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【貴方の作品を読者様までお届けするお手伝いをします!】
★貴方の作品の【面白さの核心】を凝縮したレビューをお書きします。直した方がいい点がある場合はアドバイスいたします(このときは改善すればレビュー致します)
――レビュー依頼は右のアイコンからです――▷
・なお、ストックが溜まっている場合は受付フォームが一時的にに停止いたします。レビューの一時停止/再開については、なろうマイページや、ツイッターにて告知します。ツイッター登録をおすすめします。

■注:各記事のコメント投稿は、各記事右下の〝コメント〟の文字をクリックすると、コメント投稿が可能になります。
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[ 2030/01/01 00:00 ] インフォメーション | TB(0) | CM(0)

[お知らせ]レビュー募集ぼちぼち再開

【レビュー依頼受付再開】
 レビュー依頼受付再開します。11月26日レビュー投下再開予定で、事前募集です。
avatar20171018054353.jpg 

[ 2029/01/01 15:23 ] インフォメーション | TB(0) | CM(0)

チャットイベント。参加キャラデータ(再掲)

参加者氏名:天羽尤
キャラクター名:コクラ
種族:サイボーグ
人種/タイプ:東欧系と日本人のハーフ
性別:男
年齢:25歳
外見:外見20代。黒髪のセンター分けのウルフショートにし、ショーの時は前髪をあげている。
170cm/58kgの中肉中背、顔は東欧系。グリーンがかった瞳を黒縁メガネで隠している。片耳だけ耳殻部の裏を通すように側頭部下への配線が走っている


能力等設定(できるだけシンプルに書く):
両足:特別製合金製、高性能スプリング内蔵、高速機動式ローラーシューズ内蔵ブーツ
左耳:補完機関(人より音域と聞こえる範囲拡大)
脳内:聴覚平野に補完、聴覚に合わせてアップグレード

キャラ背景・経緯:
普段は港界隈のバーや高級なレストランにてピアノを弾いているが、アングラな世界での会談の為にも呼ばれることも。
しかし、元々は音楽家一家の嫡子。
原因不明の交通事故に遭い、重篤な状態になった末の延命のためのサイボーグ化、高額な料金を払えず一家は破産、その筋の管財人に引き取られる。以降、能力のアップグレードを行われている。
事故により記憶を無くしサイボーグ化以降のみ。管財人によって再教育されているらしい。
義体化した所は人工皮膚で覆われている。
脳の一部、両足、義体化済

――――――――――――――――――――――――――――
[ 2017/11/16 04:05 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

イベント開催のお知らせ 【特攻装警グラウザーのなりきりチャット開催】(なりチャシナリオ用新規キャラ紹介)

キャラ1『サイラス』

参加者氏名:NPC(シナリオキャラ)
キャラクター名:サイラス・J・ノーウッド
種族: 人間?
人種/タイプ:アイルランド系アメリカ人
性別:男性
年齢:30代後半
外見:身長190前後の長身の白人でダークブロンドヘア。三つ揃えのスーツを着こなし自信家のヤッピー。丸メガネ越しに鋭い視線が光る。

能力等設定(できるだけシンプルに書く):不明(NPCのため非公開)

キャラ背景・経緯:
 米国系の多国籍企業体である『オーリス・マーケティング・オーガナイゼーション』の最高経営者。現代アメリカ最後の、アメリカン・ドリームの体現者としてその名を急速に知らしめつつある。
 野心家であり、企業買収には積極的。一方で、親日家であると言われており、頻繁に日本に訪れている。

キャラ2:東風 美月

参加者氏名:NPC(シナリオキャラ)
キャラクター名:東風 美月(こち みつき)
種族: 人間
人種/タイプ:生粋の日本人。関東系
性別:女性
年齢:14(中学)
外見:
身長140 体重38 BWH75/48/78。
 洋装も和服もいける黒髪美少女。腰までの長さの長髪がきれいで、常日頃からプライベートでは和服の振り袖を着こなす風流な少女。細面で痩せた印象があるが意外とグラマー。だが上品であることを父から厳命されているのでくだけた服装はめったにしない。

能力等設定(できるだけシンプルに書く):
 都内の私立中学の2年生ながら英語はネイティブ並み。礼儀作法も大人はだし。
 父にあこがれて、裏でコッソリ拳銃やライフルの射撃も嗜んでいる。父からプレゼントされた愛用銃はグロック17で、ライフルはレミントンのM500、普段もデトニクスの小型拳銃ポケット9を持ち歩く危険な少女。学校での部活は剣道部で木刀を握らせたら男もかなわないとか。

キャラ背景・経緯:
 ステルスヤクザ緋色会幹部・天龍陽二郎の娘
 身の安全のために戸籍は別になっており、名字は母の物。生活拠点も父とは別だが、父の職業と人物をよく理解しており、いかなる状況でも絶対に引かない武闘派の父を密かに尊敬している。
 本人曰く――
『ヤクザである父を恥ずかしいと思ったことはない』

 反面、多忙な父とめったに会えないことに不満をいだいており、事ある毎に父に無理難題をふっかける困った娘。父の自分への溺愛ぶりを熟知しておりそれを逆利用するしたたかさは明らかに父の血が付け継がれている証明と言える。




 

[ 2017/11/16 04:03 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

イベント開催のお知らせ 【特攻装警グラウザーのなりきりチャット開催】〔11月17日22時スタート〕

平素より、ご愛読いただき誠にありがとうございます。
来る11月17日金曜日の、夜10時より当ブログ内、交流チャットルームにて、

〔特攻装警グラウザー、なりきりチャットイベント〕 

――を開催いたします

シナリオタイトル『龍のプリンセスのクリスマスデート』
シナリオスタイル:ハーフコメディ+小競り合い

概要――――――――――――――☆
 ステルスヤクザ・緋色会。その大物幹部である天龍陽二郎。警察はおろか闇社会の誰もが恐れる超武闘派。だがその彼には社会に対してその存在を隠した娘の存在があった。普段なかなか会えないが、娘からの願い事は可能な限り叶えようとする意外な一面があった。
 そして今回もその娘からの無茶振りが始まる。すなわち――

『最高のイケメンとクリスマスにデートがしたい』

――と言う物。
 しかし、天龍は恐ろしく悩むことになる。なぜなら――

『娘の最高のイケメンとは、父親である天龍陽二郎の事なのだ!』

 そして、あるアメリカ企業のオーナーが日本首都圏のVIPや大企業オーナー関係者相手に、クリスマスにパーティを開催することになり、天龍はそれに娘を最高の護衛をつけて送り出すことにする。内心冷や汗をかきながら――

 高級ドレスで着飾った男女が集まる聖夜のイベントにて起こるのは喜劇か悲劇か?
――――――――――――――――☆

イベント用新規キャラ:別記


★特攻装警グラウザー内の設定を利用してなりきりチャットを行います。
 ストーリー背景設定は第2章までの物といたします。
★司会進行やNPCは私美風がロールします。
 また基本的なNPCはグラウザー本編にて登場した登場人物をロールさせていただきます。
 (進行上、複数キャラロールします)

★以下に参加方法やルールを記載します。
【参加キャラクターについて】
 オリキャラOKです。キャラ設定は特攻装警グラウザーの作中内設定や世界観に準拠する形でお願いします。
 いわゆる近未来設定メインです。オーバーテクノロジーも軽いものならOKです。
 他世界からの移動は構いませんが、世界観破壊とならない範囲でお願いします。

 また特攻装警グラウザーにて登場しているキャラをロールしたい場合は美風までお問い合わせください。(問い合わせは、ツイッターか、小説家になろうのメッセージ投稿からお願いします)

【参加方法】
 本告知のコメントから投稿するか、小説家になろうで私美風のマイページからメッセージで
以下のフォーマットで参加宣言をご記入ください。
 開催時にあらためて集まった参加宣言を、ブログ記事にて一括掲載します。

注:コメントは、記事右下隅の『コメント』の文字をクリックするとコメント投稿枠が出てきます。

【入室時注意】
 チャットルームの名前枠に、キャラ名をご記入ください。

 以下、参加宣言用フォーマット枠

<コピーしてお使いください>――――――――――
参加者氏名:
キャラクター名:
種族: 人間 / サイボーグ / アンドロイド / ロボット / その他
人種/タイプ:
性別:
年齢:
外見:

能力等設定(できるだけシンプルに書く):

キャラ背景・経緯:

<ここまで>――――――――――――――――――

[ 2017/11/16 03:05 ] なりちゃイベント関連 | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ4【 脱線銃講座『銃を作るにはこんな技術と文明が必要!』 】

 さてー。一週間のご無沙汰です。
 今夜も始まりますリアルツイート講座

 今回は先週の続きの銃についての2回目

『銃の発達と文明の進化について』

 今度は銃の発達とそれを可能にする文明の発達について、つまりファンタジーなどで銃を出す場合、どの程度の文明発達が非通用なのか? という事を比較しながら紹介します。

 では準備はOK?
 まあ、プロット教室よりは地味だよねwww

(気にせずやろう^^;)

 さて火薬が発明されて最初期の頃に出てきたのは1300年代明朝の頃に『火竜槍』とか『銅火砲』とか言われたのが最初らしい。
 当然、凝った技術なんかない。
 円筒状の火砲の本体に火薬を詰め丸い弾を押し込み、火薬に火を点火するための導火口から火をつけると言う原始的なもの。

 さて、銃がこの原始的なものから発達していく上で重要なのが2つ存在する。それが――

①金属加工のための冶金技術
②薬品や化学物質を合成し生成する化学技術

――この2つが必要になってくる。
 
実際、銃の歴史は、この2つテクノロジーの発達の歴史と言ってもいいくらいなのである。

 さて、まずこの原始的な火砲である『火竜槍』が明代の中国にて発明された後、大陸を渡ってヨーロッパへと伝わる。同じものが『マドファ』と言う名前で使用されるようになる。
 だがこの頃の欧州はまだ、金属加工というとまだまだ町の鍛冶屋の段階を脱しておらず、銃の本体を『鋳鉄』つまり、溶かした金属を型に入れて形を作る『鋳物』のレベルでしか無かったため、さらなる発達には少し時間を要することになる。

 しかし、一方の中国の方だが火薬を詰めないと使えない火砲はお気に召さなかったらしく弓矢や弩などに押されてすぐに姿を消してしまったそうだ。

 さて、マドファだがこっちは欧州にて定着することになる。
 だが点火するのに、火の付いた縄や、松明などを使っていたのだが、どうしても点火しにくい。
 また、片手で保持するのでとうてい狙いなどつけられない
 そして、金属加工技術が進歩して、ちょっとした機械的仕組みを作ることが出来るようになった。点火用の火の付いた縄を保持固定して、レバー状の機構で必要な時に簡単に点火をする仕組みが考案される。
 これが『サーペンタイン』と呼ばれる仕組みで、銃の引き金のルーツである。
serpentinelockgun (1) 

 おそろしくシンプルである。
 でもこれが銃と言う武器のスタート地点なのである。
 まずはこの火を点火するシステムをどうするかが進化の最初の鍵となるのだ
 ここまでOK?

 そして次に導入された技術が『バネ』である。

 火の付いた縄を保持するアームをバネ仕掛けにしておき、小さなレバーを引いたときににアームが落下、火砲に点火される仕組みが作られたのだ。そう、ここで『引き金』が発明されるのである。
 これが大体1400年から1500年頃と言われる
 日本で言うと応仁の乱の頃である。
 これにさらに狙いを定め、命中率を上げるための『照準』がもうけられ、現在の銃の基本システムが完成されることとなる。これがマッチロックガンと呼ばれるものであり後に日本には火縄銃として伝来することとなるのである。

 実はここでもう一つ発達しなければならない技術がある。
 はじめのうちは鋳込んで作っていた銃の本体だが、それではあまりに重すぎ、運搬は困難だ。
 そこで鉄の板を巻いて円筒形状の物を作る加工技術や、鉄の筒の片方を閉じるための『ねじ』の技術などが導入される。時代的には15世紀~16世紀頃だ
 そしてこれが日本に伝来して『火縄銃』となる。

 ちなみに日本が銃を理解し、短期間で爆発的に普及さえた背景には、長年に渡る武家社会の戦争により刀や鎧を始めとする武器開発の技術が十分に発達していたと言う事情がある。いわゆる金属を叩いて加工する鍛鉄の技術である。
 これが日本の場合、日本刀の製造などで十分に技術が発達しており火縄銃の構造を理解し、再現できたからこそ、大量製造できたのである。
 つまりまず火縄銃レベルでも普及しているなら、かなりの微細な金属加工が可能な技術が存在していることの証明にもなるのだ
 何しろ、火薬の爆発の圧力に耐えられる構造をつくれるからだ。
 これは重要である。
 ここまでおK?

 さて銃身、点火構造、引き金、照準と大体の仕組みは出揃った。
 つぎは火縄に頼らない点火構造が求められる事になる

 次に登場したのは『時計製造』で有名なスイスで円筒状の火打ち石を発条仕掛けで回転させて点火する『ホイールロック式』と言うのが16世紀に発明される。
 背景技術は『時計』である

 だが、このホイールロックは普及しない。当然だ戦場でいちいちホイールを回すバネを巻いてられないからだ。なので更に火打ち石で瞬間的に点火する構造が17世紀に発明される。
 この頃にはさらに微細な金属加工が可能となっている。
 それを背景としたのが『フリントロック式』である

250px-FlintlockMechanism.jpg 

 初期のサーペンタインと比べるとかなりの進歩だ。メカニズムとしても相当に高度化しているのがわかると思う。だが点火は未だに、外部から火をつけると言う手段に頼っている。
 さらに簡便かつ速やかに点火する技術が必要となる。
 そこで化学技術の発達を待たねばならないのだ

 時代は18世紀まで進む。
 フランスのバンヤンと言うおっさんが(軍医だった)雷汞と言う物を発明する。
 水銀と硝酸からつくられたもので衝撃を与えると爆発し火花が散ると言う物だ。当然、これを銃への利用が研究される。なにしろ火縄銃やフリントロック式は雨に弱く。雨天では銃に点火できない。
 あの大量の火縄銃を導入したことで有名な、長篠の戦いでは、雨がふらなかったから、信長は勝てたと言う人が居るくらいである。
 しかしだ、雷汞は扱いが非常に難しい、ちょっとしたショックで爆発するからだ。安全に扱える仕組みを作らないと銃には適用できないのだ。

 ちなみにこの雷汞が発明可能と言うことであれば、錬金術や原始的精霊科学の域を抜けて、現代科学に通ずる科学的な薬物合成が可能な段階にまで文明がはったつしている事の証明となる。あるいはそれに比肩する魔法科学が存在するかだ。

 そして、この危険な雷汞を扱いやすくしたのが19世紀初頭にアメリカのジョシュア・ショウが発明した『雷管』である。
 真鍮などで出来た小さな金属キャップの内側に微量の雷汞を詰め、この金属キャップを叩くことで雷汞を爆発させる仕組みだ。これが発明されたことで飛躍的に火薬の点火は簡単になる。

 ここまで来ると、近代武器技術の世界まであと少しである。
 銃身の中に火薬を詰め、弾を詰め、銃の後部に取り付けた雷管を、引き金に連動したハンマーで叩く。現代にも通じる銃の基本システムがこれで登場したことになる。
 だが銃の先端から弾を込めるのは面倒だ。後ろから弾を込めたいと考えるのは当然だ。

 ここから技術の試行錯誤となり、
 ブリーチローディングや、
 ガス漏れをさせないミニエー弾、
 6連装の弾倉を発明したコルト式拳銃などが登場する。

 だが決定打となった発明――

 それが『薬莢』である

CART-2.gif 

 現代でも使用されている仕組みだ。ここで近代的な銃が完成することになるのだ

 19世紀の中頃にプロイセンやフランスにて発明されたと言われているが、現在でも使用されている前述の構造は1840年頃にフランスでの発明である。それが瞬く間に世界中にて普及。戦場のでの武器の主力を完全に槍や弓矢や騎馬隊などから、兵一人一人が銃を保持する時代となる。
 そして――
 現代兵器へとつながっていくのである。
 さてかなーーーーり駆け足で突っ走ってきた。
 いかがだろうか?

 さて、2回にわたってやってきた、銃講座、いったん終了である

 来週はいよいよ、プロット教室の第3回である!

 お題は『3つの幕と、ど真ん中』である。
 現在、資料収集中!!!
 ではアディオス!!

[ 2017/11/15 00:23 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

ライブツイートログ3【 脱線銃講座『硝石求めてンコまみれ』 】

 アクションを書きたいと思っているけど基礎知識がない人や、基本ファンタジーだけど銃を登城させる場合どうなるのだろう? と思っている人を想定してます。わしがグラウザーを書く上で長年集めた知識が土台なのだが・・・

 それではスタート!

 ライブツイート、銃についてのちょっとしたお話!!

 まず始めるのは『火薬』について
 なぜそこから始めるかと言うと、銃にしろ火砲にしろ、『火薬』が発明されてこそ出来るものだからだ。しかも火薬って以外と政治や地理的状況に左右されるものなのだ。これはファンタジーモノでも重要だ。

 さて火薬を作るのに必要なものとは?

 それは以下の3つの材料

1:炭素(石炭や木炭)
2:硫黄(火山があればどこでも取れる)

 この2つはわりと手に入る。実は意外と難しいのが次

3:硝石(硝酸カリウム)

 これが恐ろしく手に入らないのだ!
 ちなみに炭と硫黄は可燃物と助燃剤の役割をはたす。硝石はこれに対して、酸化剤と言って燃焼することで酸素を出し、より爆発的な燃焼を起こす役割が有る。ぶっちゃけ、硝石がなければ火薬も爆薬もできない。当然、銃も火砲もできないことになる。
 まずこれ。
 それで漫画のドリフターズを思い出せ。
 平野耕太さんの書いてる歴史上の色んな人がわんさか出てくるあの奇天烈な漫画でだが、あの中で剣と弓やしかない文明社会の中で、織田信長たち3人はまず『火薬』を製造するのに炭と硫黄はすぐに入手出来るとして、硝石に相当する物を集めるのにものすごい苦労をしている。
 なぜなら硝石は恐ろしく水に溶けやすいからだ! だから石炭などの様に地下を掘ったらすぐに出てくるという性質ではない。人為的に苦労して硝石に相当するものを作らないといけない。この硝石を作る方法がなかなか見つからないために、世界的に見ても火薬を発明出来る地域はごく限られている。
 日本で銃が大々的に登場したのは戦国時代だが、銃を使うのには火薬が居る。だが火薬を作るのには硝石がいる。しかし日本の様に多雨な気候では硝石は望みゼロである
 ではどうするか? 
 そう――、輸入するのである。
 戦国武将がバテレンのキリスト教を認めたのはここに理由が有るのだ。
 信長はキリスト教を認めたし、九州の島津はキリシタン大名も多い、
 そして、どちらも火縄銃の運用においては猛者である。そらそうだ、火薬に必要な硝石の入手で太いパイプを持ってるんだから。しかし、戦国時代後半、キリスト教は禁教となった。だが、銃はさらに爆発的に増えていった。

 なぜか?
 それは硝石を自己生産出来るように成ったからである。
 自分で作れるなら外国人に頭下げて異教を認めなくてもいいわな。だから、キリスト教は禁教として弾圧されたわけ。しかし、この硝石の自己生産というのが・・・

 あまり書きたくないが必要だから書く。

 はっきり書くと「アンモニア」を直接的な原料として原始的な方法で化学変化を起こして硝酸を手に入れ、それを濾過・凝集して純度の高い硝酸カリウムを生み出す。
 ぶっちゃけ言っちゃうと生物の遺骸や排泄物を原料に、土中内で自然細菌と反応させ、それに草石灰を混ぜ合わせて硝酸カリウムを長時間かけて生成していたのだ。
 日本国内だと富山と長野の県境近くの五箇山地方などが硝石生産では有名だった。あの世界遺産の合掌造りの中で硝石生産がせっせと行われていたのだ

 この他にも、人間の生活の場の土間や床下の土にも天然の硝酸カリウムは長い年月の間に蓄積されていく。これを定期的に回収して、煮詰めて凝縮して、硝石の結晶をつくる。ここまでやらないとファンタジー世界や、現実の中世世界での火薬は手にはいらないのである。
 つまり温暖湿潤な湿度が高い気候だと硝石は人為的に生産しないと手にはいらないのである。
 だが例外はある。雨さえ降らず、硝酸カリウムの原料となる「排泄物」が蓄積する環境があると例外的に硝石は産出可能だ。
 地球だと『チリ硝石』と言うのがある。
 どんなものかはググってもらうとして、当然そういうのがあって希少価値がアレば戦争の種にもなる。つまり、ファンタジー世界でも火薬を産出可能な文明とするには、この硝石を自然産出する地理的条件があるか、自己生産可能な技術的文化が無いとだめなのである。
 雨や緑が豊富な文明で火薬をバンバンつかってるとするなら、その国の何処かで、ンコまみれになって硝石を作らされている人が必ずいることになるのである。

(ご飯中の人ごめん)

 これが火薬の生産に必要な文明的条件の話である。
 だから中世の戦場では大砲を運用する人々と言うのは火薬の専門家であり、その生産技術や管理維持のプロである。そのため地位的にも高く、王侯貴族や諸侯も尊敬の念をはらっていたと言う。
 だが、火薬を調合する工程が黒魔術めいているので、しばしば魔女狩りや異端審問の対象になったこともあるとか

 さて・・・

 ちなみにこの炭と硫黄と硝石から作られるのが、

『黒色火薬』

――である。・

 原始的な化学技術の文明では、この黒色火薬が大半だった。だが現在は黒色火薬は使われていない。大量の白煙が出る問題が有るのと、水分を含有させないとだめで安定しないためだ。

 安定性とそして煙の出ない火薬――

 それを『無煙火薬』というのだがそれは銃の発明過程のあとのお話である。

 ここまでOK?
 さてこの次が『銃の誕生』へと繋がる。
 ファンタジー世界や戦国時代では同じみの『火縄銃』である。

 なんか銃の歴史解説みたいになってしまった(;^ω^)

 次回は『火縄銃から近代銃へ』

ファンタジーノベルにおける、銃の文化的なレベルとの対称性について書く。

さて今回はこの辺で!!!
でわ!!

ζ
■D:美風

[ 2017/11/15 00:08 ] ライブツイートログ | TB(0) | CM(0)

レビュー作成裏話【美風慶伍の頭の中】 第3回 【 左団扇奇譚 】

はい、3回目となる『美風慶伍の頭の中』

今回はコンビキャラです。
キャラたち物の中でも一度は書いてみたいと皆さん思ってらっしゃるんじゃないでしょうか?
商業作品でもコンビキャラで人気を博しているのは決して少なくありません。
ですがいざ書いてみようと思うと・・・
今回はそんな『コンビキャラ、キャラ立ち』物の作品のレビューについてです


でははじめます。
【 美風慶伍の頭の中 】

第3回
作品名 【 左団扇奇譚 】
作者 【 音叉 】


 コンビ物、アニメでも漫画でも映画でも王道を成すジャンルである。
 何か一つ出してみろ! と言われたら誰でもすぐに出せるだろう。
 
 仮面ライダーだったら仮面ライダーWの左翔太郎とフィリップ、
 ロボットヒーローだったら宇宙鉄人キョーダインのスカイゼル・グランゼル
 
 洋画の警察物だったら、48時間のジャック・ケイツとレジー・ハモンド
 ハリウッド映画ならMIBのKとJも忘れちゃいけない。
 
 テレビドラマからも色々
 あぶない刑事でのタカとユージ
 噂の刑事のトミーとマツ
 TRICKからは山田奈緒子と上田次郎
 SPECからは当麻 紗綾と瀬文 焚流

(あ、相棒はここでは認めない、あまりにパートナーを変えすぎでしょう!)
 
 古典小説なら推理作品からホームズとワトソンも有るだろう
 
 漫画では
 ちょっとマイナーだがNERVOUSBREAKDOWNの安藤一意と三輪青午
 トライガンからはヴァッシュ・ザ・スタンピード&ニコラス・D・ウルフウッド
 寄生獣からは新一とミギーもか
 バクマンから、サイコーとシュージン
 鋼の錬金術師からは、エドとアル
 うしおととらも入れとこう
 キャプテンハーロックとトチローの古典コンビも入れておく。

 アニメからも
 ご存知、ルパンと次元、
 TIGER & BUNNYからは虎徹とバーナビー
 初代プリキュアのなぎさとほのか
 カウボーイビバップからはスパイクとジェット
 
 やってるとキリがないのでこの辺で(笑)
 
 だが、これらのキャラクターたちの名前を見ただけで、その作品の内容と世界観がリアルに脳裏に描かれるはずだ。その二人がコンビを組んでいる。ただそれだけでも物語世界の看板になる。それだけのキャラの作り込みが要求されるのだ!
 
 よく見て欲しい。上記に並べたキャラたちを。
 その殆どが〝過去〟において何をしていたか? と言う〝歴史〟がしっかりと書かれているキャラばかりなのだ。二人の人物が存在し、そして必然性があり出会い、絆を結び、一つの目的へと向けて行動する。そして困難を乗り越え、大きな事件を解決する。そのコンビが二人揃っての行動そのものが壮大なドラマとして結実しているのがコンビ物のスタイルなのである。

(ちなみにこれは私基準だが、たんに仮面ライダーの1号2号の様に単に二人揃ってると言うだけではコンビと呼ばない理由がここにある。常に二人揃ってこそのコンビなのである。ドラマの相棒を除外したのもこれが理由。あれだけパートナーを使い捨てにしてたらもはや相棒じゃなくて右京個人のドラマである。最近はそれが視聴者にもバレてきてるから人気が下落しているのである)
 
 さて、今回のレビュー対象の【左団扇奇譚】である。
 
 その表紙イラストを見た瞬間に思った。
 
『あ、コンビキャラで勝負をかけてる』

 表紙イラストの立ち位置だけでそのキャラクターの関係性が匂ってくるのだ。これをコンビキャラ物と呼ばずにどう呼ぶだろうか? 期待して表紙をめくって中を読み始めればもうそこはめくるめく夢の世界である。
 
 登場するコンビキャラは以下の二人。
 
 洋装と黒猫が印象的な雨下石亜緒 
 和服と日本刀が印象的な渚蘭丸
 
 イラスト抜きでも文字だけでもその印象的なまでのコントラストがくっきりと浮かんでくる。
 青と黒それがこの二人のイメージカラーだ。
 
 さらに、その性格、立ち振舞、嗜好、関係性、それらが冒頭部の短いスパンで分かりやすく伝わってくる。
 そして、そのキャラクター完成度が半端ないくらいに高いということも。
 
 ならばレビューの方向性は決まった。コンビキャラ推しで徹底的に行くしか無い。コンビキャラとはなんぞや? と言うことを解説して、この左団扇奇譚の亜緒と蘭丸がどれだけコンビキャラとして完成度が高いかを徹底的にアピールするしか無いだろう。
 
 そうなると問題になるのは『コンビキャラ』とはなんぞや?
 
――と言うことである。
 さてではそれについて以下に列記する。コンビキャラの要件である。

 
1:目的として同じ方向を向いている

 当然である。行動目的を同じとせずバラバラの方向を向いているものをコンビは言わない。
 コンビ物が事件解決を旨とした、刑事物や探偵物、あるいは壮大な目的を持った冒険者やヒーロー物が多いのにはこの辺に理由がある。
 
〝目的として同じ方向を向いている〟これを象徴するキャラがバクマンのサイコーとシュージンである。作画担当のサイコー、原作担当のシュージン。彼らが互いに足りない部分を補い合いながら、漫画家デビュー、そして連載獲得と言う共通の目的へ向けて邁進する姿そのものがバクマンの物語の〝核〟となっている。

2:華麗なコントラストをなす対象的な個性

 キャラの個性が異なって居なければならないのは当然であるが、それ以上に〝対象的なコントラスト〟を描けるほどに際立っている必要がある。
 
 仮面ライダーWの翔太郎とフィリップを見れば一目だ。
 行動的であり一人の探偵として事件現場や被害者の下へと積極的に関わろうとする翔太郎に対して、基本引きこもりであり自分が関心を持ったものにしか関わろうとしない受動的なフィリップと言う正反対のキャラがうまい具合に物語の中で動いているのが解る。
 だが、それぞれの個性を細かに見れば、案外にナイーブで揺れやすく感傷的な翔太郎に対して、理性的であるが故に動じることがなく芯がぶれないフィリップと言う性格面でのコントラストもはっきりしている。
 そのコントラストぶりが物語の中で翔太郎とフィリップを交互に陰と陽にし、物語をよりダイナミックなものに仕上げているのである。
 自分が家族に関する記憶を持っていない事からパニックに陥るフィリップに対して、繊細で人の心に寄り添える翔太郎がフィリップの気持ちを癒やしコンビとしての絆を再確認するエピソードや、自らの能力がフィリップと差がついてしまったが故にコンビの危機を迎えた時に、フィリップのブレない知性派としての立ち位置が翔太郎を奮起させるきっかけになるエピソードなど、二人の絆が物語を盛り上げるエピソードには枚挙にいとまがないくらいである。
 Wがヒットしたのは当たり前といえる。
 
 
3:コンビでワンセットとなる造形美

 いわゆるビジュアリティだ。
 外見の見かけが曖昧で区別がつかないようでは意味がない。
 また2の互いの個性のコントラストがヴィジュアルに反映されるくらいに現れている必要がある。
 
 例えば鋼の錬金術師のエドとアル、
 低身長でつり目でフットワークの軽さが現れたまとまりの良いデザインのエドに対して、ずんぐりむっくりとした重厚な鎧その物の外見のアル。そのコントラストは二人の兄弟の個性にシンクロしている。積極的かつ短気で衝動的な兄に対して、温和で理知的で何事にも慎重な弟、そしてその二人が禁忌により失った〝手足〟と〝全身〟と言うショッキングなビジュアルが反映される事により、二人の兄弟の過去に対する深みと説得力がより強く描かれる。
 
 ルパンと次元もそう。
 二人ともスーツ姿だが、原色の極彩色が多いルパンに対して、黒やグレーのモノトーンが多い次元。色合いだけでも明確な違いがありそこに二人の性格的な違いが明確に現れているのが解る。さらに次元は常に愛用の帽子をかぶっておりそこに〝自分〟と言うものをあまり表に出さない次元のパーソナリティを明確に表し、逆に表情豊かに素顔(?)で行動するルパンとの違いを現している。
 
 これがプリキュアのほのかとなぎさになるとさらにわかりやすい。
 二人とも学生であり制服姿で居ることも多いためビジュアル的な違いが出にくいように思えるが、ショートカットで茶髪でつり目の渚に対して、黒のロングヘアの穏やかな目線のほのか、そして目元の細かなデザインの違いが、二人の個性と性格の違いを明確にシンボリックしているのは興味深い。
 

4:どちらも尖った形で有能

 当然である。
 コンビを組む以上、片側だけが有能でもう片方が足手まといではコンビとはならないのである。
 
 NERVOUSBREAKDOWNの安藤一意と三輪青午
 鋭い推理能力があり知性派の権化のような安藤だが、その実、救急箱が手放せないくらいに身体が弱い。ちょっと走っただけで倒れるくらいである。洗面器が愛用アイテムで常に嘔吐しているのだ。それに対して三輪は頭脳まで筋肉で知性はアウトだが、肉体に関しては誰にも負けない。行動力、機動力、戦闘力、どれをとってもケタ違い。安藤が動けない状況でも安藤を背中に抱えて犯人と戦えるくらいである。
 頭脳と肉体、あまりに明確なくらいに対象的な形で、その能力が発揮されている。
 
 寄生獣の新一とミギー――
 彼らの場合はやや特殊だ。
 肉体としての本体である新一はまるっきり普通の高校生男子である。それに対してミギーは寄生生物であり、他の凶悪な寄生生物と戦うにはミギーの身体能力に頼るしか無い。
 だがミギーは所詮寄生生物であり人間社会のそれに対してはデリカシーが無くその正体が露見すれば窮地に陥るのは明白である。
 これに対して、はじめは平凡な市民だった新一が、寄生生物との闘いを乗り越えるたびに一歩一歩成長し、時には肉体面でも変化を起こし、単独でも戦えるほどに能力が強化されていく。
 またミギーははじめこそ不気味な生物でしか無かったのが、その理解力と知性力故に人間社会に対して理解を深め、宿主である新一を守るためにはどのような力が必要なのか? そして新一をどう守っていけば良いのか? を懇切丁寧に気遣うようにまでなる。さらには自分自身が弱体化する危険を押してまで新一を救おうとするのである。
 二人の能力の変化と成長が、物語にまで反映されているケースである。
 
さて、翻って左団扇奇譚の二人はどうだろうか?


1:目的として同じ方向を向いている

 これはわかりやすい。
 魑魅魍魎が当たり前に存在する街で妖怪退治の会社を共同で営んでいる。そして当面の目的は金、それも生活費である。(ただし仕事には困窮している(笑))
 
 
2:華麗なコントラストをなす対象的な個性


 作中冒頭にこんなシーンが有る。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーー
 突然来客を告げる呼び鈴が鳴る。

「客か!」

 亜緒の期待と願望が声になる。

「借金取りかもしれないから迂闊に出るな!」

 一方で蘭丸は慎重である。
 呼び鈴一つ取っても二人の受け取り方は異なる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

 この一つをとっても、楽観的であっけらかんとした亜緒に対して、何事にも慎重で警戒を怠らない蘭丸の性格が如実に現れている。ただ物語が進む連れてただそれだけではないと言うことも明らかになっていく。(ただそれについてはここでは書かない。ネタバレになるので)
  

3:コンビでワンセットとなる造形美

 これも明確だ。
 洋装で古式ゆかしいドレスコードに従ったワイシャツにネクタイにベスト姿の亜緒と、
 和装の着流しの着物姿で長髪の蘭丸と、一目で違いが解る。
 
 さらには二人のキャラクターの個性を象徴するマストアイテムも明確な違いが有る。
 
 亜緒が不可思議な黒猫を常に抱いているのに対して、
 蘭丸がその手に常に携えているのは剣呑ささえ感じられる日本刀である。
 
 映像美としてもわかりやすいのである。
 

4:どちらも尖った形で有能

 蘭丸はわかりやすい。その日本刀から剣術(特に居合抜刀術)に対して秀でているのは明確である。
 それに対して亜緒は、妖怪にまつわる事案に対しての造詣の深さを持ち、妖獣鵺を使役する陰陽師である。妖怪退治に対しては、蘭丸が最前線で剣を振るい、亜緒が参謀として能力を発揮することとなる。 
 この点においてもコンビネーションの高さは明白である。
 
 そして当然ながら、これらの4つのファクターの他に一つの〝人〟として外見、癖、性格、欠点、口調、所作、嗜好、能力――などを細かに作り上げ、キャラクターとして成立させることが求められるのである。
 
 しかしながら、コンビという形での二人のキャラクターの造形――それが完璧に出来上がったとしてそこで終わりではない。
 ここまでの人物としての要素はお話の中での『横糸』に相当するものである。この横糸に加えて必要となるのが『縦糸』となる〝過去〟なのである。

 つまり――『現在に至るまでに何があったのか?』
 これを書かねば『なぜコンビが成立したのか?』と言う根源的なものが成立し得ないのである。
 
 先に上げた作品例の中のから一例をあげよう。
 
 宇宙鉄人キョーダインだが、彼らがメカの身の上で兄弟としてコンビを組んでいるのには訳が有る。
 侵略者ダダ星人にサンプルとして、父ともども兄葉山譲治と弟葉山竜治はダダ星にアブダクトされたのだが、実は彼らには弟がもう一人居た。葉山健二。地球で孤独に暮らすことになってしまった弟の身を案じていた。
 だがこれと共に、彼らをアブダクトしたダダ星人には、資源豊富で生物生存可能な有益な惑星である地球を侵略する意図があった事を知る。優秀なロボット学者であった葉山兄弟の父は、ダダ星の宇宙文明を取り込みつつ兄譲治と弟竜治の人格と記憶とコピーしたアバターロボット、サイバロイドを作り上げる。そして密かに地球へと送り出すのだが――
 
 このサイバロイドには二人の兄の〝人格〟と〝記憶〟が宿っている。と言うのがミソ。
 単に正義の味方スーパーロボットとして地球防衛をするのではなく、3人兄弟の2人の兄としての過去が宿ることで、二人の兄の身代わりロボットとして、末の弟を家族として守るという〝理由〟が加わることとなる。
 これが二体のロボットが、二人の兄としてコンビを組んで侵略者と戦う最大の理由となるのである。
 
 さらに鋼の錬金術師からは、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリック
 これは説明不要なくらいに有名である。
 幼くして錬金術に類まれな才能を発揮していたエルリック兄弟
 全てはやさしい母さんが喜んでくれるから、ただそれだけのため。だが、彼らの父であるホーエンハイムが姿を消し、残された母が流行病で命を落とす。孤独になってしまった兄弟は錬金術において禁忌とされている『人体錬成』で失われた母を取り戻そうとする。だが当然ながらこれに失敗、禁忌の代償として兄エドは左足を失い、弟アルは全身を失うことになる。これに対してエドは自らの右腕を代償としてアルの魂のみを取り戻す。
 そして、右手と左足を失った兄と、全身を失い鎧にその魂を定着させた弟、二人は互いの身体をもとに戻すことを願い、そしてその手段として『国家の犬』と揶揄される国家錬金術師への道を志す。それ以後の苦難に満ちた彼らの旅路は私よりも皆が詳しいだろう。
 
 
 ならば左団扇奇譚の二人ならどうだろうか?
 実はまだそこまで本編の中で詳らかにはされてない。
 亜緒の実家である雨下石家は妖かし調伏の大家であり、亜緒の実父はその筋では誰もが恐れる最凶の人物。亜緒は何ゆえか実家から離れ、蘭丸とともに暮らしている。
 対する蘭丸の過去となると更に謎である。所有している妖刀に絡み因果を背負っているのは確かであり『闇子』なる不可思議な人物の存在と、彼自身が己に課している〝生きている人を斬らない〟と言う誓約にが有るということだ。
 ここから読み取れるのは、亜緒の〝しがらみ〟であり、蘭丸の〝因果〟である。
 それが物語が進むに連れて紐解かれていくかのように少しづつ明かされていく。そして、これこそが左団扇奇譚の〝縦糸〟である。
 
 この縦糸と横糸が交差することで、そこに壮大なドラマが生まれる。
 そして、そのドラマは全て、雨下石亜緒と渚蘭丸と言う二人のヒーローを輝かせる、ただそれだけのために費やされるのだ。
 否、そもそもコンビ物と言うのは、コンビを組む二人をいかに物語世界の中で輝かせるか? と言うことに本来の主眼がありそこを成立させずにコンビ物のファクターは満たされないのである。
 その点においては、左団扇奇譚は見事に成功しているといえるだろう。
 
 そしてそれらの論理について記したのが以下のレビューである。

【最高レベルのキャラクター造形が光る! 和風テイスト妖かし始末人奇譚!】

★対象的な個性の男がコンビをなし、トラブルや事件を解決する。いわゆる『キャラ立ち』物としては王道と言えるスタイルだ。古典作品から名を出すなら〝ルパンと次元〟〝ホームズとワトソン〟〝スパイクとジェット〟――彼らなら名前を出すだけでその人物としての全てが克明に想起されるだろう。『名前だけでキャラクターの足跡になる』それほどの作り込みが要求されるのだ。この手のジャンルには。
★だがこのキャラクター造詣がコンビキャラの場合、恐ろしく難しいのだ!
★なぜなら〝目的として同じ方向を向いている〟〝なおかつ華麗なコントラストをなす対象的な個性〟〝コンビでワンセットとなる造形美〟〝どちらも尖った形で有能〟――などなど要求されるファクターは多岐に渡る。これになおかつ一つの〝人〟として外見、癖、性格、欠点、口調、所作、嗜好、能力、経歴――、あらゆるものを息をするように自然に臭ってくるまで作り込まねば、そのキャラクターは生きてこない。これを二人分きっちり。
★はっきり言おう。やろうとしてできることじゃない。
★さて本作。
★万年金欠のコンビ、雨下石亜緒(しずくいし あお)と渚蘭丸(みぎわ らんまる)かれらが営む妖かし始末屋『左団扇』で物語ははじまる。万年貧乏のエキスパート。王道である。そこに持ち込まれる〝事件〟それを2人が鮮やかに解決すると言う形が物語の〝横糸〟の基本フレームだ。
★それに対して〝縦糸〟として亜緒と蘭丸の過去が絡んでくる。亜緒の〝しがらみ〟蘭丸の〝因果〟物語が進む度に2人の過去が紐解かれて現在へとたどり着く。
★しかし、それらの縦糸横糸の織りなす舞台装置は全て、亜緒と蘭丸と言う2人の主人公を輝かせる最高の演出として費やされる。作者がどれだけこの2人に愛情を注ぎ込んで育てたかが伝わる。感服するくらいである。恐るべき母性だ。おかあさん! 貴方の2人の息子は立派に育ってますよ!
★華麗なる妖かし始末人の生き様、とくとご堪能あれ!


 以上だ。
 それにしても表紙のイラストは見事だ。
 コンビキャラ物としてのビジュアルイメージを焼き付けるには最高の手段である。
 だが本文がイラストに負けないだけのボリュームとクオリティを有している。
 これからも期待できる作品である。
 
 
 さて、次回は――
 
 堂々たるSF抒情詩スペクタクル作品
 
 タツマゲドンさんの『【THE TRANSCEND-MEN】 -超越せし者達-』
 
――を予定している。
 
 タツさん。後日ご挨拶にまいります。
 
 でわでわ!!
 
 
 ζ
 ■D:美風
 

小説のネタになりそうな色々を探してみた6『映画や漫画で見たあの銃っていったいいくらするんだろう?』


基本的な問題ですが銃って結構します。
性能の良い銃は更に高いです。
あと生産国によっても変わりますが、自由主義国の銃は高いです。自由経済により値段が変動しますから。逆に社会主義の国の銃は比較的安いです。ただロシアは安くて性能が比較的いいんですが、中国は安くて粗悪です(T_T)
ちなみに一番高価なのは『日本の銃』
そもそも需要がない上に市場マーケットから排除されてますから。
(だからこそ日本の軍事産業関連は海外輸出をしたがってると言う事情がある)

ちなみにお値段という面では、ルパン三世が使ってるワルサーP38は現在生産されてません。
アンティーク扱いで非常に高額です。ルパンが再生産されたレプリカを使ってるとは考えられないので、アンティークで入手したオリジナルを金をかけてフルカスタムして使っているんじゃないかと思います。
次元のS&Wのマグナムリボルバーも、専門のガンスミスでお金をかけてメンテしてるんでしょうね。
ちなみに銭形警部はコルトガバメントだそうです。
日本警察は国産のニューナンブか、自衛隊採用のシグ226辺りで、ガバメントは希少です。
海外に出た際に自分で購入したのかもしれません。あるいは警察関係者から貰ったか。


小説のネタになりそうな色々を探してみた5『ヤクザ屋さんとゆかいな拳銃たち』

 

暴力団が使う拳銃というとロシア製のトカレフが有名ですが、実際にはそれ以外にも色々と使われてます。トカレフは古い銃でして現在は正式採用から外されています。現在流通しているのは中国などで作られた『黒星拳銃』と言うコピー品です。
そのため、暴発が多いのですが、トカレフは本来耐久性があり暴発しにくく、極寒のロシアでも安定して作動する優秀な銃です。