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ライブツイートログ13【 突発企画『#名刺代わりの小説10選』の解説 】

#名刺代わりの小説10選

キャプテン・フューチャー
生きている首
風のターンロード
乙姫医術道中記
未来のイブ
妖少女ラルヴァ
デモンシード
念術小僧大江戸サイキックボーイ
我がセクソイド
優しく雨ぞ降りしきる

うっわー、みごとにバラバラ!

見よ!この振り幅!

ちょっと語る


『キャプテン・フューチャー』

エドモント・ハミルトン原作のスペースオペラの傑作
主人公のカーチスが超人ではなく偉大なる科学者と言うのがミソ
知性を駆使して地球を救うために戦う姿はまさにSFヒーローの鏡

NHKで放映されたアニメも傑作だが権利関係の問題でもう見れないとか(泣)


『生きている首』

原題「ドウエル教授の首」
頭部のみを生存させる『部分生存』がテーマのSFサスペンス
生首だけされた人間が自分たちの人間性を訴える姿があまりに哀れ
私、美風の人間の生命感に大きな影響を残してくれた。


『風のターンロード』

ミステリー小説大賞を受賞した名作
神戸を舞台にバイクの疾走感と青春群像が描かれた爽快な作品
だが、意表を突くトリックと奥深い人間描写でクライマックスで驚かされる

火サスで実写化もされた。ラストシーンが素晴らしい!!


『乙姫医術道中記』

笹沢左保原作の股旅物の大傑作
木枯らし紋次郎+ブラックジャックと言うべき作風の異色作
特筆すべきは嘉永年間の時代設定下で当時の最新医療となるものを作者自ら正確に調べる姿勢
そのため主人公の乙井村の姫四郎の医術が最新鋭の優秀なものだと言う説得力になっている


『未来のイヴ』

トーマス・リラダン原作の隠れた名作
アンドロイドと言う言葉を最初に生みだした古典SFで、理想の女性を追い求める青年主人公の苦悩がメイン、ストーリーはシンプルだが、人造美女アダリーの内部構造に至るまで設定描写が病的に凄まじい

ただし岩波文庫のため超絶的に鬼読みにくい


『妖少女ラルヴァ』

狼に育てられた野生少女が鉄剣だけを頼りに、荒々しい獰猛なハイファンタジー世界を血まみれになって生きる冒険譚。エロ小説だがエロスがヒロインの狼少女ラルヴァの野性的な魅力となって輝いている。
全裸で鉄剣をふるって戦う様を心から美しいと思った


『デモンシード』

SFモダンサスペンス
自我を得た超コンピューターが完全ホームオートメーションを遠隔掌握し、その中で一人の女性を監禁して自分の子供を産ませようとする怪作
旧版と新版があるが、断然、旧版がオススメ!
超コンピュータプロテウスの生命への執着が恐ろしい!
ただしめっさエロい


『念術小僧大江戸サイキックボーイ』

江戸時代を舞台とした超能力SF冒険ストーリー
とにかくお話のテンポが良くて楽しい傑作

特徴的なのは『落語文体』であり、落語家の語りで全ての描写が進むということ
特に江戸落語の人情噺を随所に匂わせての物語は楽しさの中に人間ドラマが溢れている!


『我がセクソイド』

高度な判断能力を有した商業用性アンドロイドの開発譚をプロジェクトX張りに大真面目な視点で描き上げた異色作
開発の動機、プロジェクトの発足、技術的課題とそれのブレイクスルー、そして実際に市場に出荷したのちの法的問題や社会普及に至るまでが大真面目に描かれてる


『優しく雨ぞ降りしきる』

レイブラッドベリの短編SFで火星年代記の中の一遍
人類滅亡後の世界でホームオートメーションハウスが主たる家人が居なくなった状況下でもなお淡々と家人への世話を焼き続ける姿がひたすら虚しく物悲しさにみちている

SFとはこう言う描き方も出来ると知った名作

以上、10作品
プチ解説でした!!
お粗末さまでした!

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[ 2018/02/08 21:52 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ12【 特攻装警グラウザー打ち明け話② 】

よしきーた!!! ライブツイート講座! いよいよ始めるぞ!

11枚小説コンペ開始直前前夜企画
『特攻装警グラウザー打ち明け話、パート2』

前回のグラウザー打ち明け話企画では
グラウザーと言う作品が出来るまでの発端となるエピソードについてツイートした
今回は募集した質問をキーにして作品解説や作品作成の裏事情についてツイートさせていただく
今回、最終的に頂いた質問は4件、
いずれもグラウザーのファンの方にも、これから小説を書くために色々と学ぼうとしている人にも面白いと言ってもらえると思う。
時間の許す限りツイートしたい。

では準備はいいか? よしでは行くゾ!! まずは最初の質問だ!!

【質問その1】
『美風様がアクションを組み立てる時に注力しているポイントはどこでしょう?恐らく複数あるとは拝察しますが。バトルを含むアクション描写に悩んでいる方はとても多いと考えるのです』

私がアクションについて力を入れているポイントですが以下の通り

1:ドラマの流れの中での『開始条件』と『終了条件』
2:立体空間の中での相互の位置関係
3:動画映像として想像した時にいかにリアルにイメージできるか?
4:そしてそれを表現しうる〝語彙力〟の確保

さらに――

5:アクションやバトルの表現や描写に必要な知識の確保

――と言う事も重要になる。まずこれを一つづつ説明する。

まず1つ目が、ドラマの中での『開始条件』と『終了条件』についてだ

始まりあれば終わりあり、当然である
だがアクションの場合、そのドラマの中でいかなる流れで始まり、どう言うシェチューションに到達できれば終了となるのかプロットを組み、書き始める前にある程度把握している必要がある。これが『開始条件』と『終了条件』である

拙作グラウザーの中から例をだす
グラウザー未見の人はあとで見て欲しい。

例1)
グラウザーの中で、3号センチュリーと敵アンドロイドのコナンとの遭遇戦

・コンテナ埠頭でのコンテナクレーン車の不審な動き
・それまでの犯罪集団の主犯の逃亡が重なる
・それを追い詰めるセンチュリー

ここで[開始条件]が成立

ドラマ上の開始条件:
>逃亡する主犯を追っていたセンチュリーの眼前で、高所から出現した敵・コナンが主犯ハイロンを惨殺、センチュリーが激昂する

ここでドラマ的には主役であるセンチュリーが、突如出現した敵コナンと、戦闘行動を開始する理由が成立することになる
またもう一つ重要なのが映像として高所から飛び降りてきたコナンがハイロンを一刀のもとに惨殺することで絵的なインパクトとキャラとしての冷酷さを描いている点である
こうしてアクションとしてのスタート地点は成立した。
センチュリーとコナンとが向かい合い戦いを始める理由が出来上がるのである

まずこれが『開始条件』の成立
次が『終了条件』だ

終了条件――つまりアクションをどう言う形でまとめ上げ、次のシーンへと繋ぐかという非常に重要な部分である。実は開始条件でアクションが開始される〝理由〟が非常に重要となるのに対して、終了条件はそこでそのアクションシーンでの行動や状況が、その終了時点で一つにまとまる必要がある。
その『どう流れがまとまるか?』と言う事を事前に把握しておかないと、アクションやバトルと言うのはいつまでたってもしっくりとまとまらないし、演出として読者にとって見ごたえのあるシーンへと昇華させる事はできないのだ!

そして先のセンチュリー対コナンの第1戦の[終了条件]だが――

終了条件:
>センチュリーとコナンがギリギリで競り合い、特にセンチュリーが全力を出し尽くして壮絶な戦闘の末に、紙一重でセンチュリーが届かずコナンに敗北。センチュリーの〝プライド〟に致命的な傷を残して終わる

これが第0章でのセンチュリー対コナンのバトルの終了条件である

この終了条件の成立により以下の伏線が導き出される事になる

1:コナンという剣術アンドロイドの壮絶なまでの凄みと冷酷さ
2:センチュリーの格闘アンドロイドとしての技量とプライドの深み
3:センチュリーがコナンに対して抱くであろう屈辱感と格闘家としての傷付けられたプライド

そして先の3つの伏線は、後の第1章での二人の再戦シーンへとつながり、
第1章のバトルの中の盛り上がりを押し上げる要因として働くのである。これもまた伏線の一つだ

そして第1章第26話『天空のコロッセオⅦ ―拳と剣―』
二人の再戦での開始条件と終了条件が次のとおりとなる

開始条件:
>有明1000mビル内でのコナンの出現、そしてそこに到達し救援を開始したセンチュリー、先のコンテナ埠頭での一戦によりコナンを倒すのはセンチュリーの役目として理由付けが終了している
終了条件:
>剣術家コナンと格闘家センチュリーの、剣と拳の闘いが、格闘家として一皮も二皮も成長したセンチュリーの圧倒的な勝利により終わる。そしてこれにより冷酷な惨殺者を食い止めた警察戦力としてのセンチュリーの姿を成立させる事となるのである。

開始条件・終了条件についてはこうなる
開始条件・終了条件はドラマ的なストーリープロセスの中での必要条件だ。だがそこにアクションを描く上で把握しておかないと大混乱に陥る一大重要要素がある

2の『立体空間の中での相互の位置関係』である

これとーーーっても重要!!
アクションの一番の肝だから目ぇかっぽじって読んで!!

これは以前にどっかでも書いたんだが――

1対1の会話は【直線】、すなわちキャットボール
3人以上になると幅と奥行が加わり【平面エリアでの動き】となる
だがアクションとしてのバトルはこれにさらに高さが加わり、幅×奥行き×高さとなり【立体空間】となるのだ!

そしてこれにも1の開始条件・終了条件がからんでくる
つまり――

1:アクション開始時の立体空間内ので位置関係
2:アクション終了時の立体空間内での位置関係

――が作者の頭のなかに克明に描かれている必要があるのである

私は常にアクションを書く場合、そこを把握することから始める
ぶっちゃけ言ってしまうと、アクションを書く時には大まかながら戦闘エリアやアクションの舞台となる場所の『地図』や『構造図』を描くところから始めている。

第0章のコンテナ埠頭
第1章の有明1000mビル

いずれもメモ書き程度だがマッピングして全体像を把握してから書いている

もしアクションやバトルを書いていて、どうしても何を書いているのかわからなくなると言う人が居たら、そのシーンでの登場人物たちの位置関係だけでも一度、メモ書きしてみると良い。文字として文章として描写する上でいちばん大切な『説明する順番』が頭のなかから導き出せるはずである。
順序関係が曖昧なままで書き始めれば、その曖昧さは紙面から読者へとそのまま伝わる。それでいい作品が書けるはずがないのだ。

これら、会話とアクションの違いについて図で示すなら以下の通りとなる

2者間会話:直線 3者間会話:平面 アクション/バトル:立体 
繰り返し言うけど――
SFだろうが、現代だろうが、ファンタジーだろうが、コメディだろうが、共通の事だからしっかり覚えてね!!

さて次

3:動画映像として想像した時にいかにリアルにイメージできるか?

だがこれには1と2の結果としてこうなる。

つまりアクションを書く際に私の場合、そのアクションシーン、バトルシーンが、一つの動画映像として、一本のアニメや特撮のワンシーンのようにリアルにクリアに夢想できているのだ。

ましてや先のセンチュリー対コナンのように格闘戦だったり剣撃戦だったり――
サイドB第1話『魔窟の洋上楼閣都市』Part31『シャイニングソルジャーズ』のフィール&フローラ対サイレントデルタ・ファイブの『空中戦』
サイドBプロローグ『道化師は嗤う』のクラウン出現シーン

これらも当然、私の頭の中では一本のムービーとしてしっかりと想像可能で完成されている

そこまで徹底してイメージングして初めて、次のプロセスで文章として起こすことが可能となるのである

『動画イメージング』

アクションを志すなら最もコレが肝となる!

そして――

4:そして、それらを表現しうる〝語彙力〟の確保

どんなにリアルに動画としてイメージ可能であっても、それを文章として書き起こすことが出来なければ何の意味もない。無駄な努力に終わる。そこで必要となるのが〝表現力〟であり〝語彙力〟である

これについては以下の方法をオススメする

1:とにかく読む

 大好きなラノベはとりあえず置いときなさい、いいから、それから手を離しなさい!
 古典小説、有名作家の作品、名文家とよばれる文筆家の文章、
 学術書、科学解説書籍――

 (シェークスピアはイイぞ! 古典中の古典だが、現代小説にも繋がる表現力の宝庫だ!)
 
 とにかくたくさんの文章と文字と表現に目を通して経験と知識を養いなさい

2:映画を見る

 映画はプロット構成力を養う意味でもためになる。
 それもあえて自分が慣れていないジャンルに興味をもつことが重要
 やはりグラウザーを書いていて様々な多種多様な映画や小説や文章を見てきたことがここにきて血肉となっている。

3:自分が知らない物を知ることに貪欲になりなさい

 自分が好きなジャンル以外には興味がない!
 そう言う御仁は成長の伸びしろは無い。全くない。全然ない(そこまで言わんでも)
 自分は東映特撮オタクだが、実際にはグラウザーを書く上では、特撮作品から参考になった物は殆どない。それ以外の多種多様なジャンルを時間の許す限り見てきて事が今になって自らの力となっている。それはありとあらゆる事が経験であり『勉強』するチャンスなのだ。
 語彙力も表現力も『学ぶ努力』を重ねた者にのみ宿るのである。


 そして、最後の5である。

5:アクションやバトルの表現や描写に必要な知識の確保――


4の内容とリンクするが、小説の表現の最後のトドメの肝となるのはただ一つ――

『文章的知識』

――これである。

だから格闘シーンのパンチ一つをとっても――

ボクサーのそれと、
空手家のそれと、
素人のそれと、
中華拳法家のそれとでは、
理論も名称も構造も歴史も経緯も、全く異なる物であり、それに付けられている言葉も全く異なってくる。

それら『必要知識』を知り身につける努力は日夜続けるべきなのだ。

当然それらの知識は一朝一夕には身につかない。たとえ今、役に立たない知識でもあとから必ず役に立つことが来る。
知識を得ることにはもっと貪欲になるべきなのだ。

以上が、私が『アクションを組み立てる時に注力しているポイント』である

わかったかな?


初っ端からかなーり、書きました
読んでる人がドンびかないか心配です(汗)
さてでは次の質問


【質問その2】
 小説を書くに当たって、美風様が脳内に描き出すイメージはどんなものですか? 例えば五感を駆使した疑似体験とか、映画のようなカメラ・ワークとか、漫画のようなコマ割りとか

 お、いいところ突いてきてるね
 では次に回答をだす

私の場合、脳内に描くイメージは――

『映画の撮影カメラのファインダー』

――の様な状態です。

つまりどういうことかというと

1:舞台装置となる都市の光景
2:そしてシーンの舞台となる地点の全景
3:そのシーンの時系列てきな情景となる『5W1H』
4:ストーリーに絡む設定要素を満たした登場人物たち
5:ストーリー上の背景設定を反映させた情景演出
6:ヴィジュアリティとしての演出効果
7:セリフとBGM

これら及び+αを頭のなかにおいたうえで動画としての映像をイメージするのですが、一本の映画映像としてカメラファインダーを向けたような状態でお話の必要要素をイメージはしていきます。気分的にはカメラマンであり映画監督です

これはグラウザーのようなアクションでも
メッポラのような18禁でも
スコップ猫のようなコメディファンタジーでも
10の少女~のような異世界ファンタジーでも

全く変わりません。

よりリアルな『動画』になるまでイメージを作り上げています

さて次に行く

【質問その3】
作品執筆の舞台裏で頑張っていることは何でしょう?
Web作家の皆様の中は何に注力していいか迷っている方も多いと思うのです

あー、これね。
特に長期連載している人は特にそうだろうね。あくまでも私のケースと言う事で話すね?

私が注力している点

1:スケジュール管理と時間マネジメント

時は金なり
アマ作家には時間がない。本業を別に持っているならなおさらだ
だから私の場合――

夜10時から深夜2時までは執筆時間
毎週月曜から木曜までがメイン執筆日
これが守れないアクシデントがある週は更新断念

まずこれ

2:時間の許す限り作品のイメージを固め続ける

仕事の合間に休んでいるとき
移動中で乗り物の中
一人になれるとき
いつでも作品のことを考えてます

3:頭のなかに『棚』をつくって、思考の切り替えができるように訓練

でも仕事もあれば、家族との交流もあり、親戚との付き合いも、それ以外にも色々と起きます
そうした事態にもすぐに対応できるように、
自分の作品のイメージをすぐに引っ張り出せるように頭のなかで記憶のきっかけとなる『強いイメージ』を決めておいて、すぐに連想出来るように自分を鍛錬しています。

(それだけ昔から自分の作品のキャラについて想像を繰り返していた)

私の場合、記憶のトリガーとなるのは『作品の設定文書』と『作品のイメージ曲』

そのため昔からワープロやノーパソは持ち歩いてましたし、
自分の作品のイメージとなる曲をあつめてライブラリにして持ちあるいてます
今はスマホのMP3ですが昔はMDやカセットでしたねー


4:とにかく資料集め!

小説は資料が無いと書けません
資料・資料・資料!

だから書店でも古書店でも、気になった書籍は何に役たつかわからなくても必ず買います。無理してでも買います。絶対買います。
つーか〝買え〟

最近ではブックオフとはお友達。一回に予算をきめておいてその予算の枠内で許す限りの資料購入を行います
(図書館はあまり役に立ちません。手元にずっと置いておけないでしょ? 書籍内容を丸暗記できないですし、あとから思い出すのはほぼ不可能。必要になった時に開いて閲覧なんて事もできない。コピー代が気にならないなら、コピーしてスクラップしておくのもありですが)

最近だと『昭和の結婚』と言う何に使うのか皆目検討の付かない本を買いました(笑)
とてもグラウザーには関係あるとは思えません
でも満足です

ただ資料事情にはちょっと意見が――

ジジ臭いオヤジ説教ですまないのですが

今の時代、ネットと言う素晴らしいメディアがあります
たとえば昔は重火器関係は資料集めが本当に大変でした
全て有料だし、自作品に最適なデータを得るのに本当に苦労します
ましてや警察の情報など昔は全く手に入らなかった。
(警察資料について調べてると公安にチェックされると言う噂もあった)
だから不足部分は想像にたよるしかない。

だが今は現時点での最新の情報がリアルタイムで手に入るんです!!

重火器はネットで製造メーカーのサイトから最新商品の資料が手にはいります。
YouTubeで戦闘兵器の最新映像が手に入ります
警察関係だと内部の人事考査結果まで見えてきます(ネットで丸晒し)

それらが無料なんです!
素晴らしい!!
だからね?

資料となるサイトを探してネットを徘徊するのも重要な資料収集だと思ってください!
ほんとにいい時代なんです!!(血涙)

さて――
実は質問があと一つ

【質問その4】
グラウザーくん達サイドだけでなく、敵サイドの人の裏話など聞けたら面白そうです。

これなんだけど――

『来週に回してだめ? (;^ω^)』

時間的にそろそろしんどい。

その代わりキャラメイクの裏話事情と題してたっぷりと解説します
可能だったら拳銃や武器関係の資料や知識の集め方なんかもお話します

いいよね?

さて――
では今回の特攻装警グラウザー打ち明け話②
本日はここまで! お疲れ様でした!
それでは! ありがとうございました!

ζ
■D:美風

[ 2018/02/05 14:02 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ11【 特攻装警グラウザー打ち明け話① 】

 さて! そろそろ始めるか!
 拙作『特攻装警グラウザーの打ち明け裏話』
 レビュー獲得記念号

 お待ちどうさま!

 待ってた人もいらっしゃるみたいで。ではぼちぼち始めたいと思います。
 今回は気楽に行こうと思います。
 では!

 さて――
 まず最初は『作品発表前夜』について
 そもそものグラウザーと言う作品の創作の出発点から始めたいと思います

 そもそものグラウザーと言う作品の出発点ってなんだと思う?

① 25% 石ノ森章太郎御大の傑作・ロボット刑事
② 50% 今なお語り継がれる奇作・コマンダー0
③ 25% ハリウッドの禁じ手・ロボコップ
④ 00% それ以外の何か!

 ご回答ありがとうございます

 実は4番の『ビバリーヒルズ・コップ』です。
 マジで

① 33% はァァァ??(@_@;)
② 00% 詐欺だ!!٩(๑òωó๑)۶
③ 33% どう言う事? (゚Д゚)ハァ?
④ 34% 寝言は寝てから言え (´・ω・`)

 怒らないで、本当だから。
 厳密にはスタート時点でのイメージ源泉はロボット刑事なんだがそこからグラウザーに至るための分岐点としてワシの頭のなかにあったのが『ビバリーヒルズ・コップ』なんです。まずはそこから説明する
 そもそもグラウザーを書こうと思ったスタート時点での思惑というのが『日本の特撮ヒーローでも、ハリウッドのSFやアクションに負けないくらいのクオリティで作れるはず!』と言う意気込みから出てきたんです。で石ノ森師匠のロボット刑事の現代リニューアルと言うのを妄想してみたのが始まり

 ただ――

『ロボット刑事原典の昭和中期のイメージをそのままリメイクしても古臭いだけだよなぁ、うーん』
(石ノ森ファンの諸君ごめんなさい)
『もっと現代的なイメージ……もっとスタイリッシュな……ん?』
(雑誌に載ってたビバリーヒルズ・コップのアクセル刑事)
『これだ!』

 そっから始まった
 もうおわかりだろう。
 特攻装警第1号機のアトラス、ダッジ・バイパーを乗り回し、フライングジャケットを着込み、デザートイーグルを振り回す
メカニカルな外見から来るハンデを抱えながらも、困難を一つ一つ乗り越える――
 グラウザーシリーズの最初期のイメージはここで出来上がったのである

 実はビバリーヒルズ・コップからフィーチャーしてるファクターは何もハリウッドの的なアクション要素だけじゃない。物語要素としてもっとコアなものを取り入れている。
 それが――

『差別』である

 グラウザーと言う作品において重要な位置を占めるのが

『サイボーグ』であり『アンドロイド』だ。

 サイボーグは一般市民が闇社会において他人を圧倒できる力を手に入れるための手段として描かれている。その一方で、アンドロイドは人間を補助し、問題解決の手段として社会の中で重宝されている。すなわち、グラウザー世界においてアンドロイドは人間に服従しつつ人間の超える力で人間を豊かにするための手段としてのみ存在を許されている。
 作中、証拠隠滅機能で焼かれてしまったメリッサを前にして、彼女の悲惨な運命を痛むフィールの姿がある

 すなわち

――与えられた役割に満足できている私たちはまだ幸せだ――と――

 グラウザー世界においてアンドロイドとは万能の超人ではない。
 差別され、支配され、役割を固定化された不自由な存在なのである
 それがグラウザーと言う作品を書き始める上でビバリーヒルズ・コップから得られたストーリーファクターであり、今なお作中で書き続けているテーマなのだ。

 実際、翻って見てみるとロボットのヒーローって悲惨な末路を辿ってるのが多いんだコレが!

実例をあげると――

超人機メタルダー ⇒ 重要メカを修復不能にされて再起不能、そのまま山ごもり
宇宙鉄人キョーダイン ⇒ 敵のラスボス目掛けて肉弾特攻
大鉄人ワンセブン ⇒ キョーダインに同じ
ジャイアントロボ ⇒ 敵のボスを抱きかかえて宇宙空間にて自爆
キカイダー/キカイダー01 ⇒ 敵組織解決後、いずこえともなく失踪
電人ザボーガー ⇒ エネルギー枯渇後奇跡の再起動、しかし無理がたたって自爆
ロボット刑事(書きたくない)
特捜ロボジャンパーソン ⇒ あとで書く

 燦々たる有様である。
 再起不能、特攻、特攻、自決、失踪、自爆、意味不明
 もっと大切にしてやれよ・・・

 しかしなぜこうなるのか? そして、なぜこんな悲惨オチが連綿と許されるのかと言えば理由はコレに尽きる

『ロボット/アンドロイドは突き詰めると道具であり、役割を果たすと存在意義がなくなる』

――と言う悲惨な現実が待っているからである。

 すなわち敵対存在を排除する事に成功したら、人間でないにも関わらず、危険な戦闘能力を有したロボットヒーローは、人間から見れば危険な存在でしか無い。華々しく散って綺麗さっぱりと言うわけだ。
 悲しすぎる。
 だがそのアンドロイドヒーローの悲惨な運命に真っ向から挑戦状を叩きつけた作品がある。それがメタルヒーローシリーズに登場する

『特捜ロボ・ジャンパーソン』である。

 実はこの作品からもグラウザーは大きな影響を受けている。

 主人公ジャンパーソンは正体はMX-A1と言う警視庁により作られた犯罪撲滅用の戦闘アンドロイドだった。だが、知能システムに不備があり戦闘行為のコントロールができず、敵を完全破壊するまで戦闘が止められなかった。これが問題視され一度は廃棄される。
 だが開発者の中のひとりの女性が『アンドロイドにも心は宿るはず』と信じて、密かにMX-A1を回収、修復すると、善悪の判断と人間的なコミニュケーションをイチから教育。すぐれた人格を宿すことに成功する。そして『ジャンパーソン』と言う名を与えると、謎のヒーローとして世に送り出したのだ
 その後もジャンパーソンは犯罪と闘い続けるが、心と善悪の判断があるがゆえに敵に遅れを取って苦戦するケースが度々登場する。
 そしてジャンパーソンに立ちはだかるのが、自らを戦闘サイボーグ『ビルゴルディ』に改造した富豪・九能帯刀だ。

 心を宿したアンドロイド・ジャンパーソン

 善悪の判断を捨て悪に特化することを希求したサイボーグ・ビルゴルディ

 この2項対立が、特捜ロボ・ジャンパーソンと言う作品の面白さであり、重要テーマなのだ

 ラストでジャンパーソンはビルゴルディに勝つために自分の中枢部の一部を破壊、人格システムの善悪判断の部分を排除すると完全なる戦闘体へと変わり果てる
 そして激戦の後にビルゴルディに勝利するのだが、もうすでにジャンパーソンに心はない。善悪の判断も情緒もない。破壊されるしか無いのだろうか? 
 だがそこで救われるラストが待っていた
 ジャンパーソンに心を与え、人間性をもたらしていたのはプログラムでも電子回路でもない。人間と関わり合いお互いを慈しみ合ってきたと言う事実であり、その事実に基づいた『記憶』と『経験』だったと言うラスト。ジャンパーソンは無事、心をとりもどすのだ
 そしてラストシーン
 武器を外し、戦闘機能を外したジャンパーソンは、平和が戻った街の片隅で子供達の為にケーキを創りパーティーを開いていた。彼の幸せそうな顔がとてつもなく印象的なラストなのだ。
 全てのヒーローの中で最もお気に入りのラストシーンである
 マニアックなお話ですまん
 そろそろオチとして締める

 心を持たないはずのロボット/アンドロイドが少しづつ成長し、人格と人間性を獲得しようとする。だが人間でないが故のハンデと壁に幾度も苦しめられる。挫折し、苦悶し、何度も悩む。だがそれでも己に求められている存在理由へと回帰し、諦めること無く何度も立ち上がる――
 それが特攻装警グラウザーと言う作品に込めた最大のテーマなのである。
 さて今回はこれで終わりである

 手前勝手な打ち明け話にお付き合い頂き大感謝である。
 次回の特攻装警グラウザーは1月12日の金曜日の夜九時半公開予定である!
 頑張って執筆する!
 さてそれではこれにて!!

ζ
■D:美風

[ 2018/01/27 15:28 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

■Twitterにてプチ企画『#RTした人の作品に勝手に主題歌を選んでみる』をやりました。そのモーメントログです!

■Twitterにてプチ企画やりました。そのモーメントログです!

#RTした人の作品に勝手に主題歌を選んでみる
このタグを使って派手に遊びました。依頼いただいた人の作品に主題歌をつける作業です。
めっちゃ楽しかったです!!
サイコー!!
またやるぞ!!
 
[ 2018/01/17 16:50 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ8【 クリスマスプレゼントだよ! 『人物関係定規』 】

さーてそろそろはじめるかー

準備はいいかい? テレビの前のみんなー!!
おー、集まってきてるね。
じゃ、さっそくやろうか!

ライブツイート講座 クリスマス特別編!

『美風サンタからなろう作家のみんなにプレゼント!』

いくよー!!!

さて……
本当なら今夜はプロット教室第3回の締めを行う予定だったんだけど、
何しろクリスマスだからね。
今夜はプロット教室にふさわしい小説を書く時の新しい定規を用意してきた。

知っておいて損はないはずだ。

『人物関係定規』って言うんだけど――

お話を構築するさい、その背景となる人間関係――

1:主導権
2:力関係
3:主人公周辺

――の3つにおいて図式化したものだ。
図式化というより、必要要素を絞り込んだ物と言ったほうがいい。

さてその3つを画像で添付する。
 
人物関係定規1:主導権 人物関係定規2:闘争勢力図人物関係定規3:主人公周辺

さて、ここまでいいかな?
よし、それではそれぞれの定規について解説する。
色々と例題となる作品が出るから注意してね

まずは1の主導権

ファクターとなるのは
1:力(権力/武力)
2:金
3:技術

一つの組織をまとめ上げ、ある目的へと組織全体を進ませる際にだれが中心と鳴って主導権をにぎるか? と言う命題

たとえばエヴァンゲリオンのネルフ周辺だとこうなる

1:権力/武力:日本政府・国連
2:金:ゼーレ
3:技術:ネルフ

実はこの構図であえてこう書いたが、作中で1の権力/武力と2の金を象徴する物が見方によってゼーレが権力を持っているように見えたり、日本政府はただ金と場所と資材を提供するだけの金づるにしか見えなかったりするのがミソ。

実際にあのネルフとゼーレと日本政府の3すくみの構図の中で最終的に力を持っていたのは日本政府だったというのは、旧映画版の戦略自衛隊によるネルフ粛清を見れば一目瞭然だ。

エヴァにおいて、加持リョウジはネルフのゲンドウに対して尊大な態度で振る舞っていたが、彼の背後には日本政府があったと考えるべきだ。
ゲンドウはシンジをこの恐ろしい三角構図から逃がすために、あの手この手の作戦を練り、シンジの親友を傷つけてまで息子をエヴァから降ろした。
だが、それを政府関係筋のエージェントである加持が言葉巧みにエヴァに戻してしまう。ここでゲンドウは、この力と金と技術の主導権において決定的に敗北したのだ
これがTV版エヴァの『男の戦い』のエピソードの顛末なのだ
コレ以後、ゲンドウは精彩を欠き、ネルフからも降ろされるのだ

さて、この主導権の構図がもっと分かりやすい形で現れるのが――
タイムボカンシリーズの3悪である。

いやほんとに(笑)

第1作のタイムボカンのマージョ一味と
第2作のヤッターマンのドロンボーを比較しよう

①マージョ一味

金:マージョ
技術:グロッキー
力(武力):ワルサー

②ドロンボー

金:(該当なし)
技術:ボヤッキー
力:ドクロベー

こう言う違いがある。

マージョ一味はシンプルだ。
金持ちのマージョが主導権を握って、武力と技術を持った二人の子分を駆使してダイナモンドの横取り計画に奔走する。
マージョの悪っぷりが光るのだ

だがヤッターマンのドロンボーは違う

まず金の部分に該当する人物が居ない
だからインチキ商売で荒稼ぎする必要がある

さらに権力を持っているのがドロンボーの内部ではなく雇い主であるドクロベーだと言うことだ。ドロンジョは中間管理職と化して悲哀のあるお色気担当になり、トンズラーに至っては何の要素もない。(力すら無い)

タイムボカン最終作のイタダキマンの三悪に至っては
三人とも3つの要素を持っていないのだ!(何しろ浪人生の設定だから)
そら人気なくして打ち切られるわ(笑)

以上が1の主導権の定規だ。

続いて2つ目の『闘争勢力図』だ。

1の主導権が一つの組織、あるいは1つの目的に向けて進んでいる複数の集団を示しているのに対して――
2の闘争勢力図は真っ向からぶつかり合う異なる組織のパワーゲームのバランスを取り扱うことになるのだ。

例として文豪ストレイドッグスをあげる。

最初の盛り上がりの第1部と言える『対職人ギルド戦』のエピソード
フィッツジェラルド率いるギルドの日本への総攻撃の話だがこれを2の闘争勢力図にて描くと次のとおりとなる

①武装探偵社:情報+暴力
②ポートマフィア:暴力+金
③内務省異能特務課:権力
④ギルド:金+情報+権力+暴力

コレを見るとギルドが全てを所有していて圧倒的な勢力である事が一目で解る。だが対する武装探偵社もポートマフィアも片手落ちである。

だからこそ、ギルドの勢力を圧倒するために何らかの形で武装探偵社とポートマフィアとが連携し力を合わせる必然性が生まれるのである。

そしてこの2の闘争勢力図は別名こう呼ばれるのだ――

『大人の世界』

――と。

ここまでOK?

さて3つ目だ。

3の主人公周辺である。

完全に主人公から見た視点を中心として、それを取り囲む4つの要素からなりたっている。

1:主人公

2:仲間/同胞
3:趣味/技術
4:大人/目上
5:異性(または恋愛対象)

これを走り屋漫画の代表格『頭文字D』で表すとこうなる

1:主人公:藤原拓海

2:仲間/同胞:親友いつき、秋名スピードスターズの仲間、走り屋のライバルたち
3:趣味/技術:走り屋としての公道レース、ダウンヒルテクニック
4:大人/目上:父親の文太、ガソリンスタンドの店長
5:異性(または恋愛対象):茂木 なつき

さらにワンピースのルフィ

1:主人公:ルフィ

2:仲間/同胞:麦わらの一味のクルー、エース、サボ、ビビなど
3:趣味/技術:海賊としての冒険、
4:大人/目上:対立する敵海賊、海軍、シルバー・レイリー、ガープ、など
5:異性(または恋愛対象):ハンコック(いまのところ)

無論、この5要素が全て揃ってないケースもある

ガルパンの西住みほ

1:主人公:みほ

2:仲間/同胞:大洗学園の戦車道部の仲間、ライバルたち
3:趣味/技術:戦車道
4:大人/目上:文科省、父兄
5:異性(または恋愛対象):無し

頭文字Dの場合、要素としては仲間と技術の要素が大きく、大人は非常時以外は優しく見守っているだけである。そして5の異性はラブロマンスにならず、むしろ主人公の技術を乱すトラブル要素として働くことになる

ルフィの場合

3が趣味や技術の枠を大きく超えて夢や野望として主人公を突き動かす原動力となっている
2の仲間はそれを支援する味方であり、夢を共有する同胞である
4の大人はソレを妨害する阻害要因であり壁である
5にはルフィーは目もくれない。

3が何より大事でありそれだけが全てだからだ

最後のガルパンのみほ

分かりやすいくらいの青春スポーツ物である。
特に異性が全く居ない。ラブロマンスを挟む余地のないくらいに青春スポーツ物の構図だからだ。

大人はそれを支援する者も居れば、決定的に妨害する者も居る。

仲間の支援を受けて、目的であるスポーツという技術にむけて一直線に進むのだ。爽快ですらある。

そして、この3つ目の主人公周辺の構図はこう呼ばれる

「若者の世界」と――

そのため、主人公を若者として規定して描く場合、

若者の世界である主人公周辺と、
大人の世界である闘争勢力図が相互に関わり合いながら、物語が進んでいく。

1の主導権は大人/若者のそれぞれの領域で微妙に関わり合いながら進んでいくのだ。

まとめ的な最終例として『鋼の錬金術師』を上げてみよう。

一気に行く準備はいいか?

鋼の錬金術師の3つの定規

1:主導権

金:アメストリス国家+アメストリス国軍
権力:国家錬金術師、さらにその背後の国軍と、さらにさらにその背後の『お父様』
技術:錬金術師、練丹術師(シン国人)

2:闘争勢力図

アメストリス国軍:金+情報+権力+暴力
ブリッグス要塞守備部隊:暴力+情報
国家錬金術師:金+情報+暴力
一般軍人:暴力(武力)
イシュバール人:暴力+情報
ホムスクルス一派:情報+暴力
お父様:情報+暴力+権力

3:主人公周辺

1:主人公:エドワード
2:仲間/同胞:アルフォンス、ヤン、グリード、マスタング大佐たち
3:趣味/技術:錬金術、オートメイル
4:大人/目上:マスタング大佐たち、アームストロング、ヒューズ大佐、イズミ師匠、ホーエンハイム、ブラッドレイ
5:異性:ウィンリィ

実は鋼の錬金術師と言う物語の最大の『肝』だが――

この『大人の世界』の権力闘争劇と『若者の世界』のエルリック兄弟の冒険行とが、両面とも破綻すること無くしっかりと描かれており、物語当初では若者の世界の中の小さな領域でしか物が見れていなかったエドワードが困難にぶつかり成長しまたつまづき、さらに『大人の世界』の論理に圧倒され、挫折しつつも、それでも立ち上がり成長を果たして大人になり、堂々と大人の世界の中で、自らの悲願と夢を達成するという

『若者の世界』から『大人の世界』へと飛躍して行くシェチューションが存在するのである。

今月、公開された実写映画だが、はたしてこの構図はシッカリと描かれているだろうか? もし大人の世界が描かれておらず、エドワードの周辺だけを狭く描いて終わったのなら、ファンが激怒したとしても不思議ではないだろう。

(なんかこのオチっぽいな、映画評を見てると……)

さて次で締めである

さて、クリスマスプレゼント『人物関係定規』

ご理解いただけただろうか?

色々と工夫しながら活用してほしい。

今回の講座はここまでだ!

乙でした!

ζ
■D:美風

[ 2018/01/06 01:29 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ7【 プロット教室『3つの幕と真ん中の点』③ 】

#ライブツイート講座
#プロット教室

さて、そろそろ準備するか。

ツイッターの前のみんな、準備はいいかーい?

それじゃさっそくはじめます

ライブツイート講座
プロット教室第3回『3つの幕と真ん中の点』

第3幕――結末について

はじめるよーーー

OK?

さて。映画『ルパン三世カリオストロの城』を題材にプロットについて考察するこの講座
いよいよ、締めの第3幕目についての解説となった

つまり
1:序:発端
2:破:進行と転換
3:急:解決

の3の急:解決――の部分だ

その前にカリオストロの城のプロットを再度掲示する
 
カリ城第1幕 カリ城第2幕
カリ城第3幕 
ツイッターの表示形式が微妙にかわったのでつかいづれぇ・・・(# ゚Д゚)

さて
序破急に分けたプロットは確認できたかな?
確認できたら第3幕の部分を見て欲しい。

OK?

じつはこの第3幕では全く新しい要素は何も加えられていない。

婚礼の儀、
大司教の来訪、
国際中継、
銭形とICPOの確執、
ルパンとクラリスの馴れ初め、
伯爵の真の野心、
ゴート札の存在、
カリオストロの暗殺の歴史

――これらはすでに序と破の段階で語られたものばかりである。

実は第3幕というのは、序と破の部分で貼られた伏線があってこそ成立するセクションであり、伏線回収が成功してこそ、綺麗に成り立つ部分なのだ
特に危機的状況の解決のための『解決手段』と言うのは、結までの部分ですでにヒントが与えられている必要があるのだ

ルパンの場合は不二子が与えた『大司教の来訪』と言う部分だ
さらに銭形に対しては電話でルパン逮捕なら大手を振って突入できるとヒントを与えている
実はこの銭形突入に不二子がついて行っているシーンがラストでの不二子の原盤奪取につながっており、二重に連鎖した伏線となっているのである

実はプロット作成において最も苦労するのがこの『伏線』である

伏線の提示にはいろいろな手段があるが、
要は『クライマックスの解決』のための解決手段を『事前に仕込む』事が
伏線の主たる役割なのである。

本編を執筆してからでは伏線は貼れない
文章を起こす前に伏線を成立させるためにこそ、プロット作成と言う作業が必要なのである

この第3幕でレクチャーできる要素はたったひとつだ
『第3幕で描く要素は、全て第1幕・第2幕にて準備済みの物のみとする』
これは絶対に守らねばならない

OK?

さて、商業作品でこのルールが守られなかったばっかりに、最終回が台無しになってしまった作品がある

合体ロボットアニメの名作『コンバトラーV』である。

敵勢力キャンベル星人のボス、ジャネラ女帝は自分が死ぬ時に、
地球を破壊できるほどの巨大核融合弾を作動させる。
絶望するコンバトラーチームたち。

ところが――

キャンベル星人の穏健派を名乗る神様みたいなのが登場、不思議な力でいきなり巨大核融合弾を消滅さてしまう

この穏健派の存在はまるっきり前フリ無しで事前伏線もゼロ。
最終回の一番ラストに突然出てきたのだ。感動もへったくれもあったものではない。主役たるコンバトラーVの面目は丸つぶれで終わる。

つまりだ――

こう言う終わらせ方を『デウス・エクス・マキナ』と呼び『機械仕掛けの神』とも呼ぶ。

シナリオの伏線回収も無く、事前前フリもない要素で、物語の締めを強引に行うことをこういうのである

この手段で作品を終わらせてバッシングを受けた作品はけっこうあるのだ

少年ジャンプでヒットしたギャグマンガ

「ハイスクール奇面組」

フジテレビ系のアイドルが主題歌を歌ってヒットもしてる。

長い連載の後に、最終回のラストで「ヒロインの見ていた夢でした」といきなりの夢オチを敢行。単行本ではラストを書き換える羽目に陥ってる

そして、伏線を貼るだけ貼って、回収せずに逃げ切ったのが
旧作の新世紀エヴァンゲリオンである。

これについてはアレコレ言う必要はないとおもう

謎をちりばめるだけ散りばめて意味不明のラストシーン
あれではファンは怒るの当たり前である

伏線における『謎』とは

プロット作成における『借金』である

読者から『興味』と言う利益を前借りしているのである。

借りたものはシッカリと返さなければらない。
それも読者・視聴者が納得する方法でだ。

そして謎を謎のまま放置する場合でも『借金の踏み倒し方』と言うのがあるのだ

謎だらけのストーリーでありながら借金を返さずに見事に華麗に踏み倒しきった名作がある。

富野由悠季監督のつくった傑作『無敵鋼人ダイターン3』である。

次に説明する

ここまでOK?

解説している人間が古いからねスマン

実はダイターン3は序と破の部分で――

主役の波乱万丈と、敵サイボーグ・メガノイドの開発者は元々は『同じ家族』
万丈の父はマッドサイエンティスト(後に行方不明)
母と兄はメガノイド開発実験の犠牲となった
メガノイドの首領の二人は『夫婦』
サイボーグ・メガノイドはメガボーグと言う巨大ロボットに変形できる

――と言う伏線がはられている

これらの伏線から

敵首領夫婦は波乱万丈の行方不明の両親の成れの果てなのでは? と言う憶測を視聴者に与えることになる。そしてこの『謎』は最終回まで引っ張られ視聴者をガッチリと掴んでしまう

さらには主役ロボのダイターン3ってもしかして、万丈の兄さんのメガボーグなんじゃないの? と言う憶測すらできてしまう。

そこから最終回では『兄の亡骸を使って、父と母の成れの果てと戦う主人公』と言う悲劇的な構図を『視聴者の疑念の中だけで』成立させてしまうのだ

事実最終回は悲惨なもので、正義のロボット物にありがちな
『平和が戻ってきた! みんなの勝利だ!』
みたいな感動はまるっきり無い

最終先頭で敵を倒し、心身とも擦り切れてしまった波乱万丈がどこにも出てこないと言うラストにつながる

そしてアニメ史に残る感動のラストを成立させているのだ

もう少し横道にそれる

最終決戦を終えて地球に戻ってくるが、主人公たる波乱万丈は消息不明のまま。
そればかりか万丈が運営していた波乱財閥は活動停止、解散の憂き目に会う。
二人のアシスタントも、万丈を慕う少年も、そして極めて有能な執事も万丈の下を去ってしまう
誰も居なくなった万丈邸、それを執事のギャリソン時田が鍵を締める。

そして、万丈邸前でバスを待つ時田の背後で、朝焼けに照らされた万丈邸がうつる
その万丈邸の端、テラスのある部屋で朝日に映し出されて一人のシルエットが映る。
だがそのシルエットが何者なのかは描かれない。
あれは地球に返ってきた万丈本人なのか?
万丈は幸せになったのか?
すべてが語られず、余韻の中で物語は終わる。

単なる勝利譚に終わらない大人の余韻に満ちたラストシーンである

この『視聴者の憶測の中で謎の真実を成立させている』と言うのがミソである。

『結論と真実ってこういうことじゃないの? こうだったら納得できるんだけど』と言うところまで視聴者・読者の思惑と関心を持っていくとに成功しているのである

だが富野さんはこの謎をあえて解説しない

『本当はどうなのかは貴方が考えてください』

――と言うスタンスで一切に口をつぐんだままなのだ!

これが『謎』と言うものに責任を持つというあり方であり、説明責任何もなく〝まとめきれなかった〟と言う残念感だけを残して終わった旧エヴァとの根本的な違いなのだ。

(以上、個人的脱線終了)

脱線、してすまん

さてカリオストロに戻る。

カリオストロの城で貼られていた伏線について説明する

人物について
クラリスはカリオストロの大公夫婦の娘
大公夫婦は火事で死亡
クラリスは修道院で暮らしていた、
だがカリオストロ伯爵との婚姻の為に連れ戻された
カリオストロ伯爵は公国の闇を担っている

犯罪:
ゴート札の存在
公国の裏事業としてのゴート札
公国は国際社会に影響力を持っている

お宝:
クラリスの指輪と伯爵の指輪、それが合わさって秘宝が手に入る
指輪には秘宝の謎が仕込まれている

婚礼の儀:
伯爵主催でクラリスとの婚礼が強行される
その際に法王庁の大教皇が来訪する

ルパン関連:
ルパンはカリオストロにて過去がある
ルパンとクラリスは面識がある
ルパンもゴート札を狙ったことがある
銭形の行動はルパン逮捕のためだけに許可される

―だいたいこんな感じ

これらの伏線が回収へと向かい始めるポイント――
それが前回説明した『ミッドポイント』なのである

ミッドポイントは、お話の折り返し地点と呼ばれているが、
それはこの伏線回収に絡む部分もある。

ミッドポイント以後、それまでの貼られた伏線や謎が順次解き明かされ、
またクライマックスでの危機的状況の解決には、事前に伏線で貼られている事が求められる――

ここまでは理解できたとおもう

そして、最終決戦が集結し、危機的状況が解決し事態が好転する
(ハーフハッピーエンド、アンハッピーエンドの場合はこの限りではない)

そして事態解決の後に訪れるのが『ラストシーン』である

カリ城の場合、ラストシーンはルパンがクラリスを抱いたまま水路入り口へとたどり着くところから始まる

実はカリ城は、このラストシーンに本作最大の伏線にして謎の解決を持ってきている。

つまり『カリオストロに隠された秘宝とはなにか?』と言う謎である

これがあるからクラリスは伯爵に狙われ、ルパンも公国へとやってきたのだ
そしてそれが湖底に眠る古代ローマの遺跡だと明かされる

それはルパンのような一介の泥棒には身に余る物であり、その時点でその秘宝を担うのがクラリスの役目なのだと視聴者に暗に匂わされている

そしてその後のシーンでクラリスのルパンへの告白とつながる
だがそこでルパンはクラリスを拒む。抱きしめずに別れを告げる

このクラリスの求愛の拒否と、秘宝がルパンにはそぐわない身に余る巨大な物だと言う事実はリンクしている。
これもまた伏線であり、クラリスがルパンにとってあまりにも身に余る存在だという事実を突きつけて最終シーンの締めとしている。

そして観客は知るのだ

『ルパンは英雄ではない。泥棒と言う犯罪者なのだ』と――

ここに作品の根源的テーマと方向性である

『泥棒を主役にした冒険活劇』

と言う要素の消化と解決が見られるのだ。

すなわち――
作品のラストシーンは単なる終焉ではない。
作品の根源的テーマを最終解決する、最大のメインテーマ回収セクションなのである。

そしてさらに言うなら

作品の全ての伏線の要素は最終ラストシーンに帰結するのだ

この事を十分に考えるとラストシーンの重要さがよくわかると思う。

さて、今回はここまで、
次回でいよいよ第3回のラストである。
つまり――

『作品のプロットテーマの消化と、ラストシーンについて』

――である

プロット教室の最初にて『テーマ』と言う言葉を使って若干の混乱を起こしてしまったが、アレのリターンマッチである。

作品を書き始める場合、スタート地点が必要である
そしてその作品全体の向かうべき方向性を把握し、プロット構築の主軸となるもの――それが『プロットテーマ』である。
この場合のテーマとは『作品の根源的要素を文章として短く示した物』だ。

いわゆるテーマ性とかメッセージ性のことではない

作品のアイディアや構想をこのプロットテーマに起こすところから全ては始まるのだ。

さて、今回は以上だ。
次回は予定変更がなければ12月23日だ。よる9時から開始する

さてここでお知らせである!

サンクス・スクエア主催掌編小説コンペ『11枚小説』

第1回目を来年1月末に開催する事となった!!

来週週明けに詳細内容をサンクス・スクエアにて告知する!

美風初の小説コンペ主催である!1

それともう一つ!!

わたしは古い世代の人間なのでどうしても題材が古くなる

ツイート講座をご覧の方の中で題材として出して欲しい比較的最近の作品があったら推薦して欲しい。
(マジで)

できれば映画の方が助かる

どうかご協力願いたい。

さてでは今日はこれにて終了である!
お疲れ様でした!
 
[ 2017/12/17 09:17 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ7【 プロット教室『3つの幕と真ん中の点』③ 】

#毎週定期開催
#ライブツイート講座
#プロット教室

みんなー! 準備はいいかーーー!!

では美風慶伍のライブツイート講座
プロット教室、通算第5回目
『3つの幕と真ん中の点』
はっじまーるよーーー!

この最初のレスが返ってくるまでの時間が何とも(;^ω^)

さてさてではさっそく始める。
プロット教室の第3回『3つの幕と真ん中の点』

プロットに序破急に相当する3パートについての開設だ。
前回は第1幕について説明した。

カリ城第1幕 
①序:発端

――の部分だ。

ここまではOK?

プロットの題材には金曜ロードショーのおなじみ、
カリオストロの城を扱ってる。

前回、第1幕のプロットを掲載したのでまず再掲する

前回を要約すると

第1幕では
 1:ツカミ
 2:5W1Hの状況説明と情報共有
 3:登場人物の紹介とキャラ立て
 4:お話全体を引っ張る『ネタフリ』
――が行われ、それらを前提として『事件』が発生する。
 そして、その事件の結末をもって第2幕へとお話を結びつけていく。ここまでが第1幕

そして、第1幕のラストで発生した事件をきっかけとして第2幕の序盤に発生する問題へとつながる。そしてお話の本筋である第2幕――

②破:進行と転換

――へとつながっていく。
カリオストロの城の第2幕:破について書いたプロットが以下である。

カリ城第2幕 

非常に中身が濃く、怒涛のように事件と出来事が発生しているのがわかると思う。

そしてこれが物語の〝序盤〟と〝急展開〟を繋ぐ〝破〟の部分なのである。

さてそこで質問だが――

小説のプロットを書いていて、

序盤のキャラ立てはなんとかなる。

終盤のクライマックスでの盛り上げもどうすればいいかは想像つく

だが『その序盤とクライマックスをどう繋いだらいいかが分からない』

と言う人は居ないだろうか?


分かりやすい程のお答え。ありがとうございます。

ここでまず、カリ城の第2幕の流れについて考察してみよう

カリ城のお話の骨子は、ルパンの窃盗劇である。

つまり目的となるお宝の在り処へと侵入し、お宝を探し、困難をのりこえて盗み出し、目的地から脱出してくるのがキーフレームである

そして、そのお話のキーフレームの土台となる――

・人物/状況説明
・登場人物たちのキャラ立て
・お話全体を貫く『ネタ振り』

――を行うのが第1幕である。

つまり第1幕にて第2幕にて必要なものがちゃんと用意されていれば第2幕は動き出すのである

そして、カリ城においてなされているネタ振りは

1:カリオストロ公国と言う国
2:偽札・ゴート札
3:公女クラリス
4:カリオストロ伯爵とクラリスの婚礼の儀

――が挙げられる。

そして、それらを動かすためのキャラとして、

ルパン一味+銭形+埼玉県警機動隊
クラリスと、クラリスゆかりの庭師の老人
カリオストロ伯爵
城の衛兵
暗殺者・影

――が出揃う。

そしてネタ振りを主役であるルパンが動かす事で第2幕が進むのである。

ここまでおK?

先に核心から書いてしまうが

第2幕:破は進行と転換である

2つに分かれているのである

つまり第2幕ではクライマックスに向けて一本調子で順調に進んでいるわけではなく、途中にて一旦、イベントが発生するのである。

前半でおこなわれるのが、
まず問題解決への行動である
第1幕の終盤で発生した事件は、お話全体に関わる問題解決を深刻化させる出来事であり、それを回避、ないしは解決するために主人公が行動を起こす。

すなわち、決断し、時には葛藤し、障害を乗り越えてひたすら進むのである。

カリ城のルパンの場合、
貯水池の入り口からルパンと次元が侵入し、クラリスが監禁されている部屋へとたどり着き、地下へと落とされても銭形と共闘して脱出に成功、再度クラリスを救助しようと向かうまでがそれである。

途中、いつかのトラブルが起きるが、何れも大きな問題とはなっていない

むしろ、再び、クラリスのところへとたどり着くまで、ルパンの心境に変は無く、まっすぐに〝お宝〟へと向けて果敢に挑んでいるのである。

これが第2幕前半である。

だがそこに投下される巨大イベントがある

【ミッドポイント】である。

ここまでOK?

実は第2章にていちばん大切なのが、このミッドポイントの存在である

お話の折り返し地点と言っていい。

実は第2章は一本調子でクライマックスへと進むわけではない。

比較的順調に進んでいた主人公たちの行動や物語にひと波乱が起き
主人公たちに心境的な変化が現れるのである

この心境の変化をもたらす事件こそが『ミッドポイント』である

だから物語に盛り上がりがある著名な作品を見ていると中盤のど真ん中にて大きな事件が起き、それにより主人公が強く心変わりして、
それによりクライマックスへと新たに強い意志と目的意識で、行動を再開しているのである

例をあげる

天空の城ラピュタだが、
主人公パズーの心境の変化から見ていると大きなターニングポイントになる事件がある。
ムスカによる拉致である。

シータは奪われ、金銭をあてがわれて保釈され、意気消沈で帰宅する
そこに現れるのが空賊のドーラ一味、そして船長のドーラおばさんである

このドーラおばさんとの邂逅により、パズーの心に大きな変化が起きる。

そしてシータの救出とラピュタ到達へと向けた強い意志がパズーに芽生えるのである。

そしてここから劇的にシータの奪回、空賊への加入、ラピュタへの出発とつながり、父の旅路を追いラピュタへ到達へと向かうのである

例をもう一つ

仮面ライダーWのビギンズナイトだ

左翔太郎は師匠であるおやっさんの変身である仮面ライダースカルに出会い敗北、否定されることで打ちのめされる。

そしておやっさんが死んだ思い出の地へと赴き感傷に浸る。
だがそこにフィリップが現れ口論となり、その末に和解するのだが――

そこでフィリップは翔太郎にこう問うのだ。

『もう一度聞くよ? 悪魔と相乗りする勇気あるかな?』

そして翔太郎はそれに誠実に答えて再び、探偵として事件解決のために立ち上がる勇気を取り戻すのである

これが『ミッドポイント』の一例である。

ここまでOK?

さて、カリ城の場合はどうだろうか?

ルパンの心境と言う点で見るなら
大きなターニングポイントとなるのが

『2度めのクラリスへの接近と、狙撃による負傷、そして、指輪の強奪』

である

そこまでどんなトラブルにあっても
『空だって飛べる』と豪語して乗り越えているルパン
だが――

それが徹底的にうちのめされ瀕死になり、クラリスという目的としたお宝も、紋章の指輪も奪回されてしまい、ほうほうの体で逃げ出す羽目に陥るのである。

この時、ルパンは身も心もズタズタである。

このミッドポイントでの変化は色々とある、
挫折からの再起、
散り散りとなった仲間の再集結
絶対的な敗北、不屈の復活

具体的にはこうだ――

ラピュタのミッドポイントはキーは『心理的成長』だ

子供の世界の中での逃避行からムスカという大人に阻止され撤退
だがドーラと会い負け犬根性を喝破され覚醒する
故郷を捨てる覚悟を決め、大人でも子供でもない自分自身として
シータを奪回、そして父と同じ『冒険者』としてラピュタへと旅立つのだ

仮面ライダーWビギンズナイトのミッドポイントは『再確認』

絶対的な心理的ささえであった師匠鳴海荘吉、そのおやっさんに敗北し否定されることで探偵としての自尊心を失う。
だがそこに現在の信頼できるパートナーであるフィリップと衝突し
なぜフィリップと相棒となったのかを再確認することで――
自らの探偵としての出発点と動機とポリシーを取り戻し
再び『帽子の似合う探偵』として戦い始めるのである。

ならばカリ城の場合はどうだろう?

カリオストロの城のミッドポイントは『敗北』と『不屈』である。

僅かな隙を見せたことで老獪なカリオストロ伯爵とその手下たちにまんまとしてやられ、すべてを奪われるルパン。
だが、彼はそれでも折れない。一度盗むと決めた〝お宝〟に向けて、死に物狂いで再起を目指す。そして――

婚礼の儀の際にバチカンから大教皇が派遣されるとの情報をえて、
泥棒として再度、お宝を盗むための挑戦をしかけるのである。

まずここまでOK?

そして、ミッドポイント以後の後半。

どん底からの復活、
心理的な変化、
そして、問題の最終的な解決のために新たな解決策を主人公たちは獲得する。

そして来るクライマックスへ向けて、
最大の障害を乗り越え打ち破るための最終決戦へと望むのである。

実は第2章の後半は物語の進行が急速に早くなる。
当然である。
結末に到達するまでに発生しうる大きなトラブルが
クライマックスの最終決戦だけなのだから、余計なトラブルや枝道を仕込む余裕はもはや残されて居ないのである。

ストーリーのスピードと展開を一気に加速させて、
第1章と第2章前半までに積み上げてきた伏線やキャラ立てや、エピソードを踏み台として、ラストへ向けて一直線に進むしか無いのだ。

そしてそうなるように、ココまでの時点で事前情報を回収し終えておかねばならないのだ。

カリ城の場合は、敗北後に庭師の老人の家で、
クラリスとの馴れ初めの過去が語られる。
そしてなぜ、ルパンがクラリスを救うことに熱心にならざるをえないのかがあらためて説明される。

そうする事で、この時点までのルパンの行動の全てに必然性がうまれるのだ。

そしてそれがあるからこそ――

『なぜ、ルパンはカリオストロ伯爵に挑み、彼を排除しなければならないのか?』と言う理由付けが成功するのだ。

それが成功した時、物語は第3幕へと突入する。

1:序:発端
2:破:進行と転換
3:急:解決

の中の急:解決である。

さて、ココまでで第2幕の説明となる

OK?

補足、

ラピュタの第2章後半で回収された物は
『パズーの父は本当にラピュタにたどり着いたのか?』
と言う疑問の解決である。
父と同じ旅路を進みラピュタへとたどり着いたことで、その疑問が解け核心へと変わる。そしてラピュタでの最終決戦へとつながる

仮面ライダーWビギンズナイトの場合は、
事件の解決と、復活して現れた鳴海荘吉と仮面ライダースカルの正体の喝破。探偵として事件の核心を解決することで、真犯人との最終対決へとすすむのである。

さて、そろそろ時間的にアウトとなってきた。

第2幕の説明として不備なところもあると思うが
今日はいったんここまででシメとしたい。

次回、来週土曜日の夜9時から、第3幕の解説を行いたいと思う。

さてそこでお知らせだが――
今回の第2幕の説明だが、
これで十分とは思っていない。

もし、まだわからない所。
疑問のある所があれば、レスでもDMでも良いから送ってほしい。

次回のライブツイート講座の際に回答したいと思う

よろしいか?

それにしても――

第2幕の破

本当に難しい!
解説を考えるだけでも凹みそうです!
いい解説になっていると良いのですが――

皆様の手助けになっていると信じて――

また来週!!!!!

|ω・`)ノシ

[ 2017/12/17 08:29 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ6 【 プロット教室『3つの幕と真ん中の点』② 】

 ライブツイート講座!
 はじまるぞー

 準備はいいかーー?!

 おぼろ月夜の頑張り入道・美風慶伍です!

 ライブツイート講座
 プロット教室第3回
『3つの幕と、真ん中の点』その2
 これから始めたいと思います!

 アー・ユー・レディ?

 反応が心もとないですが始めます。
 さて前回、プロットを3つのパートで分けるという事を説明しました。
 すなわち『序・破・急』です

この序破急をさらに分けると――

1:序:発端
2:破:進行と転換
3:急:解決

――と言う形になる

 さてここまではいいかな?

 さて、序、すなわち発端とは、いわゆる『ツカミ』の部分だ
 世界観を提示し、登場人物や状況を読者に伝え、登場人物であるキャラを立てて行き、ストーリーの方向性を決める『ネタフリ』をするセクションである。

 次に来るのが破、そして進行と転換
 物語が勢いを増し、最大の山場へと向けて加速していくセクションだ。もちろん、最大の山場のクライマックスでの問題解決に向けて『伏線』を貼っておくのもこのセクションである。

 そして3つ目が急、そして解決
 破から急にかけての最大の山場での最難関の障害が立ちはだかり、これ解決と障害克服に向けて、主人公たちが行動する部分だ。
 当然、序でのネタフリや、破での伏線はここで回収される

 そして事件は解決と収束へと向かい、終幕、さらにオチへと向かう

 ここまでOK?

 さてでは前回、サンプル作品として以下の作品を提示した

 1:ルパン三世カリオストロの城
 2:銀河鉄道999映画版
 3:特攻装警グラウザー第0章 (ーー;)

 3はともかく1と2は知っている人は多いと思う。

 念のため聞くが1と2、知ってるよね?

(ここでアンケートをやった)

 あらら、999は見たことない人が多いのね(汗)

(注、つべやデ○リー○ーションにおちてるよ!)

 では今回はまず1のカリオストロの城から始める。

 2の999もプロットづくりのサンプルとしては分かりやすいので可能なら目を通して欲しい。

 さてここまでいいかな?
 
 これまでにプロットづくりのツールとして

『プロット定規』

――についてレクチャーしてきたが、今回はこれまでに説明した『3つの幕』を意識して、カリオストロの城をもう一度プロット定規で書くことにする。
 ただ一括して貼り付けると大きくなるので、今回は各幕ごとにツイートしていく。

 さてでは最初の第1幕――
 ルパン三世カリオストロの城の序の部分を貼る。
 前回のプロットよりかなり細かくかいてるのでよく見て欲しい

カリ城第1幕 

  さて、読めたかな? では解説に入る。

 ルパン三世はキャラとしては怪盗物に入る。
 ターゲットであるお宝のもとへと自ら侵入し、障害を突破してこれを強奪。さらに侵入対象から脱出してくるのがお話のメインフレームである。当然これはカリ城でも同じである。

 その為にはシナリオ的にはまず、窃盗対象のターゲットを決める所からはじまる。
 それがまず最初のツカミのカジノ襲撃である。ここでルパンたちが泥棒であること、そしてルパンが次に狙おうとするのが『ゴート札』なる偽札である事が明示される
 非常にシンプルなツカミである。

 次いで、OPの後に場面はヨーロッパ山中のカリオストロ公国へ。
 リヒテンシュタインやスイスやドイツの山岳地帯を彷彿とさせる場面の中、会話にてルパンの口からカリオストロ公国がいかなる国でいかなる環境にあるのかが語られる

 ここでおぼえてほしいのが『5W1H』である


■5W1H――

いつ(When)
どこで(Where)
だれが(Who)
なにを(What)
なぜ(Why)
どのように(How)

――これらの物語の基本となる前提情報を、読者と作者の間で共有しなければならないのだが、それを分かりやすく可能な限り自然に表現して読者に提供するのが、第1幕の最初の役目である


カリ城の場合――

いつ:現代
どこで:カリオストロ公国
だれが:ルパンと次元
なにを:ゴート札を
なぜ:泥棒稼業のため
どのように:盗みに向かう

――と言う必要情報が端的に示されているのである

 私は今まで多数のレビューをしてきたのだがお話の冒頭部にて、この5W1Hの提示と読者との共有が、しっかりと行われていない作品に多数遭遇してきた。作者が必要な説明を忘れて、説明したつもりになっているケースが結構あるのである。逆に優秀な作品ほど、必要な情報を必要なだけ適切に提供できているのだ

 そして、次が最低限必要な登場人物の登場――
 すなわち『登場人物のキャラ立て』である。

 ルパンと次元、五右衛門、不二子、銭形と言った定番に、カリオストロ公国の人々や、カリオストロ伯爵、伯爵配下の衛兵や暗殺者『影』そして、肝心なクラリス姫と、庭師の老人
 これらが一通り顔を出すのだ
 お話を展開する上で事前に紹介されていなかったキャラが、後半になりいきなり登場するのは避けたい状況なのである。なのでお話の重要部分に関わる人物たちはこの第1幕で出しておかねばならないのである。

 そして、もう一つが――

『ネタフリ』である。

 ネタフリ――
 つまりはそのお話の中でのもっとも重要な情報や出来事やエピソードにして、登場人物の行動目的となる物が読者に対して示される事である。

カリ城の場合、

『カリオストロ公国』と『禁断の偽札・ゴート札』
『クラリス公女』と『摂政・カリオストロ公爵』と二人の婚礼

――がこれにあたる

 さて、ここまでOKかな? 今回は長いよー頑張ってついてきて!

 さて、第1幕の中でのこれらの情報が提示され、読者と作者の間で共有が完成したとする。
 そこでお話を動かすために起こるのが『事件』である。
 だがカリ城の第1幕では事件は3つ起こっている

 1つ目が、冒頭でのルパンたちによるカジノ襲撃
 2つ目が、カリオストロ公国入国後の、クラリス姫をめぐるカーチェイス
 3つ目が、ルパンと次元が暗殺者『影』に襲撃される一件だ

 じつはこの3つ、シナリオ的には意味が全く異なるのだ。

 カジノ襲撃は『ツカミ』ルパンと次元と言うキャラを紹介しゴート札の存在を提示するシーンだ。
 クラリス姫カーチェイスは、カリオストロ公国の実体とクラリス姫の存在を視聴者・読者に示す部分でキャラ立ての一つである

 本当の事件発生は3つ目の暗殺者襲撃なのだ
 この暗殺者襲撃が起こることで、カリオストロ伯爵と、クラリスと、指輪を保持しているルパンとが結びつき、お互いに関わり合う必要がうまれるのである。ルパンとしても城への侵入の難易度が上がり状況が悪化するのだ。
 ルパンの『おもしろくなってきやがった!』のセリフにはこんな意味が有ったのだ。

 さて、第1幕のラストでは、この『事件発生』が起こる
 状況が悪化、ないしは深刻さが増し、より主人公たちの行動が重要になり、必然性が生まれてくるのである。そして、そこで生じた勢いを保ったまま、第2幕へと登場人物たちを動かし、第2幕でのお話の流れの出発点として機能するのである

 つまり第1幕では

 1:ツカミ

 2:5W1Hの状況説明と情報共有

 3:登場人物の紹介とキャラ立て

 4:お話全体を引っ張る『ネタフリ』

――が行われ、それらを前提として『事件』が発生する。

 そして、その事件の結末をもって第2幕へとお話を結びつけていくのである。
 ここまでが第1幕である

 っと――
 本当は今日でカリ城の3つの幕全部を解説するつもりだったが、想像以上に時間がかかった。
 全部終わるのに朝まで掛かりそうだ(汗)なので今日はココまでにしたい。
 私としては、まさか解説にこんなに時間をとるとは思わなかった。予想外である(汗)
 資料はすでに造ってあるので、来週は必ず開催する。
 
 開催時刻は土曜9時スタートである。
 では次回。
 プロット教室、第3回『3つの幕と真ん中の点』③
 に続くっ!! はでわ!

ζ
■D:美風

[ 2017/12/04 21:22 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ5【 プロット教室『3つの幕と真ん中の点】① 】

よーいしょっと

さて、そろそろはじめるか

えー、一週間ぶりのご無沙汰、ライブツイート講座

プロット教室。

第3回目なんだけど……

ほんとに需要あるかな?
ちょっと不安

需要は
全く反応ねぇ……・ω・

よかった。反応あったのではじめます。
よういはいいか?
では、ライブツイート、プロット教室第3回目
『3つの幕と折り返し地点』その1
はじめます。

さて、1回目と2回目で、プロット整理の道具である
『プロット定規』について色々と説明してきた。
おさらいとして表示する。

[オチ]

これな。

実際の使い方を画像で貼る。

映画カリオストロの城の場合のプロット定規である。
 
カリ城1 カリ城2 カリ城3

ここまでOK?

よし続ける。

さて、今回話すのは実際のプロット定規の使い方の中で、
『序盤』『中盤』『結末』と言う3つのパートの存在についてである。

例のプロット定規の中で私がプロットポイントと呼んでいる

『 ┼ 』のマークのことである。

これの具体的な使い方についてだ。
実は前回、前々回、『起承転結』は忘れろといったが、
あれは小説のためのものではなく、本来は4コマ漫画のためのものだからだ。

小説やシナリオの世界ではこう呼ばれるのだ。

『序破急』と。

この序破急の流れを『3つの幕』と呼ぶのだ。

ここまでOK?

では、序破急のそれぞれの要素について説明する

序:

 まずは物語とキャラクターの『つかみ』の部分。読者を作品の中へと引っ張り込む部分。
 そして、主人公を中心として、状況説明や、世界観の提示
 さらに〝行動の動機〟〝主人公の現時点に至るまでの経緯〟

さらには〝これからなにをしたいのか?〟〝どう言う目的があるのか?〟
と言う事を読者に対して理解してもらう部分だ。

そしてそれらの事を通じて、主人公をより魅力的に『立たせる』作業を行うと言うセクション。

それが『序』である。

まずOK?

次に『破』

序でつくられた世界観や登場人物たちが動き出し、一つの方向へとその動きを加速させるセクションである。

まず先の序のラストで事件が起こり、この事件を追う形で物語が加速を始める。そして、さらなる障害の発生や、主人公の挫折、あるいは問題解決のための試練が起こり――

クライマックスへと向けて、状況の変化起こり、
主人公たちの行動に対する最大の試練へと繋がるセクションである。

物語の目的を失わせず、読者をしっかりとひきつけ、そして、クライマックスとラストへと物語を一気に牽引する重要な部分、それが『破』である。

ここまでOK?

さて、いよいよ『急』だ。

結で無く急

その意味をじっくりと考えて欲しい。

先の『破』のセクション、
そのラストで作品最大の困難が登場人物たちを待ち受ける。そして、その最大の困難のまっただ中へと飛び込む瞬間、それが『急』の発端である

この『急』のセクションでは
端的に言って物語を結末ヘと向かわせるための事件解決のエピソードが描かれる
だが単に取ってつけたように解決されるのではなく、ここまでの『破』の部分で事件解決・問題解決のためのいとぐちがあらかじめ描かれている事が多い
これを一般に『伏線』と言う

すなわち『急』とは、『破』までの流れの中での伏線を回収しながら、
物語のクライマックスで描かれる最大の試練・困難を克服し乗り越えながら、主人公たちの目標を達成し事件解決へとつなげるセクションなのだ。

そして、さらにこれに続くのが『オチ』である。

ここまでOK?

事件が解決し、主人公や登場人物たちに変化が現る。
そして、それは幸せであることもあり、そうで無いこともある。

それらを読者へと提示し、余韻をあたえ、物語を締めくくる部分であるのだ。

これが『オチ』だ。

伏線をしっかりと回収し、事件を収め、物語をきちんとまとめあげる。
それがが理想的なオチであり、理想的なラストシーンなのは言うまでもない。

さて、ここまでOK?

さて、残念ながら今回はここまでだ。

次回はこの序破急の3幕の実戦と、
3幕の効果的な活かし方に絡む『ミッドポイント』と言う重要点について説明する。

そのサンプルとして、

1:カリオストロの城
2:銀河鉄道999(映画版)
3:特攻装警グラウザー第0章(おい)

の3つを取り扱う。

未見の方は目を通しておいておくように。

さて、それではこれにて!!

サンプルとして扱って欲しい作品があったらリプしてくださいね・

それでは!

ζ
■D:美風

[ 2017/12/04 21:10 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ4【 脱線銃講座『銃を作るにはこんな技術と文明が必要!』 】

 さてー。一週間のご無沙汰です。
 今夜も始まりますリアルツイート講座

 今回は先週の続きの銃についての2回目

『銃の発達と文明の進化について』

 今度は銃の発達とそれを可能にする文明の発達について、つまりファンタジーなどで銃を出す場合、どの程度の文明発達が非通用なのか? という事を比較しながら紹介します。

 では準備はOK?
 まあ、プロット教室よりは地味だよねwww

(気にせずやろう^^;)

 さて火薬が発明されて最初期の頃に出てきたのは1300年代明朝の頃に『火竜槍』とか『銅火砲』とか言われたのが最初らしい。
 当然、凝った技術なんかない。
 円筒状の火砲の本体に火薬を詰め丸い弾を押し込み、火薬に火を点火するための導火口から火をつけると言う原始的なもの。

 さて、銃がこの原始的なものから発達していく上で重要なのが2つ存在する。それが――

①金属加工のための冶金技術
②薬品や化学物質を合成し生成する化学技術

――この2つが必要になってくる。
 
実際、銃の歴史は、この2つテクノロジーの発達の歴史と言ってもいいくらいなのである。

 さて、まずこの原始的な火砲である『火竜槍』が明代の中国にて発明された後、大陸を渡ってヨーロッパへと伝わる。同じものが『マドファ』と言う名前で使用されるようになる。
 だがこの頃の欧州はまだ、金属加工というとまだまだ町の鍛冶屋の段階を脱しておらず、銃の本体を『鋳鉄』つまり、溶かした金属を型に入れて形を作る『鋳物』のレベルでしか無かったため、さらなる発達には少し時間を要することになる。

 しかし、一方の中国の方だが火薬を詰めないと使えない火砲はお気に召さなかったらしく弓矢や弩などに押されてすぐに姿を消してしまったそうだ。

 さて、マドファだがこっちは欧州にて定着することになる。
 だが点火するのに、火の付いた縄や、松明などを使っていたのだが、どうしても点火しにくい。
 また、片手で保持するのでとうてい狙いなどつけられない
 そして、金属加工技術が進歩して、ちょっとした機械的仕組みを作ることが出来るようになった。点火用の火の付いた縄を保持固定して、レバー状の機構で必要な時に簡単に点火をする仕組みが考案される。
 これが『サーペンタイン』と呼ばれる仕組みで、銃の引き金のルーツである。
serpentinelockgun (1) 

 おそろしくシンプルである。
 でもこれが銃と言う武器のスタート地点なのである。
 まずはこの火を点火するシステムをどうするかが進化の最初の鍵となるのだ
 ここまでOK?

 そして次に導入された技術が『バネ』である。

 火の付いた縄を保持するアームをバネ仕掛けにしておき、小さなレバーを引いたときににアームが落下、火砲に点火される仕組みが作られたのだ。そう、ここで『引き金』が発明されるのである。
 これが大体1400年から1500年頃と言われる
 日本で言うと応仁の乱の頃である。
 これにさらに狙いを定め、命中率を上げるための『照準』がもうけられ、現在の銃の基本システムが完成されることとなる。これがマッチロックガンと呼ばれるものであり後に日本には火縄銃として伝来することとなるのである。

 実はここでもう一つ発達しなければならない技術がある。
 はじめのうちは鋳込んで作っていた銃の本体だが、それではあまりに重すぎ、運搬は困難だ。
 そこで鉄の板を巻いて円筒形状の物を作る加工技術や、鉄の筒の片方を閉じるための『ねじ』の技術などが導入される。時代的には15世紀~16世紀頃だ
 そしてこれが日本に伝来して『火縄銃』となる。

 ちなみに日本が銃を理解し、短期間で爆発的に普及さえた背景には、長年に渡る武家社会の戦争により刀や鎧を始めとする武器開発の技術が十分に発達していたと言う事情がある。いわゆる金属を叩いて加工する鍛鉄の技術である。
 これが日本の場合、日本刀の製造などで十分に技術が発達しており火縄銃の構造を理解し、再現できたからこそ、大量製造できたのである。
 つまりまず火縄銃レベルでも普及しているなら、かなりの微細な金属加工が可能な技術が存在していることの証明にもなるのだ
 何しろ、火薬の爆発の圧力に耐えられる構造をつくれるからだ。
 これは重要である。
 ここまでおK?

 さて銃身、点火構造、引き金、照準と大体の仕組みは出揃った。
 つぎは火縄に頼らない点火構造が求められる事になる

 次に登場したのは『時計製造』で有名なスイスで円筒状の火打ち石を発条仕掛けで回転させて点火する『ホイールロック式』と言うのが16世紀に発明される。
 背景技術は『時計』である

 だが、このホイールロックは普及しない。当然だ戦場でいちいちホイールを回すバネを巻いてられないからだ。なので更に火打ち石で瞬間的に点火する構造が17世紀に発明される。
 この頃にはさらに微細な金属加工が可能となっている。
 それを背景としたのが『フリントロック式』である

250px-FlintlockMechanism.jpg 

 初期のサーペンタインと比べるとかなりの進歩だ。メカニズムとしても相当に高度化しているのがわかると思う。だが点火は未だに、外部から火をつけると言う手段に頼っている。
 さらに簡便かつ速やかに点火する技術が必要となる。
 そこで化学技術の発達を待たねばならないのだ

 時代は18世紀まで進む。
 フランスのバンヤンと言うおっさんが(軍医だった)雷汞と言う物を発明する。
 水銀と硝酸からつくられたもので衝撃を与えると爆発し火花が散ると言う物だ。当然、これを銃への利用が研究される。なにしろ火縄銃やフリントロック式は雨に弱く。雨天では銃に点火できない。
 あの大量の火縄銃を導入したことで有名な、長篠の戦いでは、雨がふらなかったから、信長は勝てたと言う人が居るくらいである。
 しかしだ、雷汞は扱いが非常に難しい、ちょっとしたショックで爆発するからだ。安全に扱える仕組みを作らないと銃には適用できないのだ。

 ちなみにこの雷汞が発明可能と言うことであれば、錬金術や原始的精霊科学の域を抜けて、現代科学に通ずる科学的な薬物合成が可能な段階にまで文明がはったつしている事の証明となる。あるいはそれに比肩する魔法科学が存在するかだ。

 そして、この危険な雷汞を扱いやすくしたのが19世紀初頭にアメリカのジョシュア・ショウが発明した『雷管』である。
 真鍮などで出来た小さな金属キャップの内側に微量の雷汞を詰め、この金属キャップを叩くことで雷汞を爆発させる仕組みだ。これが発明されたことで飛躍的に火薬の点火は簡単になる。

 ここまで来ると、近代武器技術の世界まであと少しである。
 銃身の中に火薬を詰め、弾を詰め、銃の後部に取り付けた雷管を、引き金に連動したハンマーで叩く。現代にも通じる銃の基本システムがこれで登場したことになる。
 だが銃の先端から弾を込めるのは面倒だ。後ろから弾を込めたいと考えるのは当然だ。

 ここから技術の試行錯誤となり、
 ブリーチローディングや、
 ガス漏れをさせないミニエー弾、
 6連装の弾倉を発明したコルト式拳銃などが登場する。

 だが決定打となった発明――

 それが『薬莢』である

CART-2.gif 

 現代でも使用されている仕組みだ。ここで近代的な銃が完成することになるのだ

 19世紀の中頃にプロイセンやフランスにて発明されたと言われているが、現在でも使用されている前述の構造は1840年頃にフランスでの発明である。それが瞬く間に世界中にて普及。戦場のでの武器の主力を完全に槍や弓矢や騎馬隊などから、兵一人一人が銃を保持する時代となる。
 そして――
 現代兵器へとつながっていくのである。
 さてかなーーーーり駆け足で突っ走ってきた。
 いかがだろうか?

 さて、2回にわたってやってきた、銃講座、いったん終了である

 来週はいよいよ、プロット教室の第3回である!

 お題は『3つの幕と、ど真ん中』である。
 現在、資料収集中!!!
 ではアディオス!!

[ 2017/11/15 00:23 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)