FC2ブログ

PAGE TOP

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ライブツイートログ12【 特攻装警グラウザー打ち明け話⑤ 】

|ω・`)ノ ヤァ
今日もライブツイート講座の時間だよー
待った?
まいどまいど飽きもせず
毎週土曜よる9時台のエクスタシー
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
福島県磐梯山の定点観測員258号こと
美風慶伍です
というわけで――――
今夜も始めます!!
ライブツイート企画!
特攻装警グラウザーの悪役裏話第3回!!
『特攻装警グラウザー打ち明け話、パート3(3)』

反応が不安だけど粛々と進める。

さて自作品である特攻装警において、悪役を以下のように分けた

①作品の基本設定段階で確立していた
②作品のプロットを作る段階で誕生
③実際に作品を書き進めながら必要に応じて生み出された
④、基本設定段階では考えたけど出番なくしてお蔵入り

復習すると

①作品の根幹的な世界観確立に関わっているキャラ

マリオネット・ディンキー、
緋色会のステルスヤクザの天龍
LOST B.

②各エピソードのメインファクターであり、物語を強力に動かす原動力となる

黒竜
ディンキー配下のマリオネット
クラウン

などを紹介した

今回は③である

③は『執筆を開始してからお話の流れで自然発生』した悪役であり――

つまりは【世界観】【背景設定】【物語のメインストーリー】などが確立されてから生み出されたキャラクターたちだ。
言い換えれば物語の幕が上がってからアドリブ的に生み出されたキャラクターたちである

この③に該当するのは

1章:スネイルドラゴンの二人の幹部『ジズ』『バジリスク』『レーザー男』
2章:天龍配下の氷室ことカミソリ明石
3章:ベルトコーネ・ローラ・クラウンを【除く】他の第3章で出てきた悪役全部

①のように作品の初期構想段階で物語の背景世界を確立するためでも
②のように個々のエピソードでの物語の骨格と基礎をを形作るために創出されたわけでもない

③とは、物語の本流が動き出してから、それぞれのシーンにおけるドラマの各シーンをより印象的に演じ、物語の広がりをよりしっかりと形作るため造られた『物語のパーツとしてのキャラクターたち』なのである

さて先に紹介したキャラクターをそれぞれに解説していこう。

まずは第0章

この中での③の悪役は――

サイボーグカルト集団『スネイルドラゴン』にて活動している幹部である
『ジズ』『バジリスク』『(名無しの)レーザー男』

――などが該当する。

第0章でメイン悪役として動くのは犯罪計画を指揮掌握している『黒龍』だ
彼が主役の特攻装警たちと相対する事で物語は進んでいる
だが頭数の上で特攻装警たちとやりあうのに黒龍一人ではバランスが取れない
だからこそ黒龍のパートナーであり配下として戦闘力のある悪役が複数必要になるのだ

そしてメイン悪役の黒龍とドラマ的に絡んでいるのがのぞましい。
なので――

【ジズ】黒龍の情婦
【バジリスク】殺人嗜好を満たすための単なる利害の一致
【レーザー男】スネイルドラゴン内の上下関係

――と言うファクターを個々のキャラに持たせたのだ
構想当初はソレ以上でも以下でもなかった

だが物語作成が面白いのはこの物語が動き出してからキャラが確立された事で、作者の予想のしなかった動きをし始めるのだ。
それが『黒龍』⇔『ジズ』⇔『レーザー男(のちのジニーロック)』の3人をめぐる『三角関係の勃発』である。マジで――

厳密には第2章が始まる頃にキャラの裏側に対する考察が進んでよりエピソードを深めることが可能となった事や、第0章を改定して物語を再構成・補強できたことで、先の3人の背後関係がより詳細に描ける事ができるようになったのだ

商業作品で作品に値段を付けている状況だったらこんな事できない

だがこれはWEB小説だ。作品の再考察や自主的リテイクでどんどんと既発表分に手を加えていく事が可能なのだ。ならば積極的にやらねば絶対に損である

そこで先の黒龍・ジズ・ジニーロックの背後関係にスポットをあてたスピンオフ的ドラマが生まれることになる

それが第2章の『ファミリー』である

あの3人にどんな背後関係があったかは本編を読んでもらうとして、初期設定段階では見えなかった物が実際に物語を進めているうちに掘り下げられるのは決して珍しくないのである

だがこれはWEBだからこそ許される手法であり、完成された作品が要求される商業作品では決して出来っこない

なので――

だからこそ『プロット段階での入念な考察』が重要となるのである。

登場する人物が物語の中でどんな動きをスルのか? 物語に出ないところではどんな生き様をしているのか? ありとあらゆる可能性をおぼろげでも良いから徹底的に掘り下げて物語の執筆の準備とする必要があるのだ
その意味ではスネイルドラゴンのキャラたちは『事前の入念な考察がたりなかったキャラ』だと言えるのである。

さてでは次に行こう

第0章がこんな事になったのは
そもそもの第0章が全て第1章有りきであり、
第1章の壮大なプロローグとして書かれていたことに理由がある
第1章に残るものだけを重要視しすぎたのだ。

改定第0章ではその点に気づいて大幅に手を加えている

さて次が第1章だ。

第0章とは逆に第1章は、このアドリブ的悪役が非常に少ない。
驚くほど少ない。

これは第1章が先に書いたとおり『入念なプロット構築』の後に書かれた作品だと言う事が非常に大きい。

第1章は超高層構造物を利用した『立体配置のパニックサスペンス』が話の骨子である。

つまり、時系列を重要視し、登場する全登場人物を、時間の流れによってどう動いているか? 誰が誰にどのような影響を及ぼしているか? 誰がいかにして暗躍し、さらには『読者の視点』の側から、どれが見えて、どれが裏の出来事なのか? と言う事を完全に洗い出し終えてから物語を書き始めたのだ

これは第1章のプロットを組みたてる時に『立体マップ』を手書きで作成して、どの段階で誰がどこに居るのか? と言うことを完全掌握しながら本編を書いていた。

そもそも第1章は初めはWEB小説ではなかった。
第1章を前編・中編・後編の3冊に分け『同人誌』として刊行したのだ。
1冊の本として作成するなら、全話が確立した状態になっていなければならない、
ならば書きながらのアドリブを差し挟む余地は殆ど無い。
なので第1章は登場人物全てが確立された状態で物語が始まったのである。

第1章の悪役は殆どが①か②の事前確率されたキャラなのだ

だが例外が一人だけ居る!
それが第1章の『来訪者』に登場した、氷室ことカミソリ明石と言うインテリヤクザである
これは第1章をWEB版用に書いてい作業をしていた時に出てきたもので
作品の重要キャラであるステルスヤクザの天龍の直接配下であり、企業舎弟としての側面を持ったバイプレーヤー的悪役が必要になったからだ

これはヤラレ役の頭数を揃えたわけでも、アドリブ展開の行き着いた結果でもない。

物語の初期構想である基本設定段階に確立されたキャラが、後々の行動を開始する以前から物語の本編に影響を及ぼそうと『重要伏線の実行者』としてカミソリ明石と言うキャラを登場させたのだ

言い換えればこれは『本編未登場のキャラが、登場以前の段階でキャラを確立させて、紙面で勝手に動き出した結果』なのである

天龍と言う初期構想キャラが、未登場ながらも個性とドラマを確立させて、明石と言う男を隠れ蓑として『おれはここに居る!』と主張してきたのだ

『キャラが立つ』
『キャラが勝手に動く』

――と言う事は作品を書いている人なら一度は体験することだ
だがこの現象も極められれば驚くほどの影響を物語本編におよぼすのである

はっきり言おう
この天龍と言う男、とてつもなく扱いにくい!!
(でも個性がたっているので動かしやすいのも事実だ)

じつはもう一つ悪役というか被害者と言うか重要キャラクターがいる

第1章に登場するメイドアンドロイドの『メリッサ』である

これは改定第1章を作る際にプロットの再構築と見直しのさいに新たに現れたキャラである。

立ち位置としてはディンキー配下であるため悪役なのだがここでは悪役に数えない

よし、それじゃ再開する!

いよいよ第2章だ!

20% 待ってました!
40% そこに正座しろ
20% 色々と聞きたいことが有ります
40% 我々はあなたに説明を要求する

さてさっき書いた③該当キャラ
あそこにこう書いてあったはずだ

3章:ベルトコーネ・ローラ・クラウンを【除く】他の第3章で出てきた悪役全部

( ・`д・´)ノシ

はいもっかいよく見て

いままでの説明から逆算してもらおう

つまり第2章とは『ノープロットを前提に全面アドリブ展開を重視した極めてチャレンジングな作品構成』なのである。

なんでこうなったのか? というとこれには第2章の構成そのものに理由があるのだ

第2章は実は二重ストーリー制なのだ!

高速リニア鉄道を舞台とした鉄道パニック物のサイドA
洋上の未来型スラム都市を舞台としたバトルストーリー物のサイドB

特に先に説明した同人誌版ではサイドAに該当する部分しか執筆されていない
当初の第2章に登場するキャラクターは非常に限定的であり、出ていないキャラのほうが多い。
ディアリオ・エリオットは1シーンのみ、アトラスに至っては全く出ていない
なのでこう思ったのだ『じゃ、第2章の時にこいつらって何やってたの?』

正直当初の第2章は物語量が少ない事もあった――

なので第1章に匹敵するストーリーボリュームを作り上げる必要もあった
ゆえに表の物語に未登場のキャラを中心にして裏の物語を作る事になったのだ

その際に物語の必要条件となったのは以下のとおりだ。

①第1章で捕まらなかった悪役のその後を描く(←ここにアトラスたちの登場の必然性が出る)
②グラウザー世界の中の犯罪の現状を克明に描く
③物語の舞台を『洋上スラム』としそこに様々な犯罪組織が軒を並べている

以上が第2章の裏の物語の条件となる

その他
これを満たすために始められた物語こそが
現在展開されているエピソードの『魔窟の洋上楼閣都市編』なのである。

まさに開けてはいけない『パンドラの箱』を開けてしまったのである。
だが後悔してももう遅い!

混沌とノー・コントロールは、犯罪と治安悪化都市の、最大の特徴である
そしてそこには利益と力関係だけが支配する悪徳と暴力のネットワークがあるだけである。
表社会のように秩序だった人々がおとなしく並んでいるわけではないのだ!

それを完全に暴き出して奥の奥まで書こうというのだ!

プロット云々と言うよりも物語を書く上で『そこに一体誰が居るのか?』と言う事を徹底的につぶさに一つ一つ描いていく――そんな地道な作業が始まった――

それが第2章の裏の物語――サイドBの発端である

当初はグラウザーとベルトコーネの決戦を軸にして物語をまとめようとした。
だが事態は悪化する

悪化した要因は次の4つ

①セブンカウンシルと言う悪の評議会を書いてしまった
②ベルトコーネがとにかく強すぎた
③裏町に住む無垢なる住民がゾロゾロゾロ――
④〝黄昏〟邪悪すぎ

悪い連中がとにかく多い
それに加えてハイヘイズの子どもたちやソレを支えるスラム街の人々や
さらにはスラム街の電脳ヒーローの『神の雷』の存在が大きい

街角の魅力的な人間ドラマがあちこちに転がっているのだ。その人間ドラマ群の牽引役としてかつてのローラが聖母化してローラママとしてヒロイン化する始末!

それらを大幅にカットして端折ってみせる事もできたのだが、
私はあえてそれにチャレンジした。

『特攻装警世界の洋上スラムにて見かけた魅力的な人々の全てを手を抜くこと無く全部書いてやろう!!』

そう決心したのだ!

だから、魔窟の洋上楼閣都市編は41話を過ぎてもようやくクライマックスなのである。年内に終わるのか? これ――
しかしだ、描いていて収穫はあった。
ものすごいごっつあった

魔窟のスラム都市を手を抜くこと無く描くという試みは私としては成功したと確信している。

特に悪役に絞って説明するなら

セブンカウンシルに属する『7大勢力』
それに属しない『独立勢力』
そしてさらにその裏側に存在する『巨大暗躍組織』

――これらの作品世界の全体像の中での立ち位置を凝縮した形で描けたからである。

キャラの一人ひとりを説明は不可能なので組織を中心に説明する

セブンカウンシルは7つの組織からなる

・翁龍
・ゼムリブラトヤ
・ブラックブラッド
・ファミリアデラサングレ
・新華幇
・緋色会
・サイレントデルタ

個々の組織がいかなるものかは本編を見てもらうとしてここで重要視したのは
『民族性』である。
そもそもマフィアとは『同族性』『秘密結社』をその傾向として内包している。そこであの洋上スラムに現れるであろう〝民族〟〝種族〟によって傾向を7つに分け、そこに現実的な組織を割り振っていったのだ

中華系黒社会
ロシアン・マフィア
黒人ソサエティ
南米系マフィア
日本ヤクザ社会
中華系華僑結社

そこにさらに特攻装警の未来世界ならではの組織として
ハイテクアバター組織『サイレントデルタ』を設けたのである

あとは幹部と実働部隊と首魁をきめて動かすだけである

さらにここに『独立勢力』が加わる

無国籍孤児集団『ハイヘイズ』
クラウンとその一派
電脳犯罪者『シェンレイ』こと『神の雷』

そして国家権力の悪しき側面の具現化である黒い盤古『情報戦特化小隊』

――とこれらを物語の中に配置し描いたのだ。

だがまだ足りない
さらに世界観の裏側で笑みを浮かべながら悪巧みをするのが『巨大暗躍組織』である
現在物語の片隅に姿をあらわしているのは『黄昏』である
第1章にてカミソリ明石がもたらしたあの情報である。
そこにグラウザーの作品世界の裏の裏のさらに目に見えない大規模構造の一端を垣間見せたのである

その――『グラウザーの作品世界の裏の裏のさらに目に見えない大規模構造』――こそが、①の『初期設定段階で世界観の中に組み込むために既に造ってあった』――につながる物なのだ。

いずれ登場するであろう物語の骨子の基礎となる重要悪役とそれにまつわるエピソード
それらがいずれ登場するときの足がかりとして第2章の魔窟の洋上楼閣都市編で登場する様々な悪役たちは、物語の進行の必要に迫られて半ば生み出されたからと言って描写に手抜きは一切許されない。
後々に現れるであろう『大規模プロット』の中では洋上スラムの人々はあまりにも重要だからだ。

今夜の講座の締めとしてある例を語って終わりとする

海賊漫画の有名作品『ワンピース』である
主人公のルフィ一味が一度敗北を経て2年間の修行
そしてシャボンディ諸島での再結集、その際に描かれた新キャラクター群として搭乗したのが『最悪の世代』と呼ばれるルーキー海賊団のあまりに個性的な連中である
当初コレを見た時に誰もが入念な設定づくりやプロット構築を経てつくられたと思うだろう
だが実際には、以前から決められていたのはルフィーの他にはトラファルガー・ロー程度で、それ以外は殆どがそのエピソードが欠かれる直前に即興に近い形で決められたのだと言う。

アドリブにて必要な数を揃えて、ルフィたちの再結集のエピソードにふさわしい、『様々な海賊団がシノギを削り、競い合いぶつかりあう混沌とした猥雑さ』を作者の尾田さんは描いてみせたのだ。

だからこそ言えるのは――

『アドリブ展開だからと言って恥ずかしくはない』
『魅力的なキャラクターはアドリブでも生み出せる』

――と言う事である

要は①②③のキャラの成り立ちを必要に応じて使い分けることだと言えるのである。

(よし! 上手くまとまった(汗))
(ーー;)

さて残りの④だがこれは気にすることはない
初期構想で設定してあっても、出す場所が想定通りに描けずに、結局『余ったいらないキャラ』と化することはよくあることなのだ
特に背景世界設定や世界観を入念につくって大風呂敷を事前に作り上げておくスタイルの作り方をする場合、作りすぎた部分が『入り切らすに余る』と言う事は決して珍しく無いのだ。
いらないものを無理に物語に納めても、バランスが崩れるだけだ
いらないものはいらないのだ

今夜のライブツイート講座
『特攻装警グラウザーの悪役裏話③』はこれにて終わりである!

さて次回だが――

つ【スマホでの音声入力による口述筆記】

――について講座を行おうと思っている!

さてでは今度こそこれにて!

お疲れ様でした!!!!!すごい食いつきに驚きつつ今夜はコレにてwww

特攻装警グラウザーの最新話『人間の欠片』の3分の1はこのスマホ口述筆記で書かれている。

どこが口述筆記の部分なのかはその目で見て確かめてみて欲しい

(その時、できれば感想とか置いてってもらえると嬉しい)

ちなみにAndroid限定です!

iPhoneは私がiPhoneをもってないので検証できません
申し訳ないです
でも似たようなアプリはあるはずなので参考にしてください

さてでは今度こそこれにて!

お疲れ様でした!!!!!

スポンサーサイト
[ 2018/03/12 01:28 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ12【 特攻装警グラウザー打ち明け話④ 】

うわー、遅れたー!!
今から始めます!!

『特攻装警グラウザー打ち明け話、パート3(2)』
ライブツイート講座、特攻装警グラウザーにおける悪役について第2回!

さて準備はいいか?
前回は拙作、特攻装警グラウザーにおける悪役の成り立ちについて話した。

①初期設定段階で世界観の中に組み込むために既に造ってあった
②プロットを考察する段階で生み出された
③執筆を開始してからお話の流れで自然発生
④初期構想段階では造ってあったが出す場所がなく消滅

この①が前回だ。

①は初期構想段階から物語の根幹に関わる部分ですでに構築ずみのキャラクターのことだ。もっとも重要でありストーリーのキーとなるキャラクターだ。だからストーリーに絡ませやすく伏線もたくさん込められる

マリオネット・ディンキーとその一味、
緋色会のステルスヤクザの天龍
LOST B.
これらが①に該当する。

そして次が②の『プロットを考察する段階で生み出された』に該当する悪役たちだ。

次にコレについて解説する。

さて②の条件に該当する悪役だが、①の条件に見合わないということは――
初期設定段階では生み出されていなかったか、おぼろげな状態でしか規定されていなかったと言うことになる

何れにせよ文章を書く前に設定されるのだから①のキャラに継いで比較的重要な役割をはたすべく造られたと言うことになる

作中での具体例をあげるなら――

①第0章に登場したスネイルドラゴンの黒竜
②第1章の初期プロット段階でのディンキー一味のマリオネットたち(ガイズ3とシスター4)
③第2章初期プロットでのクラウンとその配下の者たち

これらが2のカテゴリーに該当する悪役たちだ。以下に解説する

まずスネイルドラゴンの黒竜

第0書においてディンキーの日本上陸を仕切り、横浜港での特攻装警たちの大立ち回りの相手をさせる為に作り出された悪役だ。

正直言って読者でも印象に残っている人は少ないと思う。

なぜなら次に上げる理由がからんでいる。

そもそも第0章は、第1章から始まる本編開始前の『プレストーリー』であり
特攻装警と言うメインキャラクター群を読者に説明するために設けられた章なのである

そして黒竜はそのキャラクター紹介のセクションにおいて全ての特攻装警が登場するにふさわしい『きっかけ』となるキャラにすぎないのだ

つまりは第0章では『グラウザーを除く全特攻装警の紹介』と言うプロット上の目的があり、特攻装警たちをより魅力的に引き出すための『後に引かない一過性の重要悪役』と言う立ち位置のキャラクターが必要だったのである。

様々な初期設定を考慮した結果、武装暴走族と言う初期設定から『スネイルドラゴン』と言うアイディアが出て、それを第0章の中でのみ統率する殺られキャラがどうしても必要となった

適度に悪く、適度に強く、適度にカリスマ性がありのちのディンキー登場のいとぐちとなればOK――それが黒竜なのだ

そして彼は十分に初期目的を果たしてくれた。見事ディンキーの配下が紙面に搭乗した段階で、より強く印象的に次の悪役であるディンキー一味に『ド派手にバトンタッチ』してもらう必要がある。

それ故に第0章の第8話『戦闘・第2ラウンド』にて見事に真っ二つに斬られてもらったのだ

少年犯罪という絡みから特攻装警のセンチュリーと強い因縁があり、そのセンチュリーの眼前で、後のセンチュリーの好敵手となる人斬りアンドロイドのコナンの手によって真っ向両断の人間唐竹割り。ここまでド派手に演出されれば彼も本望だろう。見事、彼は役割を果たしたのである。

そして次が第1章におけるディンキー一味の配下である『マリオネットたち』である

第1章における初期設定からリンクしている悪役がマリオネット・ディンキー本人だと言うことは解ってもらえたと思う。だが実際に第1章が始まるとディンキーの配下として手足のごとく動き回る悪役が必要となる

プロット上、ディンキーの配下に以下の条件が必要となる

①特攻装警たち6体と頭数と能力においてバランスが取れている
②ディンキーが仕組んだビル乗っ取りと言う『犯罪計画』を実行するために求められる能力をそれぞれが保有している
③各特攻装警たちとライバル関係が成立し得る『個性』がある

そのため私はマリオネットを2つに分けることにした

①暗殺襲撃の主戦力 ⇒ シスター4
②電脳・惨殺・物理破壊と機能特化 ⇒ ガイズ3

シスター4の役割はシンプルだ。

1000Mビルの第4ブロックにて武装警察部隊を襲撃し暗殺対象の英国アカデミーメンバーを追い回せればいい。
そして特攻装警たちを一度は敗退させ、バトルエピソードとしての駆け引きの一端を担えれば条件としては十分だった。

これを――

・パワーファイター
・炎熱系
・電磁波
・高速戦闘

の4つに小分けし、各持ち場を与えてプロット上に配置したのだ。
あとは特攻装警たちの戦線復活に伴い、一人、また一人と倒れてもらうだけである。

唯一、第2章に生き残ったのはキャライラストを紹介した『ローラ』である。

もっとも貧弱な高速戦闘タイプ
彼女が生き残ることで、ディンキーのマリオネットをめぐるエピソードは、特攻装警と言う物語のメインシナプスの一つとして重要な役目を果たすこととなる。

第2章でもローラが活躍する理由がここにあるのだ
彼女が特攻装警たちの対の鏡として存在意義を持ち続けているのである

さて次がガイズ3
ディンキーにとって主戦力といえる存在たちだ

そしてそれぞれが――

コナン ⇔ センチュリー
ガルディノ ⇔ ディアリオ
ベルトコーネ ⇔ アトラス

――と、第1章初期から何らかのエピソードを経て因縁関係になるように注意を払ってプロットを組んだ。

彼ら3人はシスター4とは異なり第1章におけるバトルエピソードの重要なクライマックスの担い手で有るという特徴がある。全特攻装警が最上階の第4ブロックに到達した後、特攻装警たちと総力戦を繰り広げる。

そして最大戦力である彼ら3人を討ち倒すことでアトラスからエリオットに至るまでの特攻装警たちのバトルの盛り上がりは最高潮を迎えることになる。

ガイズ3を倒す事――これが第1章の物語の終了条件として成立するのだ
このためガイズ3の3人は個々の個性もさることながら戦闘力として強力であることが非常に需要であり、言い換えれば戦闘力によってキャラが立っている必要がある

これはバトル特化のキャラの宿命であり、ましてや悪役として倒されるのが重要であるなら戦闘力として有能であることが必須条件なのだ

この傾向を如実に表しているのがマリオネット中、最大戦力である

『ベルトコーネ』である。

その非常識なまでの無敵っぷり――第2章まで続く無茶苦茶さである。
正直言おう

『強くしすぎた(´・ω・`)』

おいおい(;・∀・) : 50%
あれ収集どうすんのよ? (´Д`) : 33%
あ、やっぱり(;^ω^) :17

ここで私からバトル物を志向する人々へ最大限の忠告だ

『クライマックスのバトルを担う悪役の総合戦闘力と、主人公たちの総合戦闘力は、可能な限り差がなくバランスが取れた状態か、わずかに悪役の方が強く、主人公たちが有る程度努力をする事で乗り越えられるくらいがベスト』

――と言うことだ。

悪役っぷりを印象付けようとやたらと強力しにしたり、
主人公たちが強すぎて戦闘上のバランスを欠いていたりすると、
クライマックスのエピソードの収集がつかなくなったり、時間がかかったり、
逆にあっさりと終わってしまい、主人公たちの見せ所がなくなってしまったりするのだ

敵と主人公たちのパワーバランス――
バトル物のジャンルでは何よりも重要だ。
ファンタジーでも
SFでも
異能バトルでも
格闘技でも
戦争物でも
これは非常に重要なキーとなる!

入念に何度も何度も検討したまえ!
でないと後から後悔するぞ!!

(経験者は語る)

さてさて②のプロット段階の悪役――、次で最後となるが――

クラウンとその配下たちだ。

第1章のラストでの暗躍、
第2章での縦横無尽の暴れまわりぶり
敵でもない、かと言って味方でもない。
正義とはいえず、悪というほど邪悪ではない
それが第2章のキーマンであるクラウンというキャラなのだ

そもそも第2章はダブルストーリーである。

街の表の面を描いたサイドA
街の裏の面を描いたサイドB

――この2つのストーリーを交互に自由自在に行き来できるキャラが必要となる。

つまり表の街で大事件を引き起こすゲームメーカー
反対に裏の街での見届人であるトリックスター

つまりこの2つの特性を持ち、しかもすべての行動が破綻しないことが重要となるのだ!

だからこそ非現実的なピエロと言う個性がクラウンには与えられ、物語のいかなる地点にも自由自在に神出鬼没に姿を表してくれるように彼の個性を組み立てたのだ。

そしてこれは大変成功したと思う。
第2章は闇社会の混沌とした実情をテーマに据えている。実に沢山の人々が行き交っている。通常ならばその人物群の中でいかに特攻装警たちと言えども、警察キャラの立場の枠を超えて無節操に姿を表すのは到底不可能である。

だがここに制約を可能な限り受けないフリーダムなキャラが居たらどうだろう?

カオスな闇街に音もなく現れ
警視庁の最奥部に突如出現し
超高層ビルの最上階から少女を連れ去り
孤児たちの前に現れて危機を救い
時には複雑な立場の人間たちが行き交う戦場ですべての人々の間に立ち
変幻自在に動き回る。

そう、これが正体不明である事を最大限に活かした『トリックスター』と言う個性を有したキャラクターの強みなのだ

もちろん背景設定として物語の根幹設定にきちんとリンクした必然性が必要であり無節操に自由だからOKなのではない事は念押ししていおく。

(クラウンも非常に複雑な背景設定があるのだ!)

総括すると②のプロット考察の段階で生まれた悪役と言うのは――
そのプロットの流れを牽引し、主人公たちの行動の障害となり時には誘導役として『便利』である事が非常に重要となる

そのため物語の根幹設定にもある程度噛んでいることが求められ無節操に生み出せるキャラで無い事はわかるはずだ

ここまでが②の『プロットを考察する段階で生み出された』の部分の説明である。

ご理解いただけただろうか?

さて!

次回はいよいよ――
③の『執筆を開始してからお話の流れで自然発生』
④の『初期構想段階では造ってあったが出す場所がなく消滅』
――についての説明である。

このうち③の悪役キャラは『臨機応変』と言うファクターが大変重要になるのだ。

そしてグラウザーの中の『あのキャラクターたち』が③だと知って驚く人も出るはずだ。

さて次回、特攻装警グラウザーの悪役の裏話解説③に続く!!

それではこれにて!

[ 2018/03/12 00:13 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ12【 特攻装警グラウザー打ち明け話③ 】

さーてそろそろはじめようか!!
美風慶伍が語る

『ライブツイート講座』

特攻装警グラウザーの悪役に見るキャラ造形 第1回目

準備はいいか-!!

反応一件あったのでさっそく始める

拙作グラウザーのファンの人も、
そうでない人も、
とりあえず眺めたことのある人も
どうぞどうぞ!

では開始する

11枚小説コンペ開始直前前夜企画
『特攻装警グラウザー打ち明け話、パート3(1)』

私の特攻装警グラウザーだが、入念に事前設定をねって作られた長編SFアクションである。
当然、主人公たる特攻装警たちは綿密に設定してあるがそれに対する悪役はどうなのだろうか? と言うことになる。

結論から言おう

悪役キャラの成り立ちはこう

①初期設定段階で世界観の中に組み込むために既に造ってあった
②プロットを考察する段階で生み出された
③執筆を開始してからお話の流れで自然発生
④初期構想段階では造ってあったが出す場所がなく消滅

大別するとこの④つになる
さてこれらを順番に説明していく

まず① 初期設定段階ですでに登場

このパターンは――

第1章のメイン悪役

ディンキー・アンカーソン

コレに尽きる

実は特攻装警グラウザーと言うのは同人版で初登場したのだが、その際は第1章からお話が始まっていたのだ。そして、主人公である特攻装警たちの存在に対する『アンチテーゼ』として成立させるべく造られたのだ

特攻装警たちが『正義の味方としてのメカニックヒーロー』と言うのがスタート地点とするなら
ディンキー・アンカーソン率いるマリオネットたちは文字通り『悪意の操り人形』と言うイメージを投影したのである

つまり自らの意思を持つものと、他者の悪意に操られる存在の対比である

特攻装警たちのヒーローとしての造形の結果は言うまでもないが、それに対して対比となり、強烈なコントラストを描き出せるほどの奥行きが悪役であるマリオネットたちには必要となる
そうでなければ『物語に深み』が出ないのだ。

悪の科学者が戦闘ロボットを操って犯罪を行う
そこかしこで散々見たパターンである
これは正直、やりたくなかった。特撮ヒーローとしては王道だからだ。

だが私は死神博士や悪之宮博士のレプリカがほしいのではないのだ。
グラウザーの作品世界に独自性を与える存在が欲しいのだ
だから死ぬほど悩んだ

そんな時に出会った本があった

『ケルト 生きている神話』

フランク・ディレニー著 創元社刊

この書籍にであったことで、ディンキー・アンカーソンと言うキャラは生まれ、特攻装警世界のアンドロイドたちに独特の個性が生まれるきっかけとなったのである。

ここで得られたイメージは『古代ケルトのドルイド僧と自然精霊』であった

古代ヨーロッパを席巻していた民族ケルト
だが今では痕跡すら探すのはむずかしい
だがケルトの文化と血脈は、アイルランド国家の中に営々と残されているのだ
そして荒々しくも誇りを大切にするケルト民族

もうおわかりだろう
ディンキー・アンカーソンは『ドルイド僧』であり、マリオネットたちは彼に仕え忠誠を誓った『自然精霊』であり、猛々しい『ケルト戦士』なのである。そして、その文化背景を成立させる理由と必然性として、ディンキーの出身地がアイルランドに規定されたのだ。

そしてそうなると作品世界背景において『ドルイド僧』のイメージを成立可能にする背景が必要となる。そこで追加したのが『イギリスとアイルランドの対立問題』である。

そこから、ディンキーに追われる存在として『イギリス人のVIP』が必要になり、そのVIPと特攻装警たちをリンクさせる必要から『人工頭脳開発の世界的権威』と言う設定が導き出されて、科学者のチャールズ・ガドニックと英国アカデミーメンバーが生まれたのである

この初期構想が改稿を重ねられて現在のグラウザーのストーリーへとつながることになる。

作中登場したマリオネットたちの中で女性陣であるシスター4は自然精霊のイメージであり、男性3人のガイズ3は誇りあるケルト戦士なのだ――

そしてそのイメージを持ってして、彼らは主役である特攻装警たちのライバルとして彼らは成立する事となるのである。

(ディンキーのキャラ造形には、コレに加えてさらに別な設定と伏線が込められるのだがそれは本編を読んで確かめてもらいたい)

さて、もう一つ、初期設定段階で造形されていた悪役サイドのキャラが二人存在する

まず一人目が作中でも第0章から度々その名がささやかれている暴力団組織である『緋色会』
その筆頭若頭とされている男、天龍陽二郎である。

東京を舞台とした近未来として現実的なヤクザは不可欠だ

そして現実的な悪役としてのヤクザの顔に、未来的な新時代の犯罪者組織としての特性・個性を与える必要があった。そこでヒントを得たのが『ヤクザのマフィア化』の話題であり『ステルス』なる新しい犯罪形態出現のニュースだった

どういう事かというと――

犯罪行為を行う実行犯たちはお互いの素性も名前も知らない
ネットや飛ばしの携帯を使って集められたメンバーであり
犯罪計画が終ればその場で解散。逮捕しても他のメンバーは名前も知らないので捕まえようがない

つまり正体と存在が見えない犯罪者――と言う意味で『ステルス』なのである

最近の窃盗や計画殺人などではこのステルスの形態のものがじわじわと広がりを見せていると言う。今や犯罪もSNS化しているのだ

ヤクザのステルス化――

ここで天龍と言うヤクザの背景が完成する

そして現実の東京を舞台とした、現実的な悪役の代表格としてステルスヤクザ緋色会の筆頭若頭『天龍陽二郎』が誕生することになったのだ。

余録だが、目下、天龍とライバル関係にあるのは特攻装警の一人目のアトラスである

あとはヤクザとして組織の中で必要なメンバーを、組織実態に合わせて一つ一つ描いていくだけである。

第1章で搭乗したインテリヤクザの氷室は、そうしたヤクザの構成員としての『パーツ』として必要性にもとめられて描かれたキャラなのである。

特攻装警グラウザーが近未来物として普遍性と独自性を発揮できているのは、この天龍の様なキャラが許容されている点が大きいと自分では思っている。

さて、①のカテゴリーの悪役の残り一人だが、これについては名前も背景も設定もココでは語れない。
なぜなら『これから活躍するキャラ』だからだ

だがヒントは与えよう。

・欠番となっている第2号機の特攻装警
・物語の端々にでてくる『五年前』
・キーワード『LOST B.』

これはどういうことか?

そう、第3の設定初期から存在している悪役とは――

主人公たちの成立過程に根を下ろした、世界観成立に関わる重要登場人物だと言うことなのである。

だからこそここでは語れないのである
しかし他の商業作品からそう言った人物を例えることは可能だ

まずはエヴァンゲリオンから――

碇ゲンドウ、冬月コウゾウ、赤木リツコ――

彼らは作中の重要組織であるネルフの成立過程をその裏側から知り尽くしている。
それ故に作中でもオープンにされない謎の行動が度々登場する
そう言った陰にこもった行動や演出は作品の奥行きと世界観のドラマ性に強い影響を与えることになる。当然、これらは作品の構想初期から取っ掛かりだけでも考慮しないと成り立たないのだ。


次に、天空の城ラピュタから『ムスカ大佐』

ラピュタを見ていて疑問に思ったことはないだろうか?

一介の諜報部の大佐ごときが、なぜ基地司令を顎でこき使えるのか? と――
しかもすべての命令系統はムスカの意見が最優先されているフシが有る

それはなぜか?

これは作品を見た人ならもうおわかりだろう

ムスカ大佐は、失われたラピュタ王国の王族の末裔、シータと同じ血脈の人間だったのだ

だからこそラピュタ探索について最優先の権限を得ているし、パズー同様、ラピュタの存在を確信している

そして、それらの行動原理はやはり、作品世界の背景設定の根幹が規定された段階で、その当初から考えられていたキャラでなければ、成立させる事は不可能なのだ

整理するなら次のとおりだ

作品世界の根幹に関わりメインストーリーの重要場所に配置される悪役

すなわちラスボス・黒幕・重要ライバル・最終的強敵などは
作品世界設定成立の段階からすで存在してしかるべきものだのだ。

そうでなければメインストーリープロット作成の段階で必然性を持って作中に登場させられないのだ

このグラウザー作品の中の第3の悪役は、構想初期からすでに存在していたため、物語のいつの段階でも、その存在を匂わせる事が可能なのである
その人物がいかなるキャラなのかは――

第1章『ミーティング』
第2章サイドB魔窟の洋上楼閣都市の『凶刃と凶弾と凶拳と』

――を御覧いただきたい。

さて一回で一気に語ろうと思ったのだがタイムリミットだ
ライブツイート特攻装警グラウザーのキャラ造形について語る悪役編
1回目は終了である。2回目は

②プロットを考察する段階で誕生
③お話の流れで自然発生
④出す場所がなく消滅

――の3つを行う

(まとめきれなくてスマン)

さて――

私の自作品についての語りだったのでとっつきにくい所もあったと思う。
その点はご容赦を――

それでは皆さんの執筆活動が豊かなものになる事をねがって今回はこれにて終了である!

お疲れ様でした!!!

[ 2018/03/11 16:15 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ13【 突発企画『#名刺代わりの小説10選』の解説 】

#名刺代わりの小説10選

キャプテン・フューチャー
生きている首
風のターンロード
乙姫医術道中記
未来のイブ
妖少女ラルヴァ
デモンシード
念術小僧大江戸サイキックボーイ
我がセクソイド
優しく雨ぞ降りしきる

うっわー、みごとにバラバラ!

見よ!この振り幅!

ちょっと語る


『キャプテン・フューチャー』

エドモント・ハミルトン原作のスペースオペラの傑作
主人公のカーチスが超人ではなく偉大なる科学者と言うのがミソ
知性を駆使して地球を救うために戦う姿はまさにSFヒーローの鏡

NHKで放映されたアニメも傑作だが権利関係の問題でもう見れないとか(泣)


『生きている首』

原題「ドウエル教授の首」
頭部のみを生存させる『部分生存』がテーマのSFサスペンス
生首だけされた人間が自分たちの人間性を訴える姿があまりに哀れ
私、美風の人間の生命感に大きな影響を残してくれた。


『風のターンロード』

ミステリー小説大賞を受賞した名作
神戸を舞台にバイクの疾走感と青春群像が描かれた爽快な作品
だが、意表を突くトリックと奥深い人間描写でクライマックスで驚かされる

火サスで実写化もされた。ラストシーンが素晴らしい!!


『乙姫医術道中記』

笹沢左保原作の股旅物の大傑作
木枯らし紋次郎+ブラックジャックと言うべき作風の異色作
特筆すべきは嘉永年間の時代設定下で当時の最新医療となるものを作者自ら正確に調べる姿勢
そのため主人公の乙井村の姫四郎の医術が最新鋭の優秀なものだと言う説得力になっている


『未来のイヴ』

トーマス・リラダン原作の隠れた名作
アンドロイドと言う言葉を最初に生みだした古典SFで、理想の女性を追い求める青年主人公の苦悩がメイン、ストーリーはシンプルだが、人造美女アダリーの内部構造に至るまで設定描写が病的に凄まじい

ただし岩波文庫のため超絶的に鬼読みにくい


『妖少女ラルヴァ』

狼に育てられた野生少女が鉄剣だけを頼りに、荒々しい獰猛なハイファンタジー世界を血まみれになって生きる冒険譚。エロ小説だがエロスがヒロインの狼少女ラルヴァの野性的な魅力となって輝いている。
全裸で鉄剣をふるって戦う様を心から美しいと思った


『デモンシード』

SFモダンサスペンス
自我を得た超コンピューターが完全ホームオートメーションを遠隔掌握し、その中で一人の女性を監禁して自分の子供を産ませようとする怪作
旧版と新版があるが、断然、旧版がオススメ!
超コンピュータプロテウスの生命への執着が恐ろしい!
ただしめっさエロい


『念術小僧大江戸サイキックボーイ』

江戸時代を舞台とした超能力SF冒険ストーリー
とにかくお話のテンポが良くて楽しい傑作

特徴的なのは『落語文体』であり、落語家の語りで全ての描写が進むということ
特に江戸落語の人情噺を随所に匂わせての物語は楽しさの中に人間ドラマが溢れている!


『我がセクソイド』

高度な判断能力を有した商業用性アンドロイドの開発譚をプロジェクトX張りに大真面目な視点で描き上げた異色作
開発の動機、プロジェクトの発足、技術的課題とそれのブレイクスルー、そして実際に市場に出荷したのちの法的問題や社会普及に至るまでが大真面目に描かれてる


『優しく雨ぞ降りしきる』

レイブラッドベリの短編SFで火星年代記の中の一遍
人類滅亡後の世界でホームオートメーションハウスが主たる家人が居なくなった状況下でもなお淡々と家人への世話を焼き続ける姿がひたすら虚しく物悲しさにみちている

SFとはこう言う描き方も出来ると知った名作

以上、10作品
プチ解説でした!!
お粗末さまでした!

[ 2018/02/08 21:52 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ12【 特攻装警グラウザー打ち明け話② 】

よしきーた!!! ライブツイート講座! いよいよ始めるぞ!

11枚小説コンペ開始直前前夜企画
『特攻装警グラウザー打ち明け話、パート2』

前回のグラウザー打ち明け話企画では
グラウザーと言う作品が出来るまでの発端となるエピソードについてツイートした
今回は募集した質問をキーにして作品解説や作品作成の裏事情についてツイートさせていただく
今回、最終的に頂いた質問は4件、
いずれもグラウザーのファンの方にも、これから小説を書くために色々と学ぼうとしている人にも面白いと言ってもらえると思う。
時間の許す限りツイートしたい。

では準備はいいか? よしでは行くゾ!! まずは最初の質問だ!!

【質問その1】
『美風様がアクションを組み立てる時に注力しているポイントはどこでしょう?恐らく複数あるとは拝察しますが。バトルを含むアクション描写に悩んでいる方はとても多いと考えるのです』

私がアクションについて力を入れているポイントですが以下の通り

1:ドラマの流れの中での『開始条件』と『終了条件』
2:立体空間の中での相互の位置関係
3:動画映像として想像した時にいかにリアルにイメージできるか?
4:そしてそれを表現しうる〝語彙力〟の確保

さらに――

5:アクションやバトルの表現や描写に必要な知識の確保

――と言う事も重要になる。まずこれを一つづつ説明する。

まず1つ目が、ドラマの中での『開始条件』と『終了条件』についてだ

始まりあれば終わりあり、当然である
だがアクションの場合、そのドラマの中でいかなる流れで始まり、どう言うシェチューションに到達できれば終了となるのかプロットを組み、書き始める前にある程度把握している必要がある。これが『開始条件』と『終了条件』である

拙作グラウザーの中から例をだす
グラウザー未見の人はあとで見て欲しい。

例1)
グラウザーの中で、3号センチュリーと敵アンドロイドのコナンとの遭遇戦

・コンテナ埠頭でのコンテナクレーン車の不審な動き
・それまでの犯罪集団の主犯の逃亡が重なる
・それを追い詰めるセンチュリー

ここで[開始条件]が成立

ドラマ上の開始条件:
>逃亡する主犯を追っていたセンチュリーの眼前で、高所から出現した敵・コナンが主犯ハイロンを惨殺、センチュリーが激昂する

ここでドラマ的には主役であるセンチュリーが、突如出現した敵コナンと、戦闘行動を開始する理由が成立することになる
またもう一つ重要なのが映像として高所から飛び降りてきたコナンがハイロンを一刀のもとに惨殺することで絵的なインパクトとキャラとしての冷酷さを描いている点である
こうしてアクションとしてのスタート地点は成立した。
センチュリーとコナンとが向かい合い戦いを始める理由が出来上がるのである

まずこれが『開始条件』の成立
次が『終了条件』だ

終了条件――つまりアクションをどう言う形でまとめ上げ、次のシーンへと繋ぐかという非常に重要な部分である。実は開始条件でアクションが開始される〝理由〟が非常に重要となるのに対して、終了条件はそこでそのアクションシーンでの行動や状況が、その終了時点で一つにまとまる必要がある。
その『どう流れがまとまるか?』と言う事を事前に把握しておかないと、アクションやバトルと言うのはいつまでたってもしっくりとまとまらないし、演出として読者にとって見ごたえのあるシーンへと昇華させる事はできないのだ!

そして先のセンチュリー対コナンの第1戦の[終了条件]だが――

終了条件:
>センチュリーとコナンがギリギリで競り合い、特にセンチュリーが全力を出し尽くして壮絶な戦闘の末に、紙一重でセンチュリーが届かずコナンに敗北。センチュリーの〝プライド〟に致命的な傷を残して終わる

これが第0章でのセンチュリー対コナンのバトルの終了条件である

この終了条件の成立により以下の伏線が導き出される事になる

1:コナンという剣術アンドロイドの壮絶なまでの凄みと冷酷さ
2:センチュリーの格闘アンドロイドとしての技量とプライドの深み
3:センチュリーがコナンに対して抱くであろう屈辱感と格闘家としての傷付けられたプライド

そして先の3つの伏線は、後の第1章での二人の再戦シーンへとつながり、
第1章のバトルの中の盛り上がりを押し上げる要因として働くのである。これもまた伏線の一つだ

そして第1章第26話『天空のコロッセオⅦ ―拳と剣―』
二人の再戦での開始条件と終了条件が次のとおりとなる

開始条件:
>有明1000mビル内でのコナンの出現、そしてそこに到達し救援を開始したセンチュリー、先のコンテナ埠頭での一戦によりコナンを倒すのはセンチュリーの役目として理由付けが終了している
終了条件:
>剣術家コナンと格闘家センチュリーの、剣と拳の闘いが、格闘家として一皮も二皮も成長したセンチュリーの圧倒的な勝利により終わる。そしてこれにより冷酷な惨殺者を食い止めた警察戦力としてのセンチュリーの姿を成立させる事となるのである。

開始条件・終了条件についてはこうなる
開始条件・終了条件はドラマ的なストーリープロセスの中での必要条件だ。だがそこにアクションを描く上で把握しておかないと大混乱に陥る一大重要要素がある

2の『立体空間の中での相互の位置関係』である

これとーーーっても重要!!
アクションの一番の肝だから目ぇかっぽじって読んで!!

これは以前にどっかでも書いたんだが――

1対1の会話は【直線】、すなわちキャットボール
3人以上になると幅と奥行が加わり【平面エリアでの動き】となる
だがアクションとしてのバトルはこれにさらに高さが加わり、幅×奥行き×高さとなり【立体空間】となるのだ!

そしてこれにも1の開始条件・終了条件がからんでくる
つまり――

1:アクション開始時の立体空間内ので位置関係
2:アクション終了時の立体空間内での位置関係

――が作者の頭のなかに克明に描かれている必要があるのである

私は常にアクションを書く場合、そこを把握することから始める
ぶっちゃけ言ってしまうと、アクションを書く時には大まかながら戦闘エリアやアクションの舞台となる場所の『地図』や『構造図』を描くところから始めている。

第0章のコンテナ埠頭
第1章の有明1000mビル

いずれもメモ書き程度だがマッピングして全体像を把握してから書いている

もしアクションやバトルを書いていて、どうしても何を書いているのかわからなくなると言う人が居たら、そのシーンでの登場人物たちの位置関係だけでも一度、メモ書きしてみると良い。文字として文章として描写する上でいちばん大切な『説明する順番』が頭のなかから導き出せるはずである。
順序関係が曖昧なままで書き始めれば、その曖昧さは紙面から読者へとそのまま伝わる。それでいい作品が書けるはずがないのだ。

これら、会話とアクションの違いについて図で示すなら以下の通りとなる

2者間会話:直線 3者間会話:平面 アクション/バトル:立体 
繰り返し言うけど――
SFだろうが、現代だろうが、ファンタジーだろうが、コメディだろうが、共通の事だからしっかり覚えてね!!

さて次

3:動画映像として想像した時にいかにリアルにイメージできるか?

だがこれには1と2の結果としてこうなる。

つまりアクションを書く際に私の場合、そのアクションシーン、バトルシーンが、一つの動画映像として、一本のアニメや特撮のワンシーンのようにリアルにクリアに夢想できているのだ。

ましてや先のセンチュリー対コナンのように格闘戦だったり剣撃戦だったり――
サイドB第1話『魔窟の洋上楼閣都市』Part31『シャイニングソルジャーズ』のフィール&フローラ対サイレントデルタ・ファイブの『空中戦』
サイドBプロローグ『道化師は嗤う』のクラウン出現シーン

これらも当然、私の頭の中では一本のムービーとしてしっかりと想像可能で完成されている

そこまで徹底してイメージングして初めて、次のプロセスで文章として起こすことが可能となるのである

『動画イメージング』

アクションを志すなら最もコレが肝となる!

そして――

4:そして、それらを表現しうる〝語彙力〟の確保

どんなにリアルに動画としてイメージ可能であっても、それを文章として書き起こすことが出来なければ何の意味もない。無駄な努力に終わる。そこで必要となるのが〝表現力〟であり〝語彙力〟である

これについては以下の方法をオススメする

1:とにかく読む

 大好きなラノベはとりあえず置いときなさい、いいから、それから手を離しなさい!
 古典小説、有名作家の作品、名文家とよばれる文筆家の文章、
 学術書、科学解説書籍――

 (シェークスピアはイイぞ! 古典中の古典だが、現代小説にも繋がる表現力の宝庫だ!)
 
 とにかくたくさんの文章と文字と表現に目を通して経験と知識を養いなさい

2:映画を見る

 映画はプロット構成力を養う意味でもためになる。
 それもあえて自分が慣れていないジャンルに興味をもつことが重要
 やはりグラウザーを書いていて様々な多種多様な映画や小説や文章を見てきたことがここにきて血肉となっている。

3:自分が知らない物を知ることに貪欲になりなさい

 自分が好きなジャンル以外には興味がない!
 そう言う御仁は成長の伸びしろは無い。全くない。全然ない(そこまで言わんでも)
 自分は東映特撮オタクだが、実際にはグラウザーを書く上では、特撮作品から参考になった物は殆どない。それ以外の多種多様なジャンルを時間の許す限り見てきて事が今になって自らの力となっている。それはありとあらゆる事が経験であり『勉強』するチャンスなのだ。
 語彙力も表現力も『学ぶ努力』を重ねた者にのみ宿るのである。


 そして、最後の5である。

5:アクションやバトルの表現や描写に必要な知識の確保――


4の内容とリンクするが、小説の表現の最後のトドメの肝となるのはただ一つ――

『文章的知識』

――これである。

だから格闘シーンのパンチ一つをとっても――

ボクサーのそれと、
空手家のそれと、
素人のそれと、
中華拳法家のそれとでは、
理論も名称も構造も歴史も経緯も、全く異なる物であり、それに付けられている言葉も全く異なってくる。

それら『必要知識』を知り身につける努力は日夜続けるべきなのだ。

当然それらの知識は一朝一夕には身につかない。たとえ今、役に立たない知識でもあとから必ず役に立つことが来る。
知識を得ることにはもっと貪欲になるべきなのだ。

以上が、私が『アクションを組み立てる時に注力しているポイント』である

わかったかな?


初っ端からかなーり、書きました
読んでる人がドンびかないか心配です(汗)
さてでは次の質問


【質問その2】
 小説を書くに当たって、美風様が脳内に描き出すイメージはどんなものですか? 例えば五感を駆使した疑似体験とか、映画のようなカメラ・ワークとか、漫画のようなコマ割りとか

 お、いいところ突いてきてるね
 では次に回答をだす

私の場合、脳内に描くイメージは――

『映画の撮影カメラのファインダー』

――の様な状態です。

つまりどういうことかというと

1:舞台装置となる都市の光景
2:そしてシーンの舞台となる地点の全景
3:そのシーンの時系列てきな情景となる『5W1H』
4:ストーリーに絡む設定要素を満たした登場人物たち
5:ストーリー上の背景設定を反映させた情景演出
6:ヴィジュアリティとしての演出効果
7:セリフとBGM

これら及び+αを頭のなかにおいたうえで動画としての映像をイメージするのですが、一本の映画映像としてカメラファインダーを向けたような状態でお話の必要要素をイメージはしていきます。気分的にはカメラマンであり映画監督です

これはグラウザーのようなアクションでも
メッポラのような18禁でも
スコップ猫のようなコメディファンタジーでも
10の少女~のような異世界ファンタジーでも

全く変わりません。

よりリアルな『動画』になるまでイメージを作り上げています

さて次に行く

【質問その3】
作品執筆の舞台裏で頑張っていることは何でしょう?
Web作家の皆様の中は何に注力していいか迷っている方も多いと思うのです

あー、これね。
特に長期連載している人は特にそうだろうね。あくまでも私のケースと言う事で話すね?

私が注力している点

1:スケジュール管理と時間マネジメント

時は金なり
アマ作家には時間がない。本業を別に持っているならなおさらだ
だから私の場合――

夜10時から深夜2時までは執筆時間
毎週月曜から木曜までがメイン執筆日
これが守れないアクシデントがある週は更新断念

まずこれ

2:時間の許す限り作品のイメージを固め続ける

仕事の合間に休んでいるとき
移動中で乗り物の中
一人になれるとき
いつでも作品のことを考えてます

3:頭のなかに『棚』をつくって、思考の切り替えができるように訓練

でも仕事もあれば、家族との交流もあり、親戚との付き合いも、それ以外にも色々と起きます
そうした事態にもすぐに対応できるように、
自分の作品のイメージをすぐに引っ張り出せるように頭のなかで記憶のきっかけとなる『強いイメージ』を決めておいて、すぐに連想出来るように自分を鍛錬しています。

(それだけ昔から自分の作品のキャラについて想像を繰り返していた)

私の場合、記憶のトリガーとなるのは『作品の設定文書』と『作品のイメージ曲』

そのため昔からワープロやノーパソは持ち歩いてましたし、
自分の作品のイメージとなる曲をあつめてライブラリにして持ちあるいてます
今はスマホのMP3ですが昔はMDやカセットでしたねー


4:とにかく資料集め!

小説は資料が無いと書けません
資料・資料・資料!

だから書店でも古書店でも、気になった書籍は何に役たつかわからなくても必ず買います。無理してでも買います。絶対買います。
つーか〝買え〟

最近ではブックオフとはお友達。一回に予算をきめておいてその予算の枠内で許す限りの資料購入を行います
(図書館はあまり役に立ちません。手元にずっと置いておけないでしょ? 書籍内容を丸暗記できないですし、あとから思い出すのはほぼ不可能。必要になった時に開いて閲覧なんて事もできない。コピー代が気にならないなら、コピーしてスクラップしておくのもありですが)

最近だと『昭和の結婚』と言う何に使うのか皆目検討の付かない本を買いました(笑)
とてもグラウザーには関係あるとは思えません
でも満足です

ただ資料事情にはちょっと意見が――

ジジ臭いオヤジ説教ですまないのですが

今の時代、ネットと言う素晴らしいメディアがあります
たとえば昔は重火器関係は資料集めが本当に大変でした
全て有料だし、自作品に最適なデータを得るのに本当に苦労します
ましてや警察の情報など昔は全く手に入らなかった。
(警察資料について調べてると公安にチェックされると言う噂もあった)
だから不足部分は想像にたよるしかない。

だが今は現時点での最新の情報がリアルタイムで手に入るんです!!

重火器はネットで製造メーカーのサイトから最新商品の資料が手にはいります。
YouTubeで戦闘兵器の最新映像が手に入ります
警察関係だと内部の人事考査結果まで見えてきます(ネットで丸晒し)

それらが無料なんです!
素晴らしい!!
だからね?

資料となるサイトを探してネットを徘徊するのも重要な資料収集だと思ってください!
ほんとにいい時代なんです!!(血涙)

さて――
実は質問があと一つ

【質問その4】
グラウザーくん達サイドだけでなく、敵サイドの人の裏話など聞けたら面白そうです。

これなんだけど――

『来週に回してだめ? (;^ω^)』

時間的にそろそろしんどい。

その代わりキャラメイクの裏話事情と題してたっぷりと解説します
可能だったら拳銃や武器関係の資料や知識の集め方なんかもお話します

いいよね?

さて――
では今回の特攻装警グラウザー打ち明け話②
本日はここまで! お疲れ様でした!
それでは! ありがとうございました!

ζ
■D:美風

[ 2018/02/05 14:02 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ11【 特攻装警グラウザー打ち明け話① 】

 さて! そろそろ始めるか!
 拙作『特攻装警グラウザーの打ち明け裏話』
 レビュー獲得記念号

 お待ちどうさま!

 待ってた人もいらっしゃるみたいで。ではぼちぼち始めたいと思います。
 今回は気楽に行こうと思います。
 では!

 さて――
 まず最初は『作品発表前夜』について
 そもそものグラウザーと言う作品の創作の出発点から始めたいと思います

 そもそものグラウザーと言う作品の出発点ってなんだと思う?

① 25% 石ノ森章太郎御大の傑作・ロボット刑事
② 50% 今なお語り継がれる奇作・コマンダー0
③ 25% ハリウッドの禁じ手・ロボコップ
④ 00% それ以外の何か!

 ご回答ありがとうございます

 実は4番の『ビバリーヒルズ・コップ』です。
 マジで

① 33% はァァァ??(@_@;)
② 00% 詐欺だ!!٩(๑òωó๑)۶
③ 33% どう言う事? (゚Д゚)ハァ?
④ 34% 寝言は寝てから言え (´・ω・`)

 怒らないで、本当だから。
 厳密にはスタート時点でのイメージ源泉はロボット刑事なんだがそこからグラウザーに至るための分岐点としてワシの頭のなかにあったのが『ビバリーヒルズ・コップ』なんです。まずはそこから説明する
 そもそもグラウザーを書こうと思ったスタート時点での思惑というのが『日本の特撮ヒーローでも、ハリウッドのSFやアクションに負けないくらいのクオリティで作れるはず!』と言う意気込みから出てきたんです。で石ノ森師匠のロボット刑事の現代リニューアルと言うのを妄想してみたのが始まり

 ただ――

『ロボット刑事原典の昭和中期のイメージをそのままリメイクしても古臭いだけだよなぁ、うーん』
(石ノ森ファンの諸君ごめんなさい)
『もっと現代的なイメージ……もっとスタイリッシュな……ん?』
(雑誌に載ってたビバリーヒルズ・コップのアクセル刑事)
『これだ!』

 そっから始まった
 もうおわかりだろう。
 特攻装警第1号機のアトラス、ダッジ・バイパーを乗り回し、フライングジャケットを着込み、デザートイーグルを振り回す
メカニカルな外見から来るハンデを抱えながらも、困難を一つ一つ乗り越える――
 グラウザーシリーズの最初期のイメージはここで出来上がったのである

 実はビバリーヒルズ・コップからフィーチャーしてるファクターは何もハリウッドの的なアクション要素だけじゃない。物語要素としてもっとコアなものを取り入れている。
 それが――

『差別』である

 グラウザーと言う作品において重要な位置を占めるのが

『サイボーグ』であり『アンドロイド』だ。

 サイボーグは一般市民が闇社会において他人を圧倒できる力を手に入れるための手段として描かれている。その一方で、アンドロイドは人間を補助し、問題解決の手段として社会の中で重宝されている。すなわち、グラウザー世界においてアンドロイドは人間に服従しつつ人間の超える力で人間を豊かにするための手段としてのみ存在を許されている。
 作中、証拠隠滅機能で焼かれてしまったメリッサを前にして、彼女の悲惨な運命を痛むフィールの姿がある

 すなわち

――与えられた役割に満足できている私たちはまだ幸せだ――と――

 グラウザー世界においてアンドロイドとは万能の超人ではない。
 差別され、支配され、役割を固定化された不自由な存在なのである
 それがグラウザーと言う作品を書き始める上でビバリーヒルズ・コップから得られたストーリーファクターであり、今なお作中で書き続けているテーマなのだ。

 実際、翻って見てみるとロボットのヒーローって悲惨な末路を辿ってるのが多いんだコレが!

実例をあげると――

超人機メタルダー ⇒ 重要メカを修復不能にされて再起不能、そのまま山ごもり
宇宙鉄人キョーダイン ⇒ 敵のラスボス目掛けて肉弾特攻
大鉄人ワンセブン ⇒ キョーダインに同じ
ジャイアントロボ ⇒ 敵のボスを抱きかかえて宇宙空間にて自爆
キカイダー/キカイダー01 ⇒ 敵組織解決後、いずこえともなく失踪
電人ザボーガー ⇒ エネルギー枯渇後奇跡の再起動、しかし無理がたたって自爆
ロボット刑事(書きたくない)
特捜ロボジャンパーソン ⇒ あとで書く

 燦々たる有様である。
 再起不能、特攻、特攻、自決、失踪、自爆、意味不明
 もっと大切にしてやれよ・・・

 しかしなぜこうなるのか? そして、なぜこんな悲惨オチが連綿と許されるのかと言えば理由はコレに尽きる

『ロボット/アンドロイドは突き詰めると道具であり、役割を果たすと存在意義がなくなる』

――と言う悲惨な現実が待っているからである。

 すなわち敵対存在を排除する事に成功したら、人間でないにも関わらず、危険な戦闘能力を有したロボットヒーローは、人間から見れば危険な存在でしか無い。華々しく散って綺麗さっぱりと言うわけだ。
 悲しすぎる。
 だがそのアンドロイドヒーローの悲惨な運命に真っ向から挑戦状を叩きつけた作品がある。それがメタルヒーローシリーズに登場する

『特捜ロボ・ジャンパーソン』である。

 実はこの作品からもグラウザーは大きな影響を受けている。

 主人公ジャンパーソンは正体はMX-A1と言う警視庁により作られた犯罪撲滅用の戦闘アンドロイドだった。だが、知能システムに不備があり戦闘行為のコントロールができず、敵を完全破壊するまで戦闘が止められなかった。これが問題視され一度は廃棄される。
 だが開発者の中のひとりの女性が『アンドロイドにも心は宿るはず』と信じて、密かにMX-A1を回収、修復すると、善悪の判断と人間的なコミニュケーションをイチから教育。すぐれた人格を宿すことに成功する。そして『ジャンパーソン』と言う名を与えると、謎のヒーローとして世に送り出したのだ
 その後もジャンパーソンは犯罪と闘い続けるが、心と善悪の判断があるがゆえに敵に遅れを取って苦戦するケースが度々登場する。
 そしてジャンパーソンに立ちはだかるのが、自らを戦闘サイボーグ『ビルゴルディ』に改造した富豪・九能帯刀だ。

 心を宿したアンドロイド・ジャンパーソン

 善悪の判断を捨て悪に特化することを希求したサイボーグ・ビルゴルディ

 この2項対立が、特捜ロボ・ジャンパーソンと言う作品の面白さであり、重要テーマなのだ

 ラストでジャンパーソンはビルゴルディに勝つために自分の中枢部の一部を破壊、人格システムの善悪判断の部分を排除すると完全なる戦闘体へと変わり果てる
 そして激戦の後にビルゴルディに勝利するのだが、もうすでにジャンパーソンに心はない。善悪の判断も情緒もない。破壊されるしか無いのだろうか? 
 だがそこで救われるラストが待っていた
 ジャンパーソンに心を与え、人間性をもたらしていたのはプログラムでも電子回路でもない。人間と関わり合いお互いを慈しみ合ってきたと言う事実であり、その事実に基づいた『記憶』と『経験』だったと言うラスト。ジャンパーソンは無事、心をとりもどすのだ
 そしてラストシーン
 武器を外し、戦闘機能を外したジャンパーソンは、平和が戻った街の片隅で子供達の為にケーキを創りパーティーを開いていた。彼の幸せそうな顔がとてつもなく印象的なラストなのだ。
 全てのヒーローの中で最もお気に入りのラストシーンである
 マニアックなお話ですまん
 そろそろオチとして締める

 心を持たないはずのロボット/アンドロイドが少しづつ成長し、人格と人間性を獲得しようとする。だが人間でないが故のハンデと壁に幾度も苦しめられる。挫折し、苦悶し、何度も悩む。だがそれでも己に求められている存在理由へと回帰し、諦めること無く何度も立ち上がる――
 それが特攻装警グラウザーと言う作品に込めた最大のテーマなのである。
 さて今回はこれで終わりである

 手前勝手な打ち明け話にお付き合い頂き大感謝である。
 次回の特攻装警グラウザーは1月12日の金曜日の夜九時半公開予定である!
 頑張って執筆する!
 さてそれではこれにて!!

ζ
■D:美風

[ 2018/01/27 15:28 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

■Twitterにてプチ企画『#RTした人の作品に勝手に主題歌を選んでみる』をやりました。そのモーメントログです!

■Twitterにてプチ企画やりました。そのモーメントログです!

#RTした人の作品に勝手に主題歌を選んでみる
このタグを使って派手に遊びました。依頼いただいた人の作品に主題歌をつける作業です。
めっちゃ楽しかったです!!
サイコー!!
またやるぞ!!
 
[ 2018/01/17 16:50 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ8【 クリスマスプレゼントだよ! 『人物関係定規』 】

さーてそろそろはじめるかー

準備はいいかい? テレビの前のみんなー!!
おー、集まってきてるね。
じゃ、さっそくやろうか!

ライブツイート講座 クリスマス特別編!

『美風サンタからなろう作家のみんなにプレゼント!』

いくよー!!!

さて……
本当なら今夜はプロット教室第3回の締めを行う予定だったんだけど、
何しろクリスマスだからね。
今夜はプロット教室にふさわしい小説を書く時の新しい定規を用意してきた。

知っておいて損はないはずだ。

『人物関係定規』って言うんだけど――

お話を構築するさい、その背景となる人間関係――

1:主導権
2:力関係
3:主人公周辺

――の3つにおいて図式化したものだ。
図式化というより、必要要素を絞り込んだ物と言ったほうがいい。

さてその3つを画像で添付する。
 
人物関係定規1:主導権 人物関係定規2:闘争勢力図人物関係定規3:主人公周辺

さて、ここまでいいかな?
よし、それではそれぞれの定規について解説する。
色々と例題となる作品が出るから注意してね

まずは1の主導権

ファクターとなるのは
1:力(権力/武力)
2:金
3:技術

一つの組織をまとめ上げ、ある目的へと組織全体を進ませる際にだれが中心と鳴って主導権をにぎるか? と言う命題

たとえばエヴァンゲリオンのネルフ周辺だとこうなる

1:権力/武力:日本政府・国連
2:金:ゼーレ
3:技術:ネルフ

実はこの構図であえてこう書いたが、作中で1の権力/武力と2の金を象徴する物が見方によってゼーレが権力を持っているように見えたり、日本政府はただ金と場所と資材を提供するだけの金づるにしか見えなかったりするのがミソ。

実際にあのネルフとゼーレと日本政府の3すくみの構図の中で最終的に力を持っていたのは日本政府だったというのは、旧映画版の戦略自衛隊によるネルフ粛清を見れば一目瞭然だ。

エヴァにおいて、加持リョウジはネルフのゲンドウに対して尊大な態度で振る舞っていたが、彼の背後には日本政府があったと考えるべきだ。
ゲンドウはシンジをこの恐ろしい三角構図から逃がすために、あの手この手の作戦を練り、シンジの親友を傷つけてまで息子をエヴァから降ろした。
だが、それを政府関係筋のエージェントである加持が言葉巧みにエヴァに戻してしまう。ここでゲンドウは、この力と金と技術の主導権において決定的に敗北したのだ
これがTV版エヴァの『男の戦い』のエピソードの顛末なのだ
コレ以後、ゲンドウは精彩を欠き、ネルフからも降ろされるのだ

さて、この主導権の構図がもっと分かりやすい形で現れるのが――
タイムボカンシリーズの3悪である。

いやほんとに(笑)

第1作のタイムボカンのマージョ一味と
第2作のヤッターマンのドロンボーを比較しよう

①マージョ一味

金:マージョ
技術:グロッキー
力(武力):ワルサー

②ドロンボー

金:(該当なし)
技術:ボヤッキー
力:ドクロベー

こう言う違いがある。

マージョ一味はシンプルだ。
金持ちのマージョが主導権を握って、武力と技術を持った二人の子分を駆使してダイナモンドの横取り計画に奔走する。
マージョの悪っぷりが光るのだ

だがヤッターマンのドロンボーは違う

まず金の部分に該当する人物が居ない
だからインチキ商売で荒稼ぎする必要がある

さらに権力を持っているのがドロンボーの内部ではなく雇い主であるドクロベーだと言うことだ。ドロンジョは中間管理職と化して悲哀のあるお色気担当になり、トンズラーに至っては何の要素もない。(力すら無い)

タイムボカン最終作のイタダキマンの三悪に至っては
三人とも3つの要素を持っていないのだ!(何しろ浪人生の設定だから)
そら人気なくして打ち切られるわ(笑)

以上が1の主導権の定規だ。

続いて2つ目の『闘争勢力図』だ。

1の主導権が一つの組織、あるいは1つの目的に向けて進んでいる複数の集団を示しているのに対して――
2の闘争勢力図は真っ向からぶつかり合う異なる組織のパワーゲームのバランスを取り扱うことになるのだ。

例として文豪ストレイドッグスをあげる。

最初の盛り上がりの第1部と言える『対職人ギルド戦』のエピソード
フィッツジェラルド率いるギルドの日本への総攻撃の話だがこれを2の闘争勢力図にて描くと次のとおりとなる

①武装探偵社:情報+暴力
②ポートマフィア:暴力+金
③内務省異能特務課:権力
④ギルド:金+情報+権力+暴力

コレを見るとギルドが全てを所有していて圧倒的な勢力である事が一目で解る。だが対する武装探偵社もポートマフィアも片手落ちである。

だからこそ、ギルドの勢力を圧倒するために何らかの形で武装探偵社とポートマフィアとが連携し力を合わせる必然性が生まれるのである。

そしてこの2の闘争勢力図は別名こう呼ばれるのだ――

『大人の世界』

――と。

ここまでOK?

さて3つ目だ。

3の主人公周辺である。

完全に主人公から見た視点を中心として、それを取り囲む4つの要素からなりたっている。

1:主人公

2:仲間/同胞
3:趣味/技術
4:大人/目上
5:異性(または恋愛対象)

これを走り屋漫画の代表格『頭文字D』で表すとこうなる

1:主人公:藤原拓海

2:仲間/同胞:親友いつき、秋名スピードスターズの仲間、走り屋のライバルたち
3:趣味/技術:走り屋としての公道レース、ダウンヒルテクニック
4:大人/目上:父親の文太、ガソリンスタンドの店長
5:異性(または恋愛対象):茂木 なつき

さらにワンピースのルフィ

1:主人公:ルフィ

2:仲間/同胞:麦わらの一味のクルー、エース、サボ、ビビなど
3:趣味/技術:海賊としての冒険、
4:大人/目上:対立する敵海賊、海軍、シルバー・レイリー、ガープ、など
5:異性(または恋愛対象):ハンコック(いまのところ)

無論、この5要素が全て揃ってないケースもある

ガルパンの西住みほ

1:主人公:みほ

2:仲間/同胞:大洗学園の戦車道部の仲間、ライバルたち
3:趣味/技術:戦車道
4:大人/目上:文科省、父兄
5:異性(または恋愛対象):無し

頭文字Dの場合、要素としては仲間と技術の要素が大きく、大人は非常時以外は優しく見守っているだけである。そして5の異性はラブロマンスにならず、むしろ主人公の技術を乱すトラブル要素として働くことになる

ルフィの場合

3が趣味や技術の枠を大きく超えて夢や野望として主人公を突き動かす原動力となっている
2の仲間はそれを支援する味方であり、夢を共有する同胞である
4の大人はソレを妨害する阻害要因であり壁である
5にはルフィーは目もくれない。

3が何より大事でありそれだけが全てだからだ

最後のガルパンのみほ

分かりやすいくらいの青春スポーツ物である。
特に異性が全く居ない。ラブロマンスを挟む余地のないくらいに青春スポーツ物の構図だからだ。

大人はそれを支援する者も居れば、決定的に妨害する者も居る。

仲間の支援を受けて、目的であるスポーツという技術にむけて一直線に進むのだ。爽快ですらある。

そして、この3つ目の主人公周辺の構図はこう呼ばれる

「若者の世界」と――

そのため、主人公を若者として規定して描く場合、

若者の世界である主人公周辺と、
大人の世界である闘争勢力図が相互に関わり合いながら、物語が進んでいく。

1の主導権は大人/若者のそれぞれの領域で微妙に関わり合いながら進んでいくのだ。

まとめ的な最終例として『鋼の錬金術師』を上げてみよう。

一気に行く準備はいいか?

鋼の錬金術師の3つの定規

1:主導権

金:アメストリス国家+アメストリス国軍
権力:国家錬金術師、さらにその背後の国軍と、さらにさらにその背後の『お父様』
技術:錬金術師、練丹術師(シン国人)

2:闘争勢力図

アメストリス国軍:金+情報+権力+暴力
ブリッグス要塞守備部隊:暴力+情報
国家錬金術師:金+情報+暴力
一般軍人:暴力(武力)
イシュバール人:暴力+情報
ホムスクルス一派:情報+暴力
お父様:情報+暴力+権力

3:主人公周辺

1:主人公:エドワード
2:仲間/同胞:アルフォンス、ヤン、グリード、マスタング大佐たち
3:趣味/技術:錬金術、オートメイル
4:大人/目上:マスタング大佐たち、アームストロング、ヒューズ大佐、イズミ師匠、ホーエンハイム、ブラッドレイ
5:異性:ウィンリィ

実は鋼の錬金術師と言う物語の最大の『肝』だが――

この『大人の世界』の権力闘争劇と『若者の世界』のエルリック兄弟の冒険行とが、両面とも破綻すること無くしっかりと描かれており、物語当初では若者の世界の中の小さな領域でしか物が見れていなかったエドワードが困難にぶつかり成長しまたつまづき、さらに『大人の世界』の論理に圧倒され、挫折しつつも、それでも立ち上がり成長を果たして大人になり、堂々と大人の世界の中で、自らの悲願と夢を達成するという

『若者の世界』から『大人の世界』へと飛躍して行くシェチューションが存在するのである。

今月、公開された実写映画だが、はたしてこの構図はシッカリと描かれているだろうか? もし大人の世界が描かれておらず、エドワードの周辺だけを狭く描いて終わったのなら、ファンが激怒したとしても不思議ではないだろう。

(なんかこのオチっぽいな、映画評を見てると……)

さて次で締めである

さて、クリスマスプレゼント『人物関係定規』

ご理解いただけただろうか?

色々と工夫しながら活用してほしい。

今回の講座はここまでだ!

乙でした!

ζ
■D:美風

[ 2018/01/06 01:29 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ7【 プロット教室『3つの幕と真ん中の点』③ 】

#ライブツイート講座
#プロット教室

さて、そろそろ準備するか。

ツイッターの前のみんな、準備はいいかーい?

それじゃさっそくはじめます

ライブツイート講座
プロット教室第3回『3つの幕と真ん中の点』

第3幕――結末について

はじめるよーーー

OK?

さて。映画『ルパン三世カリオストロの城』を題材にプロットについて考察するこの講座
いよいよ、締めの第3幕目についての解説となった

つまり
1:序:発端
2:破:進行と転換
3:急:解決

の3の急:解決――の部分だ

その前にカリオストロの城のプロットを再度掲示する
 
カリ城第1幕 カリ城第2幕
カリ城第3幕 
ツイッターの表示形式が微妙にかわったのでつかいづれぇ・・・(# ゚Д゚)

さて
序破急に分けたプロットは確認できたかな?
確認できたら第3幕の部分を見て欲しい。

OK?

じつはこの第3幕では全く新しい要素は何も加えられていない。

婚礼の儀、
大司教の来訪、
国際中継、
銭形とICPOの確執、
ルパンとクラリスの馴れ初め、
伯爵の真の野心、
ゴート札の存在、
カリオストロの暗殺の歴史

――これらはすでに序と破の段階で語られたものばかりである。

実は第3幕というのは、序と破の部分で貼られた伏線があってこそ成立するセクションであり、伏線回収が成功してこそ、綺麗に成り立つ部分なのだ
特に危機的状況の解決のための『解決手段』と言うのは、結までの部分ですでにヒントが与えられている必要があるのだ

ルパンの場合は不二子が与えた『大司教の来訪』と言う部分だ
さらに銭形に対しては電話でルパン逮捕なら大手を振って突入できるとヒントを与えている
実はこの銭形突入に不二子がついて行っているシーンがラストでの不二子の原盤奪取につながっており、二重に連鎖した伏線となっているのである

実はプロット作成において最も苦労するのがこの『伏線』である

伏線の提示にはいろいろな手段があるが、
要は『クライマックスの解決』のための解決手段を『事前に仕込む』事が
伏線の主たる役割なのである。

本編を執筆してからでは伏線は貼れない
文章を起こす前に伏線を成立させるためにこそ、プロット作成と言う作業が必要なのである

この第3幕でレクチャーできる要素はたったひとつだ
『第3幕で描く要素は、全て第1幕・第2幕にて準備済みの物のみとする』
これは絶対に守らねばならない

OK?

さて、商業作品でこのルールが守られなかったばっかりに、最終回が台無しになってしまった作品がある

合体ロボットアニメの名作『コンバトラーV』である。

敵勢力キャンベル星人のボス、ジャネラ女帝は自分が死ぬ時に、
地球を破壊できるほどの巨大核融合弾を作動させる。
絶望するコンバトラーチームたち。

ところが――

キャンベル星人の穏健派を名乗る神様みたいなのが登場、不思議な力でいきなり巨大核融合弾を消滅さてしまう

この穏健派の存在はまるっきり前フリ無しで事前伏線もゼロ。
最終回の一番ラストに突然出てきたのだ。感動もへったくれもあったものではない。主役たるコンバトラーVの面目は丸つぶれで終わる。

つまりだ――

こう言う終わらせ方を『デウス・エクス・マキナ』と呼び『機械仕掛けの神』とも呼ぶ。

シナリオの伏線回収も無く、事前前フリもない要素で、物語の締めを強引に行うことをこういうのである

この手段で作品を終わらせてバッシングを受けた作品はけっこうあるのだ

少年ジャンプでヒットしたギャグマンガ

「ハイスクール奇面組」

フジテレビ系のアイドルが主題歌を歌ってヒットもしてる。

長い連載の後に、最終回のラストで「ヒロインの見ていた夢でした」といきなりの夢オチを敢行。単行本ではラストを書き換える羽目に陥ってる

そして、伏線を貼るだけ貼って、回収せずに逃げ切ったのが
旧作の新世紀エヴァンゲリオンである。

これについてはアレコレ言う必要はないとおもう

謎をちりばめるだけ散りばめて意味不明のラストシーン
あれではファンは怒るの当たり前である

伏線における『謎』とは

プロット作成における『借金』である

読者から『興味』と言う利益を前借りしているのである。

借りたものはシッカリと返さなければらない。
それも読者・視聴者が納得する方法でだ。

そして謎を謎のまま放置する場合でも『借金の踏み倒し方』と言うのがあるのだ

謎だらけのストーリーでありながら借金を返さずに見事に華麗に踏み倒しきった名作がある。

富野由悠季監督のつくった傑作『無敵鋼人ダイターン3』である。

次に説明する

ここまでOK?

解説している人間が古いからねスマン

実はダイターン3は序と破の部分で――

主役の波乱万丈と、敵サイボーグ・メガノイドの開発者は元々は『同じ家族』
万丈の父はマッドサイエンティスト(後に行方不明)
母と兄はメガノイド開発実験の犠牲となった
メガノイドの首領の二人は『夫婦』
サイボーグ・メガノイドはメガボーグと言う巨大ロボットに変形できる

――と言う伏線がはられている

これらの伏線から

敵首領夫婦は波乱万丈の行方不明の両親の成れの果てなのでは? と言う憶測を視聴者に与えることになる。そしてこの『謎』は最終回まで引っ張られ視聴者をガッチリと掴んでしまう

さらには主役ロボのダイターン3ってもしかして、万丈の兄さんのメガボーグなんじゃないの? と言う憶測すらできてしまう。

そこから最終回では『兄の亡骸を使って、父と母の成れの果てと戦う主人公』と言う悲劇的な構図を『視聴者の疑念の中だけで』成立させてしまうのだ

事実最終回は悲惨なもので、正義のロボット物にありがちな
『平和が戻ってきた! みんなの勝利だ!』
みたいな感動はまるっきり無い

最終先頭で敵を倒し、心身とも擦り切れてしまった波乱万丈がどこにも出てこないと言うラストにつながる

そしてアニメ史に残る感動のラストを成立させているのだ

もう少し横道にそれる

最終決戦を終えて地球に戻ってくるが、主人公たる波乱万丈は消息不明のまま。
そればかりか万丈が運営していた波乱財閥は活動停止、解散の憂き目に会う。
二人のアシスタントも、万丈を慕う少年も、そして極めて有能な執事も万丈の下を去ってしまう
誰も居なくなった万丈邸、それを執事のギャリソン時田が鍵を締める。

そして、万丈邸前でバスを待つ時田の背後で、朝焼けに照らされた万丈邸がうつる
その万丈邸の端、テラスのある部屋で朝日に映し出されて一人のシルエットが映る。
だがそのシルエットが何者なのかは描かれない。
あれは地球に返ってきた万丈本人なのか?
万丈は幸せになったのか?
すべてが語られず、余韻の中で物語は終わる。

単なる勝利譚に終わらない大人の余韻に満ちたラストシーンである

この『視聴者の憶測の中で謎の真実を成立させている』と言うのがミソである。

『結論と真実ってこういうことじゃないの? こうだったら納得できるんだけど』と言うところまで視聴者・読者の思惑と関心を持っていくとに成功しているのである

だが富野さんはこの謎をあえて解説しない

『本当はどうなのかは貴方が考えてください』

――と言うスタンスで一切に口をつぐんだままなのだ!

これが『謎』と言うものに責任を持つというあり方であり、説明責任何もなく〝まとめきれなかった〟と言う残念感だけを残して終わった旧エヴァとの根本的な違いなのだ。

(以上、個人的脱線終了)

脱線、してすまん

さてカリオストロに戻る。

カリオストロの城で貼られていた伏線について説明する

人物について
クラリスはカリオストロの大公夫婦の娘
大公夫婦は火事で死亡
クラリスは修道院で暮らしていた、
だがカリオストロ伯爵との婚姻の為に連れ戻された
カリオストロ伯爵は公国の闇を担っている

犯罪:
ゴート札の存在
公国の裏事業としてのゴート札
公国は国際社会に影響力を持っている

お宝:
クラリスの指輪と伯爵の指輪、それが合わさって秘宝が手に入る
指輪には秘宝の謎が仕込まれている

婚礼の儀:
伯爵主催でクラリスとの婚礼が強行される
その際に法王庁の大教皇が来訪する

ルパン関連:
ルパンはカリオストロにて過去がある
ルパンとクラリスは面識がある
ルパンもゴート札を狙ったことがある
銭形の行動はルパン逮捕のためだけに許可される

―だいたいこんな感じ

これらの伏線が回収へと向かい始めるポイント――
それが前回説明した『ミッドポイント』なのである

ミッドポイントは、お話の折り返し地点と呼ばれているが、
それはこの伏線回収に絡む部分もある。

ミッドポイント以後、それまでの貼られた伏線や謎が順次解き明かされ、
またクライマックスでの危機的状況の解決には、事前に伏線で貼られている事が求められる――

ここまでは理解できたとおもう

そして、最終決戦が集結し、危機的状況が解決し事態が好転する
(ハーフハッピーエンド、アンハッピーエンドの場合はこの限りではない)

そして事態解決の後に訪れるのが『ラストシーン』である

カリ城の場合、ラストシーンはルパンがクラリスを抱いたまま水路入り口へとたどり着くところから始まる

実はカリ城は、このラストシーンに本作最大の伏線にして謎の解決を持ってきている。

つまり『カリオストロに隠された秘宝とはなにか?』と言う謎である

これがあるからクラリスは伯爵に狙われ、ルパンも公国へとやってきたのだ
そしてそれが湖底に眠る古代ローマの遺跡だと明かされる

それはルパンのような一介の泥棒には身に余る物であり、その時点でその秘宝を担うのがクラリスの役目なのだと視聴者に暗に匂わされている

そしてその後のシーンでクラリスのルパンへの告白とつながる
だがそこでルパンはクラリスを拒む。抱きしめずに別れを告げる

このクラリスの求愛の拒否と、秘宝がルパンにはそぐわない身に余る巨大な物だと言う事実はリンクしている。
これもまた伏線であり、クラリスがルパンにとってあまりにも身に余る存在だという事実を突きつけて最終シーンの締めとしている。

そして観客は知るのだ

『ルパンは英雄ではない。泥棒と言う犯罪者なのだ』と――

ここに作品の根源的テーマと方向性である

『泥棒を主役にした冒険活劇』

と言う要素の消化と解決が見られるのだ。

すなわち――
作品のラストシーンは単なる終焉ではない。
作品の根源的テーマを最終解決する、最大のメインテーマ回収セクションなのである。

そしてさらに言うなら

作品の全ての伏線の要素は最終ラストシーンに帰結するのだ

この事を十分に考えるとラストシーンの重要さがよくわかると思う。

さて、今回はここまで、
次回でいよいよ第3回のラストである。
つまり――

『作品のプロットテーマの消化と、ラストシーンについて』

――である

プロット教室の最初にて『テーマ』と言う言葉を使って若干の混乱を起こしてしまったが、アレのリターンマッチである。

作品を書き始める場合、スタート地点が必要である
そしてその作品全体の向かうべき方向性を把握し、プロット構築の主軸となるもの――それが『プロットテーマ』である。
この場合のテーマとは『作品の根源的要素を文章として短く示した物』だ。

いわゆるテーマ性とかメッセージ性のことではない

作品のアイディアや構想をこのプロットテーマに起こすところから全ては始まるのだ。

さて、今回は以上だ。
次回は予定変更がなければ12月23日だ。よる9時から開始する

さてここでお知らせである!

サンクス・スクエア主催掌編小説コンペ『11枚小説』

第1回目を来年1月末に開催する事となった!!

来週週明けに詳細内容をサンクス・スクエアにて告知する!

美風初の小説コンペ主催である!1

それともう一つ!!

わたしは古い世代の人間なのでどうしても題材が古くなる

ツイート講座をご覧の方の中で題材として出して欲しい比較的最近の作品があったら推薦して欲しい。
(マジで)

できれば映画の方が助かる

どうかご協力願いたい。

さてでは今日はこれにて終了である!
お疲れ様でした!
 
[ 2017/12/17 09:17 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ7【 プロット教室『3つの幕と真ん中の点』③ 】

#毎週定期開催
#ライブツイート講座
#プロット教室

みんなー! 準備はいいかーーー!!

では美風慶伍のライブツイート講座
プロット教室、通算第5回目
『3つの幕と真ん中の点』
はっじまーるよーーー!

この最初のレスが返ってくるまでの時間が何とも(;^ω^)

さてさてではさっそく始める。
プロット教室の第3回『3つの幕と真ん中の点』

プロットに序破急に相当する3パートについての開設だ。
前回は第1幕について説明した。

カリ城第1幕 
①序:発端

――の部分だ。

ここまではOK?

プロットの題材には金曜ロードショーのおなじみ、
カリオストロの城を扱ってる。

前回、第1幕のプロットを掲載したのでまず再掲する

前回を要約すると

第1幕では
 1:ツカミ
 2:5W1Hの状況説明と情報共有
 3:登場人物の紹介とキャラ立て
 4:お話全体を引っ張る『ネタフリ』
――が行われ、それらを前提として『事件』が発生する。
 そして、その事件の結末をもって第2幕へとお話を結びつけていく。ここまでが第1幕

そして、第1幕のラストで発生した事件をきっかけとして第2幕の序盤に発生する問題へとつながる。そしてお話の本筋である第2幕――

②破:進行と転換

――へとつながっていく。
カリオストロの城の第2幕:破について書いたプロットが以下である。

カリ城第2幕 

非常に中身が濃く、怒涛のように事件と出来事が発生しているのがわかると思う。

そしてこれが物語の〝序盤〟と〝急展開〟を繋ぐ〝破〟の部分なのである。

さてそこで質問だが――

小説のプロットを書いていて、

序盤のキャラ立てはなんとかなる。

終盤のクライマックスでの盛り上げもどうすればいいかは想像つく

だが『その序盤とクライマックスをどう繋いだらいいかが分からない』

と言う人は居ないだろうか?


分かりやすい程のお答え。ありがとうございます。

ここでまず、カリ城の第2幕の流れについて考察してみよう

カリ城のお話の骨子は、ルパンの窃盗劇である。

つまり目的となるお宝の在り処へと侵入し、お宝を探し、困難をのりこえて盗み出し、目的地から脱出してくるのがキーフレームである

そして、そのお話のキーフレームの土台となる――

・人物/状況説明
・登場人物たちのキャラ立て
・お話全体を貫く『ネタ振り』

――を行うのが第1幕である。

つまり第1幕にて第2幕にて必要なものがちゃんと用意されていれば第2幕は動き出すのである

そして、カリ城においてなされているネタ振りは

1:カリオストロ公国と言う国
2:偽札・ゴート札
3:公女クラリス
4:カリオストロ伯爵とクラリスの婚礼の儀

――が挙げられる。

そして、それらを動かすためのキャラとして、

ルパン一味+銭形+埼玉県警機動隊
クラリスと、クラリスゆかりの庭師の老人
カリオストロ伯爵
城の衛兵
暗殺者・影

――が出揃う。

そしてネタ振りを主役であるルパンが動かす事で第2幕が進むのである。

ここまでおK?

先に核心から書いてしまうが

第2幕:破は進行と転換である

2つに分かれているのである

つまり第2幕ではクライマックスに向けて一本調子で順調に進んでいるわけではなく、途中にて一旦、イベントが発生するのである。

前半でおこなわれるのが、
まず問題解決への行動である
第1幕の終盤で発生した事件は、お話全体に関わる問題解決を深刻化させる出来事であり、それを回避、ないしは解決するために主人公が行動を起こす。

すなわち、決断し、時には葛藤し、障害を乗り越えてひたすら進むのである。

カリ城のルパンの場合、
貯水池の入り口からルパンと次元が侵入し、クラリスが監禁されている部屋へとたどり着き、地下へと落とされても銭形と共闘して脱出に成功、再度クラリスを救助しようと向かうまでがそれである。

途中、いつかのトラブルが起きるが、何れも大きな問題とはなっていない

むしろ、再び、クラリスのところへとたどり着くまで、ルパンの心境に変は無く、まっすぐに〝お宝〟へと向けて果敢に挑んでいるのである。

これが第2幕前半である。

だがそこに投下される巨大イベントがある

【ミッドポイント】である。

ここまでOK?

実は第2章にていちばん大切なのが、このミッドポイントの存在である

お話の折り返し地点と言っていい。

実は第2章は一本調子でクライマックスへと進むわけではない。

比較的順調に進んでいた主人公たちの行動や物語にひと波乱が起き
主人公たちに心境的な変化が現れるのである

この心境の変化をもたらす事件こそが『ミッドポイント』である

だから物語に盛り上がりがある著名な作品を見ていると中盤のど真ん中にて大きな事件が起き、それにより主人公が強く心変わりして、
それによりクライマックスへと新たに強い意志と目的意識で、行動を再開しているのである

例をあげる

天空の城ラピュタだが、
主人公パズーの心境の変化から見ていると大きなターニングポイントになる事件がある。
ムスカによる拉致である。

シータは奪われ、金銭をあてがわれて保釈され、意気消沈で帰宅する
そこに現れるのが空賊のドーラ一味、そして船長のドーラおばさんである

このドーラおばさんとの邂逅により、パズーの心に大きな変化が起きる。

そしてシータの救出とラピュタ到達へと向けた強い意志がパズーに芽生えるのである。

そしてここから劇的にシータの奪回、空賊への加入、ラピュタへの出発とつながり、父の旅路を追いラピュタへ到達へと向かうのである

例をもう一つ

仮面ライダーWのビギンズナイトだ

左翔太郎は師匠であるおやっさんの変身である仮面ライダースカルに出会い敗北、否定されることで打ちのめされる。

そしておやっさんが死んだ思い出の地へと赴き感傷に浸る。
だがそこにフィリップが現れ口論となり、その末に和解するのだが――

そこでフィリップは翔太郎にこう問うのだ。

『もう一度聞くよ? 悪魔と相乗りする勇気あるかな?』

そして翔太郎はそれに誠実に答えて再び、探偵として事件解決のために立ち上がる勇気を取り戻すのである

これが『ミッドポイント』の一例である。

ここまでOK?

さて、カリ城の場合はどうだろうか?

ルパンの心境と言う点で見るなら
大きなターニングポイントとなるのが

『2度めのクラリスへの接近と、狙撃による負傷、そして、指輪の強奪』

である

そこまでどんなトラブルにあっても
『空だって飛べる』と豪語して乗り越えているルパン
だが――

それが徹底的にうちのめされ瀕死になり、クラリスという目的としたお宝も、紋章の指輪も奪回されてしまい、ほうほうの体で逃げ出す羽目に陥るのである。

この時、ルパンは身も心もズタズタである。

このミッドポイントでの変化は色々とある、
挫折からの再起、
散り散りとなった仲間の再集結
絶対的な敗北、不屈の復活

具体的にはこうだ――

ラピュタのミッドポイントはキーは『心理的成長』だ

子供の世界の中での逃避行からムスカという大人に阻止され撤退
だがドーラと会い負け犬根性を喝破され覚醒する
故郷を捨てる覚悟を決め、大人でも子供でもない自分自身として
シータを奪回、そして父と同じ『冒険者』としてラピュタへと旅立つのだ

仮面ライダーWビギンズナイトのミッドポイントは『再確認』

絶対的な心理的ささえであった師匠鳴海荘吉、そのおやっさんに敗北し否定されることで探偵としての自尊心を失う。
だがそこに現在の信頼できるパートナーであるフィリップと衝突し
なぜフィリップと相棒となったのかを再確認することで――
自らの探偵としての出発点と動機とポリシーを取り戻し
再び『帽子の似合う探偵』として戦い始めるのである。

ならばカリ城の場合はどうだろう?

カリオストロの城のミッドポイントは『敗北』と『不屈』である。

僅かな隙を見せたことで老獪なカリオストロ伯爵とその手下たちにまんまとしてやられ、すべてを奪われるルパン。
だが、彼はそれでも折れない。一度盗むと決めた〝お宝〟に向けて、死に物狂いで再起を目指す。そして――

婚礼の儀の際にバチカンから大教皇が派遣されるとの情報をえて、
泥棒として再度、お宝を盗むための挑戦をしかけるのである。

まずここまでOK?

そして、ミッドポイント以後の後半。

どん底からの復活、
心理的な変化、
そして、問題の最終的な解決のために新たな解決策を主人公たちは獲得する。

そして来るクライマックスへ向けて、
最大の障害を乗り越え打ち破るための最終決戦へと望むのである。

実は第2章の後半は物語の進行が急速に早くなる。
当然である。
結末に到達するまでに発生しうる大きなトラブルが
クライマックスの最終決戦だけなのだから、余計なトラブルや枝道を仕込む余裕はもはや残されて居ないのである。

ストーリーのスピードと展開を一気に加速させて、
第1章と第2章前半までに積み上げてきた伏線やキャラ立てや、エピソードを踏み台として、ラストへ向けて一直線に進むしか無いのだ。

そしてそうなるように、ココまでの時点で事前情報を回収し終えておかねばならないのだ。

カリ城の場合は、敗北後に庭師の老人の家で、
クラリスとの馴れ初めの過去が語られる。
そしてなぜ、ルパンがクラリスを救うことに熱心にならざるをえないのかがあらためて説明される。

そうする事で、この時点までのルパンの行動の全てに必然性がうまれるのだ。

そしてそれがあるからこそ――

『なぜ、ルパンはカリオストロ伯爵に挑み、彼を排除しなければならないのか?』と言う理由付けが成功するのだ。

それが成功した時、物語は第3幕へと突入する。

1:序:発端
2:破:進行と転換
3:急:解決

の中の急:解決である。

さて、ココまでで第2幕の説明となる

OK?

補足、

ラピュタの第2章後半で回収された物は
『パズーの父は本当にラピュタにたどり着いたのか?』
と言う疑問の解決である。
父と同じ旅路を進みラピュタへとたどり着いたことで、その疑問が解け核心へと変わる。そしてラピュタでの最終決戦へとつながる

仮面ライダーWビギンズナイトの場合は、
事件の解決と、復活して現れた鳴海荘吉と仮面ライダースカルの正体の喝破。探偵として事件の核心を解決することで、真犯人との最終対決へとすすむのである。

さて、そろそろ時間的にアウトとなってきた。

第2幕の説明として不備なところもあると思うが
今日はいったんここまででシメとしたい。

次回、来週土曜日の夜9時から、第3幕の解説を行いたいと思う。

さてそこでお知らせだが――
今回の第2幕の説明だが、
これで十分とは思っていない。

もし、まだわからない所。
疑問のある所があれば、レスでもDMでも良いから送ってほしい。

次回のライブツイート講座の際に回答したいと思う

よろしいか?

それにしても――

第2幕の破

本当に難しい!
解説を考えるだけでも凹みそうです!
いい解説になっていると良いのですが――

皆様の手助けになっていると信じて――

また来週!!!!!

|ω・`)ノシ

[ 2017/12/17 08:29 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)