログです。

貼っときます。

はーい
それではお約束のヤツはじめるよ。

題して――

『プロットについての枯れ知識』

反応なしwww

これ誰か見とるんか?(笑)

まぁ、いいやあとちょい待つ。

来たので始めます
先に言っとくけど、一般論としてのプロット作りではなく
あくまでも『儂の我流の話し』になるので、そこだけ要注意。

あと、サンプルとして私の作品を題材に出します。

未読の人はごめん

まず、突き詰めると最終結論ですが――

『一本道のシンプルなお話であれば、プロット創りはいりません』
つかやってない。

スコップ猫
車椅子椅子のAV嬢
10の少女たちの幸せについて、なんかはノープロット

現状としてはそうという話し。
だが、底に至るまでにやってきた事がある

それが分かるのは儂の長編であるグラウザーシリーズ

これは若い頃から書いてきたやつでヴァージョンがいくつもある。

そして下記始めの頃は律儀にプロット切ってました。

ここまでOK?

現状グラウザーは0章、1章、2章とあって現在、2章なんだが、

最初に書いたのは1章、まずはその時の事を書く

この時使ったのは『ツリーエディタを駆使する方法だった』

★┬☆┬▲
 │ ├▲
 │ └▲
 └☆┬▲
   ├▲
   └▲

こんな風にデータを入れ子にできるツールを使ってた。

ツリーエディタで検索できるはず。

つまり、

1章の1節、2節、3節

 そして1節の中のエピソード1、エピソード2、エピソード3…

みたいにやってたのねチマチマと

 手間は確かに凄いかかりました。

 でもね・・・

お話の各話と、各エピソードが入れ子に成っている事、

 そしてそのイメージが頭のなかで常に想像できて、
 それを元に、お話の順序を操作できる様になれたのが大きい
 
 そして1章を書き終える頃には――

サブタイトルリストで、プロットづくりを代用できるようになりました。

ここまでが儂の実例。

さて、ここまでOK?

極論すれば、サブタイトルが無い、短編、中編でも、

お話の要点となるポイントを記した文を並べることで同じ事も可能。

さて、ここでプロットの要となる起承転結の管理に映る。

OK?

質問あるならレスしてね

よし次行くよ

まず、起承転結と言う考え方は【忘れてください】
儂は使ってません。

それじゃ何使ってるの? って話。

それを次に書く。

その他
あー、今回ついてくるの大変でしょ?

我流過ぎる話しでゴメンな

(_ _)

それがワシが【プロット定規】といってるツール
PCもスマホもいらん・。紙と鉛筆でOK

始──────────┼──────────┼──────────終

これでいい。
これでプロットのメモや管理ができる。ここで大事なのがある。

定規の中の2つ在る十字、これが【プロットポイント】と呼ばれる物語のターニングポイントになる部分だ。

はじめの十字がさいしょのクライマックス
2つ目の十字が物語の盛り上がりのピーク

ここまでOK?

たとえばこのツール、こう使う。
スコップ猫
始 女子高生歩いてる
┼ スコップ猫と合う
┼ 女子高生ひらめく
終 スコップ猫帰る

これに各エピソードを入れていく


始 女子高生歩いてる
┼ スコップ猫と合う
│ ・スコップ猫からケットシーを連想
│ ・家に来るように提案
│ ・二人で話し合う、扉の話聞く
│ ・女子高生同行、扉探すが見つからない
┼ 女子高生ひらめく
│ ・自宅に飛んで帰る
│ ・屋根の裏の猫の国の逸話【ケットシー伝説】
│ ・屋根の裏に見つかる扉
終 スコップ猫帰る
オチ【扉閉じない】

こういうふうに使う。


今では頭のなかにこれがあるからたいていのショートエピソードや各話のれべるではプロットは切らない。

そこまで思考をブラッシュアップ出来るという話し。

ここまでで疑問在る? あればレスくれ。

さて、今日の所はここまで

これにさらに複雑なプロットのさいに使うツールの話があるのだが
それはまた次回

今日はこれまで

内容、分かった?

正直言おう!!!!

『なんとかまとまってよかった!!!』
(まじで)

その他
んじゃ、次回はこのツールのもっとアクティブな使い方な。
使いこなせば、ページ制限ある原稿のプロットも使えるぞ!

次回は『プロット定規をしゃぶり尽くす』だ!!


それまで待て。

[ 2017/10/06 22:30 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

レビュー作成裏話【美風慶伍の頭の中】 第1回 【 泉の聖女 】

今回、60件近いレビューを大量に投下したわけだが、特に後半になって透過したレビューの中から、大幅にランキングアップを果した作品がいくつか出ている。
またPVも瞬間的にかなり上がっているのも散見される。

そういう状況下で、幾つかの方たちから――

【どうやってそのレビューを作ったのか】

――知りたいと言う声を頂いた。

今回、それを記事にしようと思う。
題して――
【 美風慶伍の頭の中 】
――はじまります。

第1回

作品名 【 泉の聖女 】
作者 【 小花衣 麻吏 】

 現在の小説家になろうにおいて、名実ともに最大勢力と言えるのが俗に【転生系】とよばれるジャンルである。俗になろう系とも称される事のあるこのジャンル。コレほどまでに多くの人に愛され、また蛇蝎のごとく嫌われるジャンルもそうそうないだろう。

 だが、実際にその転生系と呼ばれるジャンルを幾つか読みこなす内に細かな違いがある事に気付いた。

1:転生系独自のストーリー構造が有る。

 これはいくつかのレビューでも書いたがつまりは――

【現世:こちら側】 ⇔ 【異世界:向こう側】

――と言う世界構造である。

 これをどう扱うかでこまかなジャンル分けができる。
(注:下記に上げるジャンル分けは美風の考えたものです。公式のものじゃないです)

 1:開拓系

 つまり唐突にこちら側から向こう側へ飛び出してしまうスタイル。
 このケースの場合元の世界の事は殆ど描かれなかったり、サラリと流されたりする。
 つまりは向こう側で何をするか? どう言う行動をとってどう言う結果を出すのか? そして自分の運命をどう切り開くか? と言う事を描くのに大半が費やされる。もちろん、向こう側に来る際に【お得な力】がついてくることがある。そしてこのお得な力でさらにやりたいようにやるのが【チート系】となる。明るくライトなタッチの物が多く爽快感を重視した話運びとなる。

 レビュー例としては以下の作品


――などが該当する。


2:宿命系

 向こう側とこちら側の事情が絡み合い、主人公がその人である理由と必然性があるのがこのタイプ。必然性と理由は様々で、現世での事情や人間関係が、異世界での事情にそのまま影響をおよぼす。
 考えられるパターンは色々ある。
 
 現世での主人公を含む組織や人間たちが異世界へとそっくり様々な場所に移動して影響をあたえているケース。
 主人公の正体と過去を何らかの事情で知っている人間がいて、異世界での事件や事情に巻き込まれるケース。
 もともとは異世界側の人間だったが、なんらかの事情で呼び戻されたケース。
 ・・・・などなど

 私がレビューした中では――


――などが該当する。

 いずれにせよ現世と異世界が密接にリンクしているのがこのタイプ。
 もちろん、シリアス度は高い。

 3:因果系

 宿命系と似ているが微妙に違うのがこれ。
 物語の展開は異世界側の方が主で、現世の方は比率は少ない。だが主人公が現世での不幸や宿命やトラブルやハンデをそのまま引きずっているのが特徴で、主人公はけっして楽とは言えない異世界生活をおくるハメになるのが特徴だ。
 当然、ドラマは重く、ハードな内容が多い。

 レビュー作品では


 などが該当する。なお、〝貴方に贈る~〟は、ストーリーを読み解くと宿命系の要素も取り入れられているのが分かる。

 さて今回のレビュー対象作品の泉の聖女だが、形式としては同等たる因果系なのである。

 この転生系独自のストーリー構造を見た時に、私が一番目を引いたのがヒロインが、精神系・神経系の【心の病】を患っているという設定だった。
 単にうつ病です――、などと言うレベルではなく、この手の病が些細な事をきっかけとして重層的に悪化していく様を正確かつ冷静に描いているのである。それが故に彼女がいかに現世で生きづらいか、いかに生きることその物に苦心惨憺しているかを丹念に描いているのだ。

 ここに主人公が現世から逃避しなければならない強い理由が冒頭1話で克明に演出されているのがわかる。
 主人公の動機――これは非常に重要である。

 心の病は単に風邪をひく様に生まれるものではない。
 家庭環境、生い立ち、体質、人間関係、事件、事故、様々な要因を経て発生するのである。
 そして、主人公がそれらを冷静に自覚していることが第1話の流れでわかるのだ。

 そこに登場するのが、自称神のハクモウ

 彼いわく『魂を入れる肉体を間違えた。本来の肉体にもどしたい』と言う趣旨で現るのだ。
 とんだミスである。
 このワンシーンだけを切り取ればギャグになりかねないが、そこに更に作者の繊細な描写がはいることになる。
 主人公に選択が無いこと、そして主人公が向こう側にいかなければ困ると言う事がハッキリと明示されているのだ。
 そして主人公まりに事情説明をして納得を求めつつも、半ば強引に転生させてしまうのだ。

 が、ここまでがこの物語での『こちら側』である現世での因果の仕込みの部分である。

 そして物語は向こう側である異世界へとうつる。

 向こう側の世界ではある事件が起きている。
 つまり転生後直後からトラブルに巻き込まれるのだ。
 
 つまり主人公は異世界では世界の根幹をささえる『泉の聖女』と呼ばれる神に関与した存在であり、そのもともとの泉の聖女自体にトラブルが起き、世界の安定と存亡に関わる状態にある事が語られる。
 のほほん生活も、チートもない、いきなりにハードな宿命にほうりこまれるのだ。
 だが、異世界で生まれ直したことにより、主人公が背負っていた『心の病』と言う大きな枷が取り払われ、そこから重荷をおろすことが出来た主人公が実に生き生きと輝いて動き始めるのだ。
 
 現世での業、それが異世界で解消される。転生する意味とメリットがこれである。

 そして、その『現世での因果』があるからこそ、彼女が異世界側でで出会う人々の〝心〟の中に抱えた苦しみや痛みや重荷や業と言ったものを、主人公は丹念に拾い上げて、そして〝救い〟へと導こうと努力する様が描かれるのである。

 まさに――〝聖女〟である。

 その異世界の世界観も、神の存在から、神と人間とそのなかだちをする『泉の聖女』の存在。
 そして、その世界を支える『泉』の存在、
 さらには国家から政治構造まで丹念えがかれており、この作品での『向こう側』がれっきとしたハイファンタジーとして完成されているのが読み取れるのである。

 ここまでみればあとはレビューに入れる。

 つまりこの『泉の聖女』で私は、この作品が安易平易な転生物ではなく、れっきとしたハイレベルなハイファンタジーとして成立していることを伝えることにした。そして転生物としても良質の作品であることも。

 そして導いたキャッチコピーがこれである。

『ハイファンタジーの基本に忠実な良質の異世界転生』

 あとは本文にこのキャッチコピーである理由を書き込むだけである。
 一般的な転生物から一歩抜きん出た良質の作品である事、
 主人公マリにまつわる周辺事情の概略、
――を書き込み、
 さらに作者の心理描写の巧みさとそこから描かれるヒロインの魅力を書き込んだ。

 そして出来上がったレビュー文面がこれだ。


★異世界転生と聞いて私は偏見があった。つまりは『あぁ、またこれか』と言う感じに。だがそえは間違いだと悟った★現実世界で心身ともにボロボロの主人公。先行きの見えない毎日に擦り切れ絶望していた所に1人の神が降臨する。いわく『魂を入れ間違えた』と、ここだけ見ればたんなるコメディである★だがこの作品の本質はその先である。なろうでは異世界転生=チート的な雰囲気が漂う。つまり現実世界を否定して理想の世界へと逃避するための方便として使われているのが多い。この作品はそこからが根本的に違う★転生した先で彼女を待っていたのは主人公マリと同じように、辛い過去を引きずり他者との関わり合いに苦しむ者たちだった。転生先で得られた力も万能じゃない。手探り状態で与えられた使命を全うするためにマリは奮闘する★なにより心理描写が秀逸で万華鏡のように喜怒哀楽を表すヒロインの心理的な可愛らしさが光っている★ぜひご一読をすすめる


 以上だ。
 これが私のレビュー作成のさいの『見どころ』の絞込のプロセスである。

 どう?
 ^^;

 参考に成ったかしら。

 次回は――

 『 本日ハ所ニョリ磁気嵐、重油雨ノチ音波風 』

――を予定している。

 庵乃雲さーん、あとで行くね。

 さて、また後日お会いしよう。

 ばいなう

 ζ
 ■D:美風慶伍